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西日本旅 中国・広島編 三十三日目。

2012-01-01 21:21:03 | 西日本旅2 四国~
11月29(火)

安登駅の待合室にて起床。

片付けをしていると始発待ちのおじいさんが、
こんな所で寝たんか、寒なかったかと少しお話しをして。

始発に乗り込むおじいさんを見送り、
日が上らぬ内から出発。

順調に進み明るみ始めた頃、呉市に着きました。

駐車場を探して市内を走り、図書館の駐車場に置かしてもらい、
まず朝ご飯を食べようと近くの河川敷公園まで歩いていくと、
何やら人だかりが出来ています。

見に行ってみると、川の縁に落ちいてる鉄製の格子を拾い上げ様としているようでしたが、
近くに降りる場所がなく高さも三四メートルあるので試行錯誤している所でした。

以上が、欄干から見ていたおじさんの話です。

兄ちゃん若いから手届くやろ!

これも同じおじさんの話です。

上手い返しが思い浮かばず歯痒かったです。

格子が乗っているのが人一人がどうにか出来る幅なので、
一人のおじさんが、格子に引っ掛けようと
即席のひっかけをつけた縄を投げますが隙間が無いのでひっかからず試行錯誤していて、
周りの何人かがどうしようかと様子を見ながら考えていたので、僕も一緒に考えていると、

やっぱ兄ちゃんが手を伸ばして!

「いやぁ伸びません、すいません」(歯痒い)

するとおばちゃんが物干し竿を持ってきておじさんに渡し、
それでずらして隙間を作り、引っ掛け付きの縄を投げると、

引っ掛かりました!

おぉー!と歓声が上がり無事蓋を回収、よかったよかったとみんな散り散りに去って行きました。

良いものが見れたなぁと思いながら朝ご飯を食べて、
先ずはターミナルに行ってパンフレットを見て周る場所を探して、出発。

呉市といえば海上自衛隊の拠点があり、其の昔は戦艦大和が造船され海軍の拠点でもありました。

そして今でも造船が盛んで海上自衛隊の士官学校などが点在しています。

海上自衛隊関係の建物を見ながら、
現役の潜水艦を生で見れるという、アレイからすこじまに向かいます。

途中、沢山のマリーンを見る事ができます。

青が基調の制服なので爽やかな印象です。

そこかしこに居て一つの町みたいになってるなぁとか思っていると潜水艦を発見!

50メートル程向こうに浮いているので潜水艦の上のほうが見えるだけですが、
他にも海上自衛隊の船があって見たりしながら来た道を戻り、
戦艦大和が建造された工場(現在も運営中)を見晴台から見て。

東郷平八郎の旧宅を見て美術館通りを通るっていると、
海上自衛隊音楽隊と書かれた建物からラッパの音が聞こえてきて、
美術館通りのモダンな造りとあわさって雰囲気が最高でした。

締めに大和ミュージアムに行くと、

"本日は休館日です"

(なん・・・だと・・・?)

じゃあ、実際に使われていた潜水艦をそのまま資料館にした
てつのくじらを!

(なん・・・だと・・・?)


どちらも休館日!


その後、大和の左前半分を実寸大で表現した海浜公園で休憩して
図書館まで買える途中に本屋によってあるものを探しましたがありませんでした。

昼ごはんをスーパーで買って広場で食べて
呉市を出ました。

途中、あるものを探してツタヤに入ると、ありました!

あるものとは、『温泉博士』の事です。

温泉博士は月刊雑誌で、その名の通り温泉の本なのですがその本にある温泉手形が目的です。

温泉手形は毎月全国の所定の温泉がタダで入れるというもので、
450円なので2つ行けば元が取れます。

貧乏旅の心強い見方です、是非持ち歩いて欲しい一品。

温泉博士を手に入れて広島市向かいます。

平和公園に原付を置いて歩いて県庁を見に行きます。

原爆ドーム、広島平和記念資料館、宮島は以前に見ているので今回は行きませんでした。

でも原爆ドームは通り道にあったので見て行くと、やはり凄い人だかり。

そして異様な雰囲気。

原爆ドーム、広島平和記念資料館は一度は見ておいたほうが良いと思います。

其れから県庁を見て原付まで戻ってきて行ける所まで行って、とある神社を見つけて、

道路に面しているけど裏に回れば隠れるし無人のようだから良いかとそこに寝袋で寝ることにしました。

飯を食べて寝袋入り寝る体制に入ると、この神社、意外と人が参拝にくる。

道路すぐに本宮と賽銭箱があるからか、散歩の人や下校中の学生なんかがお参りをしていきます。

地元では有名な神社なのかなぁと思いながら寝ました。

しかしすぐ、

もしもしすいません。

寝てる所申し訳ないけどね。

これ僕に言ってるなと顔を出すと、

おまわりさん二人エンカウント。

話を聞くと、この辺りはは浮浪者の一斉退去をした地域らしくパトロールを強化していて
ここで野宿をしてもらっては困るという事でした。

そう言うパターンもあるのかと思いながら片付けていると、

急がなくていいからと言ってくれるあたりに優しさを感じます。

実際これで、1都1道1府2県職質を受けましたが一度も手荒に扱われたことはないです。

むしろ、危ないよとかそんな遠い所からとこ身の上話を聞いてくれます。

そんな感じで話していると、あそこの公園なら時々テントで寝ている人が居ますねともう一人に話していて、
あぁあそこなぁ、兄ちゃんここからなぁ~とその公園を教えてもらい、
もしかしたら他の警察が通るかもしれんけど。

いえ!ありがとうございます!と、お礼を言って、

お騒がせしてスイマセンでした。

気をつけてな。

と公園に向かいます。

そしてその公園、鬱蒼とした草むらとトイレが建っているだけの管理されていない公園でした。

しかも入れ口に猫の死体が横たわっててゴミも散乱している。

テントを張る場所がなかったので仕方なくトイレに寝袋で寝ました