12月8日(木)
鹿児島港を出発したとき、それなりに居た乗船客が
寝ている間に種子島を経由していて気付けば二人しか居ませんでした。
やっぱりシーズンではないんだなぁと思いながら、
屋久島につき船を下りると、どしゃ降り。
屋久島は、ひと月三十七日雨が降ると言われるぐらい雨が降っているという噂は本当でした。
さて、屋久島での目的を、
もののけ姫にでてくる森の元になった、『白谷雲水峡』、
樹齢何千年と云われる大樹、『縄文杉』、
この2つに絞り費用を浮かす事にしました。
先ずは、白谷雲水峡にある白谷小屋まで行って一泊する予定です。
屋久島の山には無人の山小屋がいくつかあって、
もちろん電気・寝具なしで水は近くに湧き水があります。
とりあえず雨が降っていたので、港にある観光センターで様子見。
白谷雲水峡は増水で渡れなくなる川が通り道にあるので、
受付の人に聞いて、大丈夫ということで止み次第行くことにしました。
待っている間、受け付けの人とお話。
屋久島の事を聞いたり宿泊場所を聞いたりしてから
椅子に座っているとコーヒーを作って持ってきてくれたり、川の情報が連絡でくると教えに来てくれたり。
シーズン中ならこんなに親身に付き合えないだろうなと思っていると、
やがて雨が止みバス停に向かったらまた降って来ましたが、
一度行く気になったら関係なのでバスに乗り込み白谷雲水峡の入り口まで行きます。¥500。
白谷雲水峡の窓口で川の増水状態について尋ねると、通る予定の道は大丈夫ということでした、
ちなみにこれが通常時と増水時の川ですと見せてもらった写真、増水時は洪水になってまして、
「これって縄とかつたって渡るんですか?」
「え!?足すべったらすぐ流されますよね」
行くかは自己判断ですねと微笑で答える受付の方に、気をつけて行ってきますと言うと、
「え!?日帰りですか!?ちょっと話を聞いてきます!」
と休憩場で雨宿りをしている男の方に話を聞きました。
「あのすいません朝から縄文杉見てきたんですか?」
「おぉ~!凄いですね。凄い時間が掛かるって聞いたんですけど」
この時、大体14時ぐらいだったので往復8時間で戻ってきているという事に。
「それって十時間いってないじゃないですか早すぎじゃないですか」
よく見ると靴以外は軽装備でリュックも小さい、でも引き締まった体だったので慣れている人なんだと思います。
「縄文杉良かったですか?」
「僕もこれから見てきます、ありがとうございました」
お気をつけてと別れて、小雨のふるなか雨装備でいざ出発。
弥生杉などは帰りに見る予定でまずは楠川コースを通り白谷小屋を最短で目指します。
いきなり大きな岩を登る道があってその下は急流が伺えます。
細心の注意をはらいながら川沿いに登って行きます。
吊り橋を渡り楠川コースから原生林コースに入ると山を登り始め、道は広めでちゃんと整備してあるので
迷うこともなく行けますが、途中に水が横切っている場所があったり木が倒れている所があって跨いだりくぐったりする所があります。
さくさく登って行くと、がさっ!という音にびっくりしてそっちを見るとヤクシカが居ました。
ヤクシカは体が小さくて大人でも1m少しぐらいで色が濃い茶色なので、木立の中にいると迷彩になって動くまでわかりません。
ただ人を見慣れているのか、襲ってくることも逃げることもないので、思う存分見ることができます。
やがて問題の川に来ましたが、増水した気配はなく普通に渡って、
くぐり杉という根っこの下をくぐれる杉を通り白谷小屋到着。
白谷小屋は広く30人ぐらいは寝れそう。
造りはコンクリでトイレがあります、紙もあり。
水は入り口からまっすぐ進んだすぐに、どばどばと流れ出ている湧き水があります。
とりあえず水を汲んで飲んでみます、
「うめぇえ!」
一人なので声に出しました。
ここで補足、僕は水に対して拘りがあります。
日常の主な飲み物は水で、売られている水は試飲をして飲み比べをしたりします。
中でも湧き水は、その土地の味を知るという意味で楽しみなもので、
この旅でもそうですが湧き水ポイントがあるととりあえず味を確かめます。
そんな中でも屋久島の水は一番美味い。
喉越しと味と飲みやすさこの水で生きられたら全てが美味くなるだろうと思います。
こんな所で最高の水に出会ったことに感動しながら山小屋に入ると。
僕一人みたいなので荷物を適当に置いて、レインウェアを机にかけて
日が落ちきる前にご飯を作って食べて、陽が沈むと完全な暗闇になっていました。
窓を開けてみると、ガサガサと音がします。
鹿だな、と自己完結して。
明日に備えて雨が止むといいんだけど思いながら寝ました。
鹿児島港を出発したとき、それなりに居た乗船客が
寝ている間に種子島を経由していて気付けば二人しか居ませんでした。
やっぱりシーズンではないんだなぁと思いながら、
屋久島につき船を下りると、どしゃ降り。
屋久島は、ひと月三十七日雨が降ると言われるぐらい雨が降っているという噂は本当でした。
さて、屋久島での目的を、
もののけ姫にでてくる森の元になった、『白谷雲水峡』、
樹齢何千年と云われる大樹、『縄文杉』、
この2つに絞り費用を浮かす事にしました。
先ずは、白谷雲水峡にある白谷小屋まで行って一泊する予定です。
屋久島の山には無人の山小屋がいくつかあって、
もちろん電気・寝具なしで水は近くに湧き水があります。
とりあえず雨が降っていたので、港にある観光センターで様子見。
白谷雲水峡は増水で渡れなくなる川が通り道にあるので、
受付の人に聞いて、大丈夫ということで止み次第行くことにしました。
待っている間、受け付けの人とお話。
屋久島の事を聞いたり宿泊場所を聞いたりしてから
椅子に座っているとコーヒーを作って持ってきてくれたり、川の情報が連絡でくると教えに来てくれたり。
シーズン中ならこんなに親身に付き合えないだろうなと思っていると、
やがて雨が止みバス停に向かったらまた降って来ましたが、
一度行く気になったら関係なのでバスに乗り込み白谷雲水峡の入り口まで行きます。¥500。
白谷雲水峡の窓口で川の増水状態について尋ねると、通る予定の道は大丈夫ということでした、
ちなみにこれが通常時と増水時の川ですと見せてもらった写真、増水時は洪水になってまして、
「これって縄とかつたって渡るんですか?」
「いえ何もないですよ、岩の上を渡ります」
「え!?足すべったらすぐ流されますよね」
「そうですねぇ過去にはひざ下まで上がって岩が見えなくなったこともありますが
岩が見えていても危ないです」
岩が見えていても危ないです」
行くかは自己判断ですねと微笑で答える受付の方に、気をつけて行ってきますと言うと、
「そういえばそこの方が朝ここから縄文杉を見に行った方ですよ」
「え!?日帰りですか!?ちょっと話を聞いてきます!」
と休憩場で雨宿りをしている男の方に話を聞きました。
「あのすいません朝から縄文杉見てきたんですか?」
「はいそうですよ」
「おぉ~!凄いですね。凄い時間が掛かるって聞いたんですけど」
「そうなんですよ、僕もそう聞いてたので朝6時に出たのに結構時間が空いてしまって」
この時、大体14時ぐらいだったので往復8時間で戻ってきているという事に。
「それって十時間いってないじゃないですか早すぎじゃないですか」
「はい、急ぎすぎました」
よく見ると靴以外は軽装備でリュックも小さい、でも引き締まった体だったので慣れている人なんだと思います。
「縄文杉良かったですか?」
「ええ、来てよかった思いました」
「僕もこれから見てきます、ありがとうございました」
お気をつけてと別れて、小雨のふるなか雨装備でいざ出発。
弥生杉などは帰りに見る予定でまずは楠川コースを通り白谷小屋を最短で目指します。
いきなり大きな岩を登る道があってその下は急流が伺えます。
細心の注意をはらいながら川沿いに登って行きます。
吊り橋を渡り楠川コースから原生林コースに入ると山を登り始め、道は広めでちゃんと整備してあるので
迷うこともなく行けますが、途中に水が横切っている場所があったり木が倒れている所があって跨いだりくぐったりする所があります。
さくさく登って行くと、がさっ!という音にびっくりしてそっちを見るとヤクシカが居ました。
ヤクシカは体が小さくて大人でも1m少しぐらいで色が濃い茶色なので、木立の中にいると迷彩になって動くまでわかりません。
ただ人を見慣れているのか、襲ってくることも逃げることもないので、思う存分見ることができます。
やがて問題の川に来ましたが、増水した気配はなく普通に渡って、
くぐり杉という根っこの下をくぐれる杉を通り白谷小屋到着。
白谷小屋は広く30人ぐらいは寝れそう。
造りはコンクリでトイレがあります、紙もあり。
水は入り口からまっすぐ進んだすぐに、どばどばと流れ出ている湧き水があります。
とりあえず水を汲んで飲んでみます、
「うめぇえ!」
一人なので声に出しました。
ここで補足、僕は水に対して拘りがあります。
日常の主な飲み物は水で、売られている水は試飲をして飲み比べをしたりします。
中でも湧き水は、その土地の味を知るという意味で楽しみなもので、
この旅でもそうですが湧き水ポイントがあるととりあえず味を確かめます。
そんな中でも屋久島の水は一番美味い。
喉越しと味と飲みやすさこの水で生きられたら全てが美味くなるだろうと思います。
こんな所で最高の水に出会ったことに感動しながら山小屋に入ると。
僕一人みたいなので荷物を適当に置いて、レインウェアを机にかけて
日が落ちきる前にご飯を作って食べて、陽が沈むと完全な暗闇になっていました。
窓を開けてみると、ガサガサと音がします。
鹿だな、と自己完結して。
明日に備えて雨が止むといいんだけど思いながら寝ました。