日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

輪るピングドラム。

2012-01-20 21:35:29 | 感想
人は愛される事で生きる意味を知り、

人は愛する事で生きる意味を与えられる。


監督である『幾原邦彦』氏の作品で初めて見たのは『少女革命ウテナ』でした。

その頃、僕はまだ小学6年生かそこらで作品の意味もわからずオープニングのかっこいい感じだけで見ていた、
内容は、お姫様を守るためボーイッシュな女主人公が一騎打ちをして戦う話だっと思う、
その中に同性同士の恋愛感情が描かれていたと思いますが
結局、意味は分からなかったです、ただ良い終わりではなかった気がします。


今作『輪るピングドラム』は、そんな幾原監督の久しぶりの監督作品で、
原案・監督・脚本・シリーズ構成と完全な幾原作品としては初めての作品だ。


内容は親の居ない三人兄弟(兄二人妹一人)が仲睦まじく暮らしていた。
妹は体が弱くでも明るい性格から、兄二人は献身的に接していた、
がある日、突然死んでしまう妹、それを生き返す謎の帽子。
帽子をかぶった妹は帽子に人格を乗っ取られ性格が一転、

そして妹はこう言う、


「きっと何者にもなれないお前たちに告げる、妹を生かしたくばピングドラムを手に入れるのだ、

 生存戦略しましょうか」



作品冒頭は、

妹である高倉 陽毬(たかくら ひまり)を生存させるために奮闘する兄二人 高倉 冠葉(たかくら かんば)と高倉 晶馬(たかくら しょうま)、

そして、おそらくピングドラムを持っている荻野目 苹果(おぎのめ りんご)、

を軸に話が進んでいく。

ピングドラムとは何で、何故妹は蘇生し、高倉家の両親は何処に居るのか、
一話からいくつもの謎を生み出しながらも

ポップにそして変態に展開していく話に、
真面目と笑いの平行線を乱されながら進んでいく。


『少女革命ウテナ』で暗い印象を持っていた僕はこれがフリになって
どんどん暗くなるんだろうなと覚悟していました。

そして予想通り泥沼化していき、その中で明かされるいくつもの"実は"に
その都度、頭の中で整理をして、

気づけば複数の話が展開されていて合わさり一つへと集約していって、

そしてその複数の話は見終わってみれば、最初から最後まで、それは全て愛がテーマだったのだと知った。

最終話最後の少年たちの会話がこの作品の全てなんだと思いました。

奇抜な演出と、複数の設定をうまく織り交ぜる構成
そして強く示されるメッセージ性がこの作品の面白さだと思います。

一見意味が無いような言葉や台詞、演出にちゃんと意味があった事に
見ていていく内に気づきそれがまた何か繋がっている。

作品を見ている間、あれは何だろう、そういう意味だろうなと色々思考を巡らせながら楽しめて
もう一度みてもまた新しい発見があって楽しめる。

それが輪るピングドラムという作品でした。

色々話の展開を書きたいですが作品を見る時に邪推なので
まっさらな気持ちで見て欲しいそんな作品です。

94点。

机の広さ。

2012-01-19 20:17:10 | 日常
やっぱり今の机の広さじゃ足らないなぁ。

まず絵を描くスペースとパソコンを一緒にしてるのが問題か。

アナログで描く時にキーボードをどかしデジタルではペンタブとキーボードを出して紙などをどかす、
それをやりだすと他に置くものがなくなる。

どうしたものか。

それと今、
運動、旅の日記、勉強、絵、手続き等々やることがたくさんあって毎日なにをやるか箇条書きにしておかないと
効率的に動けないです。

もうすぐ手続き関連がすべて済みますが、下調べが残っていてまだ落ち着かない
なりより勉強を優先した方がいい気がしてました。

絵の優先度が。。。

西日本旅 九州・鹿児島編 四十一日目。

2012-01-18 15:19:07 | 西日本旅2 四国~
12月7日(水)

準備の日。

早朝、片付けとご飯を済ませ、一度鹿児島市を離れて、

体を清めるため温泉博士片手に、温泉『あったろう』へ。

あったろうはオープンしたばかりで綺麗な建物、
温泉は、浴場が2つとサウナ。

開店に合わせて行って独り占めでした。

疲れを癒し、鹿児島市に入り海岸線を目指していると、
観覧車を見つけてその方に行くと鹿児島中央駅がありました。

この旅を始めて気づいた事、意外と観覧車付きの駅はある。

因みに三重では名古屋の栄駅が有名ではないでしょうか。

観覧車の正体を突き止め海岸線の方に行くと、
道沿いに出入りの激しいお店を見つけて寄ってみました。

そこは、『現金問屋 あけぼの』思惑通り安い!

食料を買い込む予定だったのでここで買うことにしました。

中でも500グラム98円の乾燥スパが安い。

ウェイパーがなかったのでワンロンという同種の調味料。
86円6切れの食パンなどを買ってお店を出て、

鹿児島県庁を見てフェリー乗り場へ。

しかしそこにあったのは、ターミナルではなくコンテナでした。

中に入り手続きをします、

手続きの紙に、往復の日時を書く欄があって予定は9日だってので
9日と書いて一応、この日を過ぎると券は買い直しですかときくと、
往復の割引は無いので決まっていなければ片道だけでいいですよと言うことで、
行きの券券だけ買い時間まで待機。

これから歩きになるので要る荷物を纏めて原付を置いていきます。

やがて乗船時間になり乗船。

船はフェリー『ハイビスカス』。

行き先は屋久島です。

西日本旅の一番の目的、それは屋久島、縄文杉登山。

出発した頃は、鹿児島県は南国だからと思っていただけに、
旅中屋久島の事を調べていて、屋久島には一年の季節があり雪が降ることが発覚。

そのサイトによると12月からシーズンオフに入ると書いてあった。

シーズンオフと云えば、富士山が思い浮かんだ、
冬の富士山は夏は別物の高難易度山に変わる。

もちろん雪が積もるからで、装備も全く違うものになる。

そして僕に冬登山装備なんてない。

焦った僕は先ず屋久島観光センターに電話、
詳しい話を聞くとシーズンオフで入山禁止になることはないが
アイゼン等、雪山の装備がなければ危険という事でした。

そして電話をした11月下旬現在は降雪の情報はないという。

それからはフェリーの日時と気候を見ながら急いで鹿児島まで走るようになったわけである。

其の甲斐有って降雪までに屋久島に上陸出来る事に相成った訳です。

これから種子島経由で13時間の航路を行き愈屋久島に上陸です!

西日本旅 九州・宮崎ー鹿児島 編 四十日目。

2012-01-18 13:55:00 | 西日本旅2 四国~
12月6日(火)

予定では鹿児島に入る日。

道の駅『日向』にて起床。

広島県からずっと急いできたので何とか鹿児島を射程圏に入れ、
気温が温暖ということもあり、ここで少し荷物を整理して余裕を持って出ることに。

ボチボチと※ご飯を作りながら片付けをします。

※ ここで中途補足。僕のご飯とは乾燥スパゲッテイの事で、これを茹でて調味料を入れて食べる素パスタが主食です。

日記の中で、スパ、ご飯等で出てくるのはこれの事です。


さて片付けをしてご飯を食べていると、
オジサンが、兄ちゃん昨日鍋を外に出しとったやろ?外に出しとくと盗まれるで、俺もな~

と話しをしました。

大分出身の方で、時々車中泊で旅に出ているらしいです。

九州の気候を聞いてみると、海から温かい風が流れてくるから宮崎県が一番温暖らしく、
鹿児島、特に鹿児島市方面は寒いそうな。

九州は温暖だろうというスタートから、意外と寒いことに気付き、
宮崎より下は温暖だろう、から現状が暖かい方という、
自身の南下と共に南国のイメージも南下している。

果たして南国はあるのだろうか。


おじさんと別れ出発。

国道十号線を走って宮崎市に入り宮崎県庁に到着!

門の前に警備員が立っていたので、庁舎の写真を撮っていいですかと聞くと、
どうぞ撮ってください!と気持ちよく答えてくれたので門の前で全景をとっていると、

中に入ってもらっていいですよ!もっと近くで撮ってください!と
いうことで近くで撮って、ありがとうございました宮崎県庁を後にして更に南下。

途中、道の駅『フェニックス』という名称に惹かれて行ってみると、
フェニックスという木のことでした。

そういえば地元にフェニックス通りという並木通りがあるのを思い出しました。

フェニックスは高い崖の上を走っている道にあるので、
そこからの景色が綺麗です。

高台から海を見ると、珍しい岩礁地帯を見つけて近くで見ようと思い階段を降りていきます。

その岩礁は岩が斜めにきり立っていて形は⊿な感じです。

⊿⊿⊿⊿⊿⊿⊿が沖と水平に続いています。

沖から来た波が、岩と岩の両脇から隙間を通り押し寄せてきた波が途中でぶつかる
という珍しい光景を見つつ。

沖に釣り人がいるのを発見して沖まで行こうと岩礁を渡り始めました。

渡っていくと途中に1メートル程幅がある場所があって、
飛べば行けるけどリュックがあるし足場が斜めで危ないかなと思いながら
幅の狭い所を探して斜めの足場を横に進んでいた時でした、

ズルッ!

(お?おぉ!)

次の瞬間、僕は海に立っていました。

岩礁の水場は浅く膝下ぐらいで、足を滑らした僕は下半身を犠牲に荷物を守ったのでした。

そして、奇譚のなくなった僕はリュックを岩礁に置いて
ザブザブと1メートルの幅を渡り、行けるところまで行くと釣り人の居る所は更に向こうでゴムボートで行き来しているようだったので諦めて岩礁を見てリュックを回収して道の駅まで戻りました。

結局3回滑りました。

幸い晴れなので下着だけ着替えて後は自然乾燥することにしてトイレに向かうと丁度ライダーの人が居たので、すいません。と濡れた姿を撮ってもらって少し話しをして、出発。

おもわぬハプニングで時間を取られ鹿児島県に向かいます。

日南市で祇園神社という天然の洞穴に祀られた神社を見つけて、
中に入って行ってお参りをして出てきて入り口を見ている音が反響していることに気付きました。

海の近くなので波の音が洞窟で反響で聴こえてくるのでした。

(すげぇ、天然のサラウンドスピーカーだ)

立派な洞窟に感嘆しつつ海岸線を離れて鹿児島県へ。

そこからはひたすら走ります。

鹿児島県に入り、霧島連山を横目に走り桜島を望みながら鹿児島市に到着!

鹿児島市は都会で路面電車も走っていて人の多さに若干引きつつ、寝床を探し、
フェリー乗り場のポートエリアで寝ることにしました。

テントを張っていると下のザラザラしたのが砂ではない事に気付きました。

ずっと黒い砂だと思っていたソレは火山灰で、そうなってくると
そこら中火山灰が降り注いでいることに。

桜島を見ると煙を延々と上げていますが、こちらには向いていない。

風向きによっては大変な事になるんだろうなと思いながらご飯を食べて明日に備えて就寝。

なんとか12月6日に鹿児島市に入ることが出来、気温も上々(宮崎よりは寒い)で、
遂に愈明日から、この西日本旅の発端にして本懐、
これを成すために急いで来たアル挑戦が始まります!!

スマートフォンの可能性。

2012-01-17 10:03:46 | 日常
最近メールでやり取りする事が多く、なるべく早く済ませたくてもEメールでのやり取りでは外出中には滞ってしまいがちでした

しかしスマートフォンのGmailを使えばパソコンでやり取りしてそのまま外ではスマートフォンで継続してやり取りが出来る。

スマートフォンの多機能性柔軟性は本当に半端ないです。

FOMAの時分、毎月三千円で済んでいた料金が今は本体の分割支払い含めて一万三千円になってますが
損だと思えず寧ろ妥当だと思える程応えてくれる。

本当に便利な時代になったものです。

あれ、おじさんくさい!

西日本旅 九州・熊本-宮崎 編 三十九日目。

2012-01-16 23:11:16 | 西日本旅2 四国~
12月5日(月)

(寒い、これは死ねる・・・)

命の危険を感じる寒さに体をあっためなければ死ぬと思った僕は寝袋から出て外を確認すると、

道路標識の温度が0度を表示指定しました。

(これが0度か・・・)

0度は余裕そう・・・そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。

体温を上げる一番効率が良いのは体を動かすこと、ということで黒川温泉を散策します。

時間は朝4時あたりは真っ暗でひとけはなく、

突然の便意に応える公衆トイレもあいてなく。


まぁどこかにあるだろうと楽観的に歩いていても全然見当たらない、攻め立てる便意。

これはいけないとバス停に戻り原付に乗ってどっちに行くか考えました、
今この時一刻を争う時、人間の尊厳を守るための選択。

数キロ離れたところにあるパーキングエリア、一方にある24時間ではないコンビニ。

どちらも周りに山しかなくそこで出来なければ終りに近い。

(どっちに行くか・・・コンビニだ!)

最悪コンビニが開いてなかったとしてもそこから数キロで町中に出る、それでいこう!

コンビニに向かって原付を走らせると、やはり電気が点いていない。

(やっぱり開いていない・・・あれ?あのおばぁちゃん入っていったぞ?)

中に入っていったおばぁちゃんを伺うため中を覗くと人が居ました。

すいません!トイレ貸し下さい!と扉を開けると、

そのテンションとは裏腹に、どうぞ~というおばぁちゃん。

そして事無きを得た僕はお礼を言ってコンビニを出ました。

黒川温泉街に戻って続きをゆっくりと見て次に向かうため阿蘇市に入った時、

(は!?朝霧の風景を忘れていた!)

と昨日地元の人にすすめてもらったことを思い出しながら阿蘇市を抜けて阿蘇山に向かいます。

阿蘇山を迂回するように走って行って反対側にある草千里に来ました。

名の通り草原が千里拡がっているのではないかという広大な草原風景がそこにあります。

何度目かの内心やっべー発動。

切り立つ阿蘇山広がる草原湿原がサバンナを彷彿とさせます。これは釧路湿原以来!

道沿いは観光客が沢山居てゆっくり見れない、しかも草原の中に入っていいようだ。


行くしかあるメェ!

最初はゆっくり歩いて平然を装い、ある程度道から離れたら駆け出します。

(うおー!うおー!)重いリュックを揺らしながら息を上げて走り小高い山の上に立ち周りを一望。

自然を果て無く雄大だ。
一生を使って世界を肌で感じていけたら素晴らしいだろうなぁ。

でもそれでは子孫を繁栄出来ないからどちらを選ぶしかないな、答えは出てるけども。

帰りはゆっくり戻ります。

というのも草原は牧場になっていて普通に糞が落ちていました。

行きも飛び跳ねながら躱してきたのでした。

道路まで戻ってきて阿蘇山に向かいます。

阿蘇山山頂付近まで来るとゲートがあります。

阿蘇山は活火山なので危険なときは通行止めになるようです。

今日は・・・通れず!!!

有毒ガス発生中の第一次警戒らしく車のみ入れるということでした。

阿蘇山上神社でお参りをして遠くから山頂から上がる煙を見て阿蘇山を下りました。
実際その辺りでも臭っていたので長居すると危ないかもとか思ってました。

阿蘇山を下りて宮崎県に入ると、それまでの寒さに耐え凌いでいた気温とは打って変わって暖かくなって来ました。

殆ど進んでないのにこんなに気温が変わるものなのか。暖かいことにこしたことはない!と揚々と走り、次の目的地、高千穂に到着。

高千穂神社でお参りにして高千穂峡に行きます。

高千穂峡に着くと、話好きの犬の散歩中のおじぃちゃんに話しかけられ少しお話。

写真のスポットを聞いたり、二年前の夏に青森から来ている大学生が居てねー等話をして別れて高千穂峡を見ます。

高千穂峡は高千穂の有名な滝がある所でパワースポットらしいです。

確かに自然の中の穏やか雰囲気が良かったです、ただ人多すぎでした。

ゆっくり眺めようにも道が狭く人が多いから立ち止まるとマナー悪いみたいな目で見られるのは忍びなかったです。
自然っていうのはゆっくり見るもので、ぱーっと来て通り過ぎるものじゃないでしょ。

なので人の流れにのって行ったり来たりしながら滝の風景を眺めてました。

どうやら滝付近をボートで漕げるようでカップルが一隻漕いで滝を近くで眺めてました。

カップルとか家族連れと自然の風景って幸せな感じがします。

良いなーと思いながら高千穂峡を出て天岩戸神社に向かいます。

この天の岩戸伝説は三重にもあって真偽を確かめるため見て置かなければいけない!

神社に行ってみると天の岩戸を聖域のため人目に触れることはないらしい。

すぐ近くに天安河原という岩戸に隠れた天照の気を惹くため騒いだという河原を見に行くことにしました。

階段と長いスロープを下りて行って川沿いに岩肌を進んでいくと、あまりの光景に、なんだこれ!と人が居るのに声を荒らげてしまいました。


そこは河原から洞穴のあたり一面に石が積まれていて、それが殆ど隙間なく敷き詰まっている光景でした。

地獄に落ちた人が石をひたすら積んでは鬼に崩される刑の石積みがなされていたような光景。

あまりに異様すぎて神聖と言うよりは畏怖を感じました。

道以外はほぼ石積みの間を進み神社でお参りをして、丁度奥でカメラを携えた人が居たのでこの石積みの正体を聞いていみると

願掛けらしいです。

更にあと情報で多くの石を高く積むと良いらしいです。

なので僕も挑戦しました。

何とか5、6個川の淵の岩に積んで戻ってくるとまだカメラマンが居たので積んできましたぁと言うと

そうかいとその後少し話ていると、なんとこの人、人が居ない風景を撮りたいがために5時間ここに居るらしい。

頑張ってください!と別れを告げて高千穂を出て宮崎県の海岸線に出るため走っていると、ショッピングカートを押した人が歩道を歩いているのを見つけ

すぐUターンしてアタック!

「すいません!洗濯どうしてますか?」

突然話しかけられ戸惑いながら、そうですねーと答えてくれて
少し身の上話を聞きました。

ショッピングカートの人は横浜から10ヶ月かけて完全歩き旅をしている人で、
お遍路も登山するお寺はカートを置いて登りカートを取りに下りてから次に行くという遠回りのルート通り
しかもテント無しの完全野宿、防寒はやはりダンボール。

色々話していると前日泊まらしてもらった家が旅人好きの人でもし良かったらと住所を教えてもらいました。

別れ際に、これから高千穂ですかと聞くと、そうですね高千穂を見てまた延岡の方に戻ろうと思ってます。

その距離約50km。

簡単に言うな~流石だなと思いながら、また何処かでと別れました。

海岸線に出て適当に南下しているとやがて小倉ヶ浜有料道路の料金所に当たってしまい通れないので戻って橋をわたってすぐの所を軽トラが曲がっていったので
道があるのか確かめると下に降りていく道があったので試しに行ってみると砂浜がありました。

拓けた砂浜で景色が良かったので原付から下りて近くまで見に行くと違和感がしました。

なんだろうと景色を見ながら考えていると、

ザーザーと波の音が鳴っています。

ザーザーと。

ザーザーザーザー。

(・・・・は!?引いていない!)



そう違和感の正体、それは波が引かずにずっとこちらに迫ってきているからでした。

普通波は砂浜に辿り着いたらその後引いていってまた押してを繰り返してますがこの場所の波は徐々にですがひたすら押してきている。

(何これ!めっちゃ怖い!)


ざー、ざーと一定の音を鳴らしながら波が徐々に押してきます、おそらく潮が満ちる時と合わさって起こる現象なんだと思いますが、
辺りに地元の人が居なかったので確かめることが出来ず。

どこまで押し寄せてくるのかと観察しいると、川と合流する付近では波が逆流していたり、細かな波が重なりあって綺麗な水紋が出来ていたり。

幻想的な風景がたくさん見れました。

満ちるところまで見たかったのですが日が落ちかけていて海辺が真っ暗になりだしたので、身の危険と寝床を見つけていない危機感で名残惜しくその場を去り更に南下。


道の駅『日向』で寝ることにしてご飯を食べながら、気づけば快適な気温になっているなぁと思いながら安心して寝袋に入りこの日は就寝。

パソコン2号機。

2012-01-15 23:04:02 | 日常
ずっと延命措置を繰り返してきた2号機。

現在、2号機と3号機があって、2号機が日常用3号機が作業用と分けて使っていました。

しかし旅にでる前から不調だった2号機は帰宅後も不調のまま、むしろ悪化していて、

パソコンをつけてもディスプレイが映らず何度か切ったり入れたりするとつくのですが
帰ってきてからは一度もつかなくなってしまいました。

なんとなく原因も分かっているのですがお金がかかるので
十年間使ってきたパソコンに別れを告げ3号機を日常用、作業用に4号機をつくろうと思います。

4号機を作るのは4月以降になりますがとりあえず3号機に環境だけ移して使うことにします。

しかし旅にでる前にパソコンは壊れテレビは壊れ出る前は未練がなくていいやぐらいに考えてましたが
帰ってきてみると困ることに気づきました。

でも今は余分なもの買うお金ないしなぁとか言いながら、

新エヴァの絵コンテ集を友達から買ったわけですが破格の安さなのでモウマンタイ!

内容は最上一級物、勉強になりすぎてやばいです、

読むだけで僕のグルメ細胞が進化しているのがわかります。

50000.

ダイエット開始!

2012-01-14 19:26:58 | ジョギング
久しぶりにランニングに行きました。

五年前にダイエットに成功して三年前に失敗したのは、
おそらく体質のせい!

脂物の多い食生活だったので脂肪が燃えづらくなっていたんだと思います、
そして旅の摂食生活により体質改善が出来たと思うのでもう一度リベンジ!

昨日試しにランニングを始めた頃に走っていたコースを行ってみたら、
タイムは前より早かったですが体力的に余裕がなかったので、

一旦コツが分かればある程度は大丈夫らしく、
前より早い段階で体力も上がってくのかなと思いながらぼちぼち走っていきたいと思います。

あと、今後の予定ですがもう少し無職です。

とりあえず4月の半ばまで予定があるのでそれまではブレないようにやるべき事をやっていきます。

西日本旅 九州・大分ー熊本編 三十八日目。

2012-01-13 17:05:56 | 西日本旅2 四国~
12月4日(日)

12月6日迄に鹿児島県入りを果たさなければいけない僕は焦っていた、
それは雪が積もって行けなくなる可能性のある阿蘇周辺の景色を
見つつ鹿児島県に入らなければいけないからだ。

そして今日が要の日、今日どれだけの範囲をこなすかで阿蘇を堪能しつつ
明後日には鹿児島というプランが完遂できる。

ということで日が上らぬ暗い内から出発、
しかし物凄い霧で辺り5メートルほどしか見えていない、
しかもめがねに水滴が付いていって視界が悪くなる一方でスピードを緩めて進みます。

辺りが明るくなってきて霧が晴れてきた頃、
由布院・金鱗湖に到着。

金鱗湖はお湯の湖で、朝方温度差で湯気が立ち幻想的な風景が見れます。

次は大分市に向かいます。

途中朝日で黄金に輝く黄色の笹畑に感激して幾分眺めて再出発。

別府を通り大分市へ、市内で県庁を見て山に戻ります。

そして九重夢大吊橋へ。

しかし有料だったので遠巻きに眺めて、九重連山を越えるためやまなみハイウェイを行きます。

ここからは大自然の応酬。

やまなみハイウェイからスカイパークあざみ台、大観峰と広大な自然の中を通る道路を通り
菊池渓谷に到着。

菊池渓谷は渓谷を川に沿って散策路を自然を見ながら歩くことができます。

名水100選に選ばれているだけあって水が透き通っていて綺麗で、湿度が多いのかコケが多く緑の景色が良かったです。

ミルクロードから道を反れてある道を行くと丁度頂上から写真を撮っている人が居たので原付を停めて僕も写真を撮るがてらあいさつをして少し話しました。

ここは通称『ラピュタの道』。

切り立つ崖に沿うように道が通っていて標高がそれなりに高いのでそこからの景色はさながら天空から地上を見ている様。


ただあくまで通称、
頂上付近の岩に手彫りで書かれた名前は『ラピュダの道』。

(著作権対策かな?)


そんな感じで阿蘇市の方と話していると、

朝方は阿蘇市が霧に包まれて、ココから見る景色が幻想でおすすめと言うことでした。

それは良いと丁度黒川温泉で泊まる予定の僕は明日朝見ようよ思い写真も撮ってその場を去りました。

ラピュダの道を下りて阿蘇市を通り大観峰を登って黒川温泉に行きます。

そして日が落ち始めて段々と寒くなりはじめ指先をかじかませながら『夢の湯』へ。

温泉博士でお湯に浸かりコインランドリーに行って洗濯をしながらご飯を食べて今日の寝床へ。

今日の寝床は黒川温泉!

黒川温泉は温泉街になっていて古風な造りの温泉が立ちならぶ処である。

勿論旅館もある。


今日の寝床は黒川温泉である。







今日の寝床は黒川温泉・・・・・のバス停である。

屋根があって壁もある、そしてわらぶき屋根風になっている素敵な寝床だぜ。

しかもバスが昼から夕方の運行でゆっくり出来る。

しかし日の暮れからどんどん温度は下がり続け湯で温まった体も冷めて、
一応最防寒装備で寝ることにしました。

靴下2下4上5首1頭1と寝袋に包まり就寝。

1月12日(木)のつぶやき→「寒いと思って外に出たら軽く雪積もってました。」

2012-01-13 01:47:51 | 日常
08:31 from Seesmic
寒いと思って外に出たら軽く雪積もってました。

10:21 from Seesmic
天候晴朗なれ!最終日七十七日目!!走行距離 30291.0km

10:51 from Seesmic
景観重視で分けているのかな?15番目、京都府庁! yfrog.com/oet11dj


14:22 from Seesmic
おしゃれな外観!16番目、滋賀県庁! yfrog.com/od365ytj


14:23 from Seesmic
常温保存の水がキンキンに冷えてる。

16:46 from Seesmic
三重突入!三重ナンバーが新鮮。

18:10 from Seesmic
77日知らない道を走っていたから知っている道を走ることに違和感を覚えるなぁ、そして!

18:12 from Seesmic
延77日 走行距離 30395.3km でゴール!!

18:12 from Seesmic
色々細かい話はブログで。とりあえず

18:13 from Seesmic
アニメ見たい!!

by taka_s62 on Twitter

1月11日(水)のつぶやき→「39時間でした!現在下船待機中。思っていたより寒くない!」

2012-01-12 01:47:57 | 日常
06:45 from Seesmic
39時間でした!現在下船待機中。思っていたより寒くない!

08:25 from Seesmic
大阪城の隣!十三番目、大阪府庁! yfrog.com/ki38vxdoj


08:35 from Seesmic
すごい!木が枯れてる!

14:19 from Seesmic
セント君がお出迎え、十四番目奈良県庁! yfrog.com/mn3mstj


18:04 from Seesmic
今日は京都のライダーハウスで一泊して明日遂に終了!・・・か?

by taka_s62 on Twitter

1月9日(月)のつぶやき

2012-01-10 01:13:54 | 日常
06:57 from Seesmic
人、雨、蚊で寝れず、、、。何で今日は深夜まで遊んでるのかって思っていたら成人式があったみたい。
09:04 from Seesmic
沖縄最終日!七十四日目!走行距離 30123.5km
11:23 from Seesmic
雨やないかーい。
13:54 from Seesmic
お土産模索中、旅の終盤の醍醐味。何を買おうか悩みながら国際通りを行きます。もう少しで沖縄とお別れ!
16:00 from Seesmic
乗船!これから50時間(だったかな)の船旅で大阪まで行きます!そして旅の終焉が近づく・・・。
20:41 from gooBlog production
西日本旅 九州・福岡ー大分編 三十七日目。 http://t.co/18N686BH
by taka_s62 on Twitter

西日本旅 九州・福岡ー大分編 三十七日目。

2012-01-09 20:39:25 | 西日本旅2 四国~
12月3日(土)

とある神社にて起床。

雨雲は夜の内に過ぎたのか、曇天で風は穏やか。

予報を見てみると一日中雨になっていたので萩の事もあり、
待機することにして朝御飯を食べて片付けをすると、
晴れ間が覗いてきたので少し進むことにしました。

県境を超えて大分県に入ると直ぐに雨が降り出して
近くのイーオンで雨宿り。

雨が止んだのを見計らい出るとすぐに降ってきました。

今度は雨宿りする場所がなかったのでそのまま走っていると、
虹を発見鬱積した気持ちが少し晴れて進むと、
やがて雨もやみ観光客の団体が道を横断していました。

何だろうと観光客が歩いてきている方を見ると、
岩壁のなかを歩いてきています。

正確には岩壁の中に道があって窓のような部分から中が伺えて、
人や車が通っているのが見えました。

面白そうなものがある!と少し進んだパーキングエリアに原付を停めると、
丁度説明の看板があったので見に行きます。

それによると『青の洞門』と言って、
昔、岩壁を行く険しい道がありそれを見かねたお坊さんがノミと槌だけで手彫りで掘った穴らしいです。

まだ続きます。

30年かかって掘り抜き、その後は通る人からお金をとっていたとされ、
最初の有料道路ではないかと興味が持たれています。

と言うことらしいです。

ツッコミ所満載のオチでした。

洞門に向かい歩いていくと、オランダ橋という看板があったのですが行ってみました。

やがて綺麗な石造りの橋が見えました。

耶馬溪橋、通称オランダ橋は日本一の長さの石造りの橋らしく、
同じタイプが長崎にあってそれがオランダ橋と呼ばれている事から、
ここのもそう呼んでいるみたいです。

そして青の洞門!

どうやら手彫りの部分はあまり残っておらず、
岩壁ないをはしっている道路は模して作られたものなようです。

洞門は道路の下にあって脇から階段で下ります。

思っていたよりも綺麗で広く、
一人ずつなら片側通行で問題なく高さもあります。

感心しているとすぐに階段があって上ると道路の反対側でした。

もっと見たいなぁと出てすぐ横の岩を見ると隙間が開いていたので覗いてみると、
道らしいのがありました。

その隙間からは入れないので道路を進むと入れそうな隙間があったので入ってみると、
奥に穴がありますが崩れていて入れませんでした。

道路に戻り歩道を進みます。

また階段があったので入っていくと、
掘り間違えをしたという角とあかりを取り入れるための明かり窓がありました。

そこから少し進むと反対側に出ました。

北道を戻るのも何なので、道沿いに周ろうと歩いていくと山道を発見!

『競秀峽めぐり』という看板があって説明によると、
岩壁が険しいので洞門を掘ったという話の岩壁を行くコースみたいです。

しかも、岩壁を鎖伝いに行く場所があるようで行くしかない!
と言うことで探勝道を通って戻ることにしました。

山道を登り展望台に出ました。

切り立った岩壁の上からなので見晴らしが良く景色は良いですが、
小雨が降っていたので空模様が残念でした。

それから、恵比寿岩からの景色を臨み更に進むと、
段々岩肌が目立つようになってきました。

岩を削って作った階段を登り、次にあったのは鬼面岩。

しかし何処にあるか判らず看板正面の道のような道を行くと、
岸壁の上を登るように進み枝をはねのけて登っていくと途中で、ような道もなくなりました。

鬼面岩何処、と思いながら来た道まで戻り進みます。

すると一際窪んだ岩肌の中に本堂がありました。

上手いこと岩肌の凹凸に合わせて土台が組まれているので
さながら投入堂のようでした。

さすがにほぼ垂直の岩壁に建っているわけではないですが。

近くに案内の看板が!

"帯岩(鎖渡し)へ約200m"

愈か!と思いながら進んでいくと、また本堂がありました。

ここも凹凸に合わせて土台が組んでありました。

お参りをして進みます。

やがて下りはじめて、あれ帯岩はと思いながら下っていくと、

"帯岩方面通行禁止"

OH....

仕方なく下っていくとパーキングエリアに出ました。

こちら側の入り口には、

"土砂崩れのため帯岩方面には行けません"

(何故向こう側には書かない!)

確かに僕が入った方は途中の案内に出口と書かれていて、
逆に進んでいるっぽいけど人も来ないし良いかぁと思ってました。

名残惜しいので下から鎖渡しを見て青の洞門を離れます。

ここ耶馬溪(やばけい)は珍しい密集地帯。

何が密集しているかと言うと、
私事ですが、景色、お風呂、湧き水と後は寝床があればこの辺で全て賄えるという寸法。

お風呂は時間制限が無いので先に湧き水と寝床を探してから残りの時間お風呂に浸かることにしました。

湧き水は水代を浮かせる上で大切な水源、しかもその土地によって風味が違う。

日常飲料が水の僕は、その辺にも風土を感じれてます。

ネットでどの土地に湧き水があるのか調べて後は現地だよりで探します。

新耶馬溪にあるというわを求めて近くまで行き、
交通整理の警備員に聞いてみると解らないと言うこと、
近くのもみじの湯という銭湯の外で涼んでいた人に聞いてみると
地元の者じゃないから解らない、すまないねぇと言うことで、
中の人に聞こうと入っていくと、掃除のおばちゃんが玄関口に居たので聞いてみると、

湧き水っていうとアレのことかねぇとご存知の様子!

詳しく場所を聞いてソコに行くとありました。

浄水層の隣の蛇口から水が出ていました。

水を補給して温泉、とろろの湯に向かいます。

とろろの湯は集落の最奥にあって見た目は民家風食事も提供しているようで、
知らなければ温泉目的で来る人は居なさそうです。

食事処と書かれた暖簾をくぐり小径を進み、今日のおすすめのボードを見て
本当に温泉があるのか不安になりながらお店に入ると、
そこから右に渡り廊下があってそこが温泉でした。

すいませーんと声を掛けて出てきたおばちゃんに温泉博士を出して
判子を押してもらい温泉に行きます。

この判子はお店によっては名前と絵の入った判子があったりもしますが、
大体は事務用の簡単な判子なのでラリー感覚にはならないかもしれません。

ともあれお風呂。

とろろの湯と言うだけあってお湯がとろとろ内湯と露天、五右衛門とありましたが、
外にある露天風呂と五右衛門は温めだったので内湯に浸かっていました。

休憩を挟んで二回入り、とろろの湯を後に。

近辺で目星をつけた寝床が神社で近くでお店で野宿していた人が居たか聞くと前例がないらしく、
道の向こう側の家が神主さんだから聞いてみるといいよという話を、
水を汲んで温泉に向かっている途中にしていました。

しかしその時は留守だったので、温泉に入り時間を開けてもう一度訪ねると居ました。

事情を説明して野宿をしていいか尋ねると、
主人(神主さん)が留守で私には何とも言えないと言うことでした、
いつ頃帰られるか聞くと判らないけど遅くなるらしいので諦めて進むことにしました。

とりあえず進行方向に進んで行くと温泉やお店が立ち並ぶ通りに出ました、
どうやらこの辺の景色が綺麗なようです。

しかしこの時、16時40分。

日の暮が近く寝場所も見つかっていない上に山の中。

どうするか。

うん、行こう。

新耶馬溪の景色を見ることにしました。

原付を停めてお店街の裏側に回ると川がありそこから散策路に入ります、

きり立つ岩壁と紅葉、川とお店立ち並ぶ景色を見ながら散策路を歩いていくと、
この先危険!と書かれた看板があるのですが普通に子供連れの親子が帰ってきたりしているので行ってみると普通に紅葉が綺麗な並木がありました。

皆はここで折り返していましたが奥が有りそうなので行ってみると、
お墓がひとつ建っているだけで行き止まりでした。

どの辺が危険?と戻ろうとしてよく見てみるとお墓の石塀の傍に鉄板で簡易の橋渡しがしてありました。

行ってみると川沿いに細い道が上に上がっているのを発見、
しかし何処にどれぐらいの距離かが書いてなかったので時間の都合上辞めました、
折り返して散策路を一周してラストスパート。

何とか山を抜けて町に出ようと、ひたすら走り
道の駅童話の里くすで寝る事にしました。

道の駅で寝ると言うか道の駅自体愛媛県の多々羅しまなみ公園以来実に10日ぶりに見ました。

道の駅の安心感は異常です、特に山の中。

旅がしやすくなるので道の駅はこれからもどんどん増やして行ってもらいたいところです。

御飯を食べて寝袋に入り、寝る体勢になって日記を打ちます。

日記を打ちながら、今日のことを振り返って、

朝は一日待機で何しようかなぁなんて思っていたのに、

結局雨の中敢行して、虹を見て、
岸壁に登って鎖渡しに行けなくて、
人に尋ねながら何とか湧き水を汲んで、
山中の集落の最奥の秘湯の様な銭湯に浸かって、
寝床確保のために2度訪問するも断られて、
時間ないのに紅葉見て、
でも安心できる寝床見つけて。

待機するどころか一日中動き回っていて満足している自分がいて、

そう言うことがあるから旅が好きで、
それが一生出来る事を今回の旅の出会いで知った僕はこれからが楽しみでしょうがない。

そんなことを考えながらこの日は就寝。