日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

曇る視界と凍える甲。

2012-01-27 23:11:32 | ジョギング
今日もランニングに行って来ました。

やはりコツが分かっているからか前回より上達が早いです。

20から25分走ったら足の筋肉が張ってくるので歩いて治まってきたら、
全力で走って息が上がったら歩いてを繰り返すのが、
筋力と持久力を上げれる良いやり方な気がします。

1時間安定して走れる様になると一気に走るのが楽しくなるのでまたその域までは行こうと思います。

前回走っていたのは夏だったので走って帰ってくると喉が渇いてしょうがなかったですが、
冬は喉がさほど乾きません、暑くもならないので走りやすいです。

今の気温でも走れば暖かくなって背中は汗をかいたりしますが、
風がちょくに当たる手の甲だけが冷たいままなので、
手袋をつけたほうがいいです。

あと、靴紐が解けてめんどうなので解けない方法を調べないといけない。

そして一番のネックが、吐いた息でメガネが曇る。

夜に走っていて、光がある所で曇ると拡散して何も見えなくなる。

これを何とかしないと冬のランニングが滞る。

冬のランニングは課題がいっぱいです、何とかしないとなぁ。

西日本旅 九州・鹿児島(屋久島)編 四十三日目。

2012-01-27 17:51:17 | 西日本旅2 四国~
12月9日(金)

白谷雲水峡・白谷小屋にて起床。

空の様子を見るために外に出てみると曇ですが雨が止んでいたので安心して水を汲んで
小屋に戻って食パンを食べて軽くご飯を済ませて準備をして小屋を出ると、また雨が降り出していました。

一応雨具装備で出てよかった思いながら先ずは太鼓岩に向かいます。

ここで白谷雲水峡から縄文杉の全体の予定を言いますと。

一日目、昨日。宮之浦港から白谷雲水峡、楠川コースを通り白谷小屋。

二日目、今日。白谷小屋から太鼓岩を経由して辻峠、トロッコ道、大株歩道を通り縄文杉その後白谷小屋まで戻る。

三日目、明日。白谷小屋から原生林コースを通り雲水峡入り口へ、宮之浦港に戻る。


太鼓岩は白谷雲水峡の最奥にあたる場所にあって見晴らしがいい場所です。

太鼓岩に登るまでは遊歩道なので大体平坦で歩くのは楽ですが、
登る道は登山道になっていて険しく急です。

なのでスニーカーの人が何人か居ましたが、白谷雲水峡を見て回りたいならせめてハイキング用靴がいいと思います。

スニーカーで行けるのは弥生杉ぐらいです。

太鼓岩に行く途中には、もののけ姫の題材になった苔の生えた風景が広がります。

その光景にどこを見ても癒されます。

やがて太鼓岩に至る分岐点に到着、ここから十分ほど登り太鼓岩に到着です。

太鼓岩からは屋久島の山が一望できますが今日は風がものすごく強くて腰を低くしないとバランスを崩しそうでした。

姿勢を低くして景色を眺めます。

現在はまた曇に変わっていてますが晴れ間がなくどんよりとした風景だったので少し待って見ることに。

すると少しだけ晴れ間から太陽の光が差しただけで数秒でまた曇に、
止まっている間に温まった体が冷めて寒くなってきたので太鼓岩を下りることにしました。

そこから15分程かけて分岐点まで戻って来ました。


ここからが正規ルートにない道を通って縄文杉に向かいます。

正規ルートにないと言っても一般的に使われていないというだけで道はちゃんとあります。

というのも、白谷雲水峡が7時間、縄文杉が10時間掛かると言われているので
普通の人はそれぞれ分けて登るのが一般的なのです。

ただこの時期は縄文杉登山の正規ルートである荒川登山口に行くバスがないので
タクシーかガイドさんを雇って車に乗せてもらうかしかありません。

どうしようかと調べていると、

白谷雲水峡と荒川登山道を繋ぐ辻峠という道があることを発見。

これなら山小屋に泊まり宿泊代を浮かせながら一度で全て行くことで交通費を浮かせて良いことしかない、
何より、冒険心がくすぐられる。

ということで今回のコースを思いついたのでした。

9:10 辻峠・太鼓岩分岐点

辻峠を雲水峡方面から行く場合下りになるので楽に行けます。

辻峠は大きな岩がたくさんあるのと、若い杉が生えていてその間を蛇行する道があってそこに生える苔が綺麗でした。

9:45 楠分かれからトロッコ道

辻峠を抜けて楠分かれという分岐点に到着、ここから荒川登山道であるトロッコ道に出ます。

トロッコ道は、昔鉱石や伐採した木を運ぶために設けられたもので今は線路の間に木が敷かれて歩けるようなっています。

道は平坦でなだらかなので一番楽な道ですが、長いです。

僕の場合、観光センターでもらった簡易の絵地図を頼りに進んでいたので
途中から通り過ぎたのかと焦ってました。

人もまったく通らずひたすら線路を歩き、戻って確認したほうがいいかなと思っていると、
丁度人が来たので、すいませんと聞いてみると。

「縄文杉への登山道ってこっちで合ってますか?」

「ええ、入り口がすぐそこですよ」


「少し進んだら解りますか?」

「看板があるので大丈夫ですよ」


ありがとうございますとお礼をして進むと本当にすぐにありました。

距離にして10mぐらい、丁度大きくカーブしていて見えていない先にあったのでした。

10:50 大株歩道口

その分岐点からもう少しトロッコ道を進んだ所に水汲み場とトイレがあります。

今回通ったコース上にトイレは、山小屋付近か楠分かれからトロッコ道を進んだ所とここしかないので注意したほうがいいです。

水汲み場はそこら中で汲めます、水が湧いている所にはホースがパイプが出ていますがペットボトルに汲みやすいように置いてあるだけなので
基本的に流れている水は飲めるものでいいと思います、実際僕は気ままに汲んでましたがあたらなかったので。

もう一度入り口に戻ると看板があったので読んでみると。

"遅くても午前10時に出発してください"

"遅くても午後13時に縄文杉から引き返してください"

(今は・・・十一時前か、すでに一時間遅れてますね)

それで人が居なかったのか納得してペースを上げて登ることにしました。

このコースは帰りも通るので写真を控えめにして登ります。

縄文杉に至る大株歩道は今までで一番急で険しい、
ですが気持ちに余裕を持ってゆっくり進めば行ける道だと思います。

森林保護のために所々木で階段が設けられていますが、
保護が目的なので斜辺に沿って地面より浮かして作らています。

なので地面より急になってます、場所によっては下に向かって傾いている階段があって滑る危険があります。

ですが、この辺りから巨木の杉が目立ち始めて苔や川との風景が幻想的で綺麗でもあります。

11:10 ウィルソン株

ウィルソンさんが見つけたウィルソン株は大きな株で中が空洞になっていて入ることができます。

そして中から見上げた上の穴が角度によってはハートに見えるらしいですが僕には見つけれませんでした。

とりあえず出発したのが8時だったので12時を目処に縄文杉を目指して登ります。

ちなみに、昼ごはんは抜きで事前に買っておいたチョコや塩飴などを食べながら栄養補給をしています。

特にチョコと甘い飴は気持ちを和らげる意味で非常に役立ったのでおすすめです。

段々と帰ってくる人とすれ違うようになってきて軽く焦りながら登り、

やがて大きな杉が見えたのであれか!と勇んで近くまで行くと大王杉という別の杉でした。

11:50 大王杉

あとどれぐらいあるんだろうかと登って行くとやがて足場が広く組まれている場所にでて
更に進んでいくと、隅の方でお弁当を食べている二人組が居ました。

普通に道を歩いて行くと、

「山小屋で泊まるんですか!?」


「いえ、これから縄文杉を見て白谷小屋まで戻るつもりなんです」

「そうですかー」


「もしかして宮之浦岳に登るんですか?」

「登ると言うか縦走するつもりなんですよ」


「縦走!?凄いですね!」

宮之浦岳とは九州最高峰の高さ1936mを誇る山です。

日程に余裕があれば行こうと思っていたので予定から外していたのですが。

縄文杉はもうすぐですよと言うのことでじゃあ行ってきますそこを離れて、
階建を下りて行きました。

下りて少し進むと階段があってその上にはウッドデッキが伺えます。

(もしかして?)

階段を登って行きます。


そして、


12:15 縄文杉到着!!

着いたなぁ。

デカイなぁ。

達成感を通りすぎて放心状態でした。


とにかく大きいです、ただ大きいだけの木ならここじゃなくても見れますが、
縄文杉は何というか、生命を感じます。

苔や靄がかった幻想的な風景の中で、ぼこぼこと隆起した肌が筋繊維に見えて、
何千年もそこで見守っていた一つの生命のような。

ここに着くまでいくつか大きな杉を見てきて、縄文杉と言ってもこれらと大差ないんじゃないかと思ってましたが
全然存在感が違いました。

はー。と縄文杉を見上げていると、ここで帰ってしまっていいのかという気持ちになりました。

そう思ったときには、足は動いていて、階段を下りて、先ほどの二人組に向かって歩いていたのでした。


さっき居た所まで戻ると、何故か抱き合った後、握手している二人。

「えっなんで抱き合ってるんですか」

「ん?彼が帰るので見送ってたんです」


「あれ?お二人で登るんじゃないですか?」

「彼は中国の留学生で安房の港で縄文杉が見に行くというので一緒に来たんです」


その彼はバイバーイと帰って行きました。

「実は縄文杉まで行ったら、このまま帰るのが勿体無くなったので宮之浦岳登ります」

「ほんとに!?ありがとう!よろしく!」


じゃあ早速作戦会議だと縄文杉から十分ほどの所にある高塚小屋を目指すことにしました。

縄文杉の所で案内をしていたガイドさんに頼んで二人の写真を撮ってもらって少し眺めます。

縄文杉はウッドデッキからしか見ることが出来ません、尚且つ進行方向が決まっていて写真を撮る場所も決まっていますが、
今はシーズンオフなのでゆっくり見れます。

後は人が沢山くる時間があります、注意書きにもあった様に昼頃までに来るのが普通なので
それ以降は人が少ないです、ピーク時はわかりませんが。

さて行こうか。と高塚小屋に向かう途中簡単に自己紹介をしあっていると、
どう呼び合おうかという話になって、

「じゃあ俺の事は、たつにいと呼んでくれ」


とこれが、たつにいとの出会いでした。

たつにいは大阪住まいでこの前まで店長をしていましが体が異常をきたし辞めて時間が開いたので屋久島に来て二週間かけて隅々迄知るつもりらしい。

学生時代にはアジアを旅していて簡単な中国語が出来るらしく、ここでもまたそういう方に出会ったことになりました。

今年はやけに海外を旅した人に出会います。

ボランティアの時に、高校卒業後、ずっとアメリカに住んでいた人。
四国お遍路中、日本に来ている外国人三人。
屋久島で、海外旅経験者大学生三人。

今までの人生で一度も出会ったことないのにいきなり出会いすぎで、
ある決心をしてから明らかに出会う機会が多くなって、

ここでもまた何かの意思を感じたのでした。

旅はその時の気持ちで千差万別だから楽しいなと思っていると
やがて高塚小屋に着きました。

高塚小屋は白谷小屋より小さくて十人程が泊まれるぐらいの広さ。

トイレは少し離れた所にあって紙はないです。
水は縄文杉まで行かないとないのでここは長居するには不便です。

扉を開けると誰も居なく、中に入っていくと、

たつにいが突然、

「これでどっちかがゲイだったら笑えるよね」


と言い出したので。

はは、僕はノーマルなので大丈夫ですよ。と返すと俺もだけどねーと返って来ました。

関西人なのでボケかと思ったのですが、突然だったので何故?と少し引っかかりました。

たつにいが地図を拡げてどうしようかとお互いの予定を照らしあわせます。

宮之浦岳に行くまでには、高塚小屋と新高塚小屋があります。

僕は事前に登山届を出していて明日の夕方16時までに宮之浦港に戻らなければいけないので
宮之浦岳に近い新高塚小屋に泊まり早朝から登り昼過ぎには戻る算段でした。

たつにいは朝縄文杉を見てから登るつもりだったので高塚小屋で泊まるつもりという言うことでした。

試行錯誤して予定を固めて行っている間にどんどん寒くなっていき、
たつにいにいたっては体を震わせて、めっちゃ寒いと言っていました。

大丈夫、大丈夫と言っていましたが、ほんとうに大丈夫なのか心配でした。

その時13時ぐらいだったのですが、すでに体感できる程時間が経つにつれ温度が下がって行きました。

途中トイレのために外に出る度に、外の木が氷を纏っていくのを見て、

二人で、やばい!と樹氷が出来ていく所見てるよ!これめっちゃ珍しんちゃう!と盛り上がってました。

まだ14時にもならないのに辺りの木が凍り始めていて、バケツの水は氷が張っていました。

それから色々話しあった結果、


先ず、明日の夕方に帰る場合、余裕が無いので登山届を出した観光センターに電話して遅れる旨と変更後の予定を話して。

今のうちに新高塚小屋まで行って次の日宮之浦岳にトライ、頂上で別れる事になりました。


屋久島の山中は電波が入らないという事だったのですが、縄文杉付近は入るらしく先ずは僕が縄文杉まで戻り連絡をしに行きます。

※電波の入り具合もメーカーによって変わる様です、ドコモは入りますが、たつにいのソフトバンクは入らないらしいです。

観光センターに電話するとコーヒーを入れてくれたおばちゃんでした。

予定変更をすることを伝えると、

「・・・宮之浦岳の頂上付近は氷が張っている可能性があるけどアイゼンとかある?」


「ないですね・・・。」

「それだったら危ないよ」


と注意を促されて、行けるところまで行って無理は絶対しませんと言って承諾してもらいました。


何度か山登りの経験があるとはいえ、素人範囲で特に雪山は初めてなので、
ここからは、緊急時用の連絡用にバッテリーを温存するため写真を諦めて電源を切ることにしました。

高塚小屋に戻り氷が張っている可能性があるかもしれないとたつにいに伝え。

無理そうなら引き返して一緒に下りる事にしました。

気温は高度が100m上がるごとに0.5度下がると言わていて、
今の高さ(1370m)で氷点下近いという事は、確実にマイナスの世界だということを覚悟して先に進むことにしました。

14:20 高塚小屋出発

高塚小屋の辺りは木が薄く風が当たりやすかったようで、
登山道のある森の中は意外と道まで氷が張っていることはありませんでした、
ただ軽く雪が積もっていました。

緊張感と共に、
幻想的な風景に雪が加わってここが現実なのかと思う程綺麗でした。

とある風景画家が、私は綺麗な風景を汚しているだけだと言う台詞がありますが、
確かに自然には叶わないと思いました。

15:12 新高塚小屋

新高塚小屋はこれまでで一番大きく、50人は泊まれそうです。

水は判りづらいですが小屋を出てトイレに行く階段の正面にいて後ろに下がっていくとあります。

トイレは外ですが紙があります。

今日はここに泊まり様子を見て明日の朝行くか戻るか判断することにしました。

この時すでにものすごく寒く。

下四枚上に五枚着て、寝袋を纏って寒かったです。

「これ夜越せるかな、無理だったら二人で肌を寄せ合わなあかんで」


「雪山で山小屋だからシチュエーションバッチリですね」

何て笑い話しをしながら結構ぎりぎりでした。

たつにいは僕と違って、ちゃんと装備を整えて事前の情報収集も完璧で、
ドライフードなども余分に持ってきていたので。

これから戻るのなら荷物は軽いほうが良いから僕とご飯を分けると言ってくれました。

僕は元々明日の分の食料しかなかったので助かりますといって甘じることにしました。

その日は、増えるワカメを入れたインスタントラーメンでした。

暖かいスープと塩分がすごく美味しかったのです。

それから適当に話をしました。

リュックの中に足を入れると防寒になるとか、
ヘッドライトにフィルムの容れ物を被せるとランタンとして使えるとか、

あとは経歴とか。

何時か分かりませんが、
もうそろそろ寝るかぁと寝ることにしました。

境界線上のホライゾン。

2012-01-27 16:00:45 | 感想
スタッフ馴染みがなくて、とりあえず見始めました、
先ず言えることは、設定細かすぎるのと専門用語多すぎで殆ど通りぬけ。

しかしそこは流石サンライズ、魅せ方がうまく最後まで見れました。


内容は、

天上に行ける高度技術を持った人類が進行に失敗して地上に戻ってくると星は荒れ果て人が暮らせる場所が限られていた、
もう一度天上に行くために技術発展をやり直すため史実通りに歴史再現を試みたが失敗し国が分裂し国同士が争うようになった。

主人公葵の住む『武蔵』は極東という国の領土の一つで葵はそこで学園のダメな会長として通っていた。

そんな葵が、ホライゾンという女の子に告白すると公言する所から話が始まる。


このアニメの長所は設定の織り交ぜすぎな所でしょうか。

人種が、人、改造人間、ロボット、亜人、悪魔?、魔女、モンスターと何でも出てくる。

其れ等が設定用語しかない世界観で展開する異能バトルラブコメ物語。

用語は本当に意味が解らない、登場キャラも多くて殆ど覚えれない、キャラデザもコテコテ、
しかしそれを抜きにして作画とアクション、音楽と演出と声優の演技力が良いアニメ。

バトルは基本人が大きな武器を持って戦うのですが、
反動の強い大技は体を固定してから放ったり重い武器は動きが遅かったりとある程度のリアリティが表現さています。

そして何より戦闘シーンでの静と動のやり方はサンライズが一番巧いと思います。

例えばタメの多い技で段々溜まっていくシーンに盛り上げていく台詞や音楽などあわせて大技感を演出したり、
戦う意味を見つけて開花するシーンで敵が迫ってくる絶体絶命感を出したり。

シーンだけ言えば普通にあるかもしれませんが、サンライズは演出が丁寧なのでより濃く感じます。

大技打つ時にボルトが地面に刺さるカットを入れたり、
自動で組み立っていくシーンにネジが組み込まれるシーンを入れたり、

ただその演出がしたいのではなく、そのシーンにその演出があっているからこそ細かい所まで演出できている
そんな気がします。

それを際立てるのが声優の演技力と口上です。

脚本や監督に起因すると思いますが、声優と演じるキャラが合っているほど劇中でのキャラの台詞に真実味がでる。

このアニメは、ややこしい用語を容認して楽しめるだけ他の要素が満たされている作品でした。

今夏に二期が決定しているので、総評はまた二期を見てからということで。