日々、感謝。

日々の何気ないことを、つらつらと綴っております。

写真の話。

2011-11-12 20:17:12 | 西日本旅 三重~四国
今回、スマートフォンで日記を書いていて本来なら写真を入れてもっと分かりやすくしたいのですが、
如何せんスマートフォンでは写真が上げづらい環境なので、
写真は帰ってから挿入することにしました。

文だけでは伝わりづらいことがあると思いますが、
ご了承願います。

西日本旅 四国・愛媛編 十二日目。

2011-11-12 20:14:08 | 西日本旅 三重~四国
11月8日(火)

公園の東屋にて起床。

朝からインスタントラーメンを食べるためにお湯を炊き、
同時進行で寝床の片付けをする。

ラーメンを食べながら前日写真が上げれなかったのが何故か探していると、
どうやら上げるサーバーの不具合らしく変えてみたらあげれるようになりました。

片付けを済ませて出発。

55番南光坊まで回り、今治市役所に原付を停めて、
今治城まで歩きます。

街道を歩いて商店街を抜け住宅街に出て方向あってるかな?と思い始めた頃、
今治城が見えました。

外堀を覗いてみると、

(ん?あれはコイじゃなくて、あれってイシダイじゃないのか?)

外堀沿いに歩いて裏門から入って、(この時は大きかったので、正門だと思っていました)
中に入っていくと一画で何かやっているみたいだったので、
その戸を開けると、中に人が居て、券は天守閣で買えますと書いてあったので、
天守閣で券を買うんですか?と聞くと、券が一緒になっているからそれを見せて入るんです。と説明してくれたので、じゃあ天守閣の方に行ってみますと答えると、

「いいよいいよ、せっかく来てくれたんだし先に入って」


「え?いいんですか?」

「うん、券は天守閣に行ったときに買えばいいから」


と言うことでお言葉に甘えて入りました。

当時使われていた皿やツボ、能面、掛け軸、つば、鎧、矢じりなどが展示してありました。

其れから天守閣の方に行く途中の広い敷地に像があったので城主かなと思い見に行くと
『藤堂高虎』と記してありました。

(おぉ?!こんな所に何故!?)

藤堂高虎は三重県の津城の城主でもあって像もあります。

なんでも初めて任されたのがこの今治で、
今から治めるという意味で高虎本人がつけたそうだ、
意外な所縁の地の発見に驚きました。

もしかして藤堂高虎って有名な武将なのかな?

それから、天守閣を見に行くと
丁度天守閣を修理中?で足場を組んでいるところで、
大きなクレーンが足場を吊り上げるところに出くわしたので
それを見届けて、行ってないほうに行って、看板の説明を読むと
どうやらこっちのが正門だったようです。

確かにこっちの綺麗です。

そして外堀の水を海から引いている珍しい造りとも書いてある、
やはり海水だった!

城を後にして、原付で再出発!

してすぐ近くのスーパーで昼御飯を買って進みつつ場所を探す算段です。

56番泰山寺の駐車場に停めて門まで歩いていく途中の商店に、
『アイスクリン』が売っていました。

アイスクリンは四国を回っている途中、何度か見ていて
気にはなっていたのですが、なんとなく停まってまではなぁと食べずにいました。

今回、寺の道沿いにあったので早速帰りに買いました。

何でも、脂肪分を使っていないから太らないんだそうです。

だからアイスクリームじゃなくてアイスクリンなんですよとも言ってました。


食べてみた感想は、バニラ味の氷菓子。

手作りでバニラアイスを作ると、味が片寄って薄くなる部分が出来ますが、
そんな感じです。

食べやすい味でした。

57番栄福寺に向かう途中の川縁で昼御飯を食べてのんびりしていると、
一寝入りしてしまいました。

天気が悪いと動けないし、天気が良いとのんびりして動けないなと思いながら、
57番栄福寺に行って。

58番仙遊寺に行くと納経所の方に、

裏で彫刻の展覧会をしていて本人さんがいらっしゃるのでどうですか?タダですよ。

と言われてタダならと見に行きました。

彫刻と言っても木ではなくブロンズ像が主で、習字などがありました。

一通り見て回って、入り口に居る、近藤哲夫さん本人と話をしました。

三重だったら鳥羽観光ホテルに僕の作品があるね、これがそうですと作品の写真集を見ながらその場にない作品の事も色々教えてもらいました。

その中で、どうやって彫刻のポーズ等を決めるんですか?と聞いたら、

僕はデッサンとか絵を描くのが苦手なので、作りながら頭の中でイメージしていきます。

という答えだった、それは、ためになった。

絵に苦手意識があっても別の何かで自己表現していいと言う思想に触れたことこれは良かったです。

ただ、頭の中のイメージから作品を完成させてくやり方は長くやって来たから出来ることですとも言われました。

ありがとうございました。と頭を下げて、
頑張ってくださいと鼓舞してもらいました。

59番国分寺を回り、この日のお遍路は終わり。

近辺で野宿場所を探すと道の駅があって、
湯ノ浦温泉と書いてあるので、あわよくば温泉に入れるなと意気込んでいくと、
温泉地が近いと言うだけのただの道の駅でした。

一応、温泉の出るスタンドとミストの出るモニュメントがありましたが、
そういうのじゃないんだよーと思いながら、
野宿は出来そうなのでここに決めました。

場所は道の駅の端の東屋ですが。

東屋は二つあって、

一つは駐輪場で囲があって地べたでスペースが広いモノ。
一つは東屋の中を床があげてあって人一人のスペースのモノ。

どっちかなら、テントの張れる広い方を取りたいしかし、
テントダメ、野宿ダメと書いてあるのでそこでは寝れない。

なので諦めて、一人分の方に寝袋で寝ることにして、
荷物を置いて、前のガソリンスタンドに行くと、
愛想の良いお兄さんが、これどうするんですか?とか横峯さん道は大変ですからねーとか
話していて、

「そう言えば、焼豚卵飯は食べました?」


「いえ、なんですか?」

「今治のB級グルメで今治の中華飯店なら大体ありますよ。」


「へぇーそんなのがあるんですか、近くだと何処があります?」

「近くだと○○さんだけど、僕のおすすめは、大黒屋飯店ですね。」


と断言するので興味が沸き、お店の場所を詳しく聞いて、
早速行ってみることにしました。

そして、到着!

席に座り、折角なのでラーメンと焼豚卵飯のセットを注文。

待つこと数分。

先ずはラーメンを食べます。

うん、ラーメンは普通。

続いて焼豚卵飯。

分かりやすく言うとチャーシュー丼に半熟の卵焼きが乗っている。

実食!!

(うん、うまい)

旨いに決まってますね、
半熟卵を崩してチャーシューと一緒にご飯ごと頬張る。

ラーメンも食べきって、ごちそうさまでしたとお店を後にして、

ガソリンスタンドに寄って、美味しかったです、ありがとーと伝えて、
道の駅に戻りました。

それから眠くなるのを待ちつつ前を通りすぎる車とか辺りの情景を見ていると、
トイレに行きたくなって靴を履くと足に何かが当たる。

そのままトイレまで歩いて行ってもやっぱり当たる。

何だろうと、靴を脱いで振って履いてみるとまだ異物感がある。

んんー?と手を突っ込んで出すと、カメムシでした。

ギャーす。カメムシを振り払って手を嗅いでみると臭い、、、。

それからまた寝袋に入っていると眠くなってきて就寝。

西日本旅 四国・愛媛編 十一日目。

2011-11-12 18:31:56 | 西日本旅 三重~四国
11月7日(月)

二日ぶりの晴れ!

念願の松山観光!

本当にここまで来て2日も何してるんだと、
思考も腐りかけていたので助かった!

先ずは、道後公園に行きます。

ここで朝御飯を食べようと調理器具一式を持って上がっていき
中腹でさぁお湯を炊くかと思って、

(は!?今水無いじゃん)

ストックがお茶しかなくて、これで炊くかとも思いましたが止まり
また崩して食べることにしました。

ご飯を食べて、展望台まで上り辺りを一望し
反対側から下りていくと、復元範囲と言うのがあって、
当時の建物等を復元してる区画がありました。

其処に大きな東屋があって、凄い野宿に適している場所があるじゃないかと
少し落胆して、

丁度いいので其処で十日分の家計簿をつけることにしました。

レシートと券やつぶやきを照らし合わせながら、
家計簿をつけていると、

前の会社の蟻屋の課長から着信があって、
なんだ?と思いながら出てみると、

「久しぶりー、今ってまだ東北?」


そうでした、会社の人たちには辞めた後どうするかしか話してなくて、
ようはボランティア行った後何するかを行ってなかったので、

「いえ、あのー今愛媛の松山に居ます」

「え!?何しとんの!?」


「原付で八十八箇所回ってます」

「あはは、凄いなー、実はもうすぐ人数がごそって減るもんで、三重に居て、もし良ければ、身勝手で悪いんやけどまた来てくれやんかなーと思って電話したんさ」


と言うことでした、実際来年のシーズン前にまた電話するわって常務に言われていたので
はやまっただけなのですが、どちらにしろ今は帰れないのでその旨を伝えると、
そっかー帰ってきて仕事に困るようなら連絡してーとここでもう一人の人に代わると相手が変わりました。

久しぶりですーと近況を聞きあって
その人は平なので聞きやすいかなと思い先ほど引っ掛かった辞める人を聞いてみましたがやはり言えないということでその後も世間話をして、

午前中誰と現場に入っていて、その人が早くて疲れましたわー
とかいう話を聞くと少し懐かしい気持ちになって気分が楽になりました。

そんなこんなで、家計簿をつけ終わった時には昼過ぎ。

次の目的地、松山城に向かいました。

松山城敷地内の駐輪場に原付を置いて上に見える城を目指しますが、
この敷地が広い。

何せ、敷地内に、NHK、美術館、市民会館が建っていて
大きな芝生の公園まである。

そこを抜けて、やっと門に到着、早速登り始めます。

ロープーウェイも有るのですがここは徒歩で行きます。

途中、作りの説明や建物役割等の看板がありましたが、

なるほどー、わからん。状態で天守まで辿り着いて、
景色を見て下りて県庁の写真を撮らしてもらって、
もう一度、銀天街に行きました。

今度は『ことり』といううどん屋さんが出す鍋焼うどん
が席につくと出てくるという早さらしく行ってみると閉まっている。

その時は、定休日かと思いましたが、その日は定休日ではなく売り切れていたようです。

と言うことで次のお店『つけ麺本舗ばくだん屋』に行きました。

席についてメニューを見ているとやはりつけ麺を推しているようだ、
なのでつけ麺を注文すると、辛さはどうしますか?と聞かれて
スープの辛さを1-10で選べるようだ。

"2、先ずはここから"と書いてあったので2にしました。

つけ麺が来る間、説明を読んでいると、
辛さは途中で変えれます、味が薄くなったら足します、
野菜も豊富で栄養いっぱいです
等つけ麺に大分心力を注いでいるようでした。

そして来たつけ麺。

おぉ確かにキャベツやもやし、きゅうりなど野菜が多い、
早速麺をつけて頂いてみる。

(ん?辛い!いや最初だけだ辛さは普通だしかしこのスープ、スープ?)

つけ麺というと、通常のスープより濃くて、それに太麺を絡めて食べるものだとおもいたのですが、


それは普通の太さで、スープもスープというよりつゆで、

(これは何だろうなぁ、つけ麺じゃなくて、あぁ!冷やし中華!)

そうそれはつけ麺というより冷やし中華に近い気がしました。

風土の違いなのか?これから食べ歩いて実証しようと思います。

疑問を抱えてその店を後にしました。

その後も辺りを散策しつつ駐輪場に戻ってくると、
五時まで残り少ない。

今日は52番太山寺で泊めてもらおうと思っていたので
急いで太山寺に行き駐車場に停めて歩き出すと本堂まで残り300mと書いてある
しかも納経所は駐車場の近くだ。行けるか?行くさ!

急いでしかしスマートに早歩きでお参りして、
またギリギリ納経所にイン。

既に前情報で通夜堂があることを知っていた僕は、
借りれますか?と聞くと大分前に辞めましたよ?と言われ、

(なん、、だと、、?)

野宿出来る場所はありますかと聞き直すと、
近くに東屋つきの公園があるからそこがいいと思いますよ。
と言うことでそこを見に行って。

様子を伺ってからテントを張りました。

因みに公園で野宿の場合は、公園のルールを確認しましょう。

広い公園、きれいな公園ほど寝やすいですが、
その分ルールもしっかりしていますので。

まぁ軽く怒られるだけですが(今の所)、
やはり目立つ分マナーはしっかりしないとね。

テントを張って寝床を確保して、中に荷物を置いて
水を買いに行きました。

こう言うときは基本適当に行くのが秘訣。

あっちが明るいとか、あっちに車がたくさん行くなとかで
見当通りに行くと楽しいです。

そんな感じでスーパーを見つけて水を買って戻ります。

適当に走りすぎて海に出てしまい海岸線をぐるっと回って、
10分で行けたところを1時間かかりましたがこれも一興。

何事も楽しむ姿勢が大事です。

東屋に戻り、早速お湯を沸かしてインスタントラーメンを食べるとうまい。

やっぱりインスタントラーメンは茹でるのが一番だよ。

食器を洗って、テントに入って、就寝。

西日本旅 四国・愛媛編 十日目。

2011-11-12 16:59:37 | 西日本旅 三重~四国
11月6日(日)

相部屋の人の出ていく音で目が覚めて、
外を見ると曇天。

天気を確認すると雨は変わっていなかったので、
片付けて施設を出ると、パラパラと降っていた。

やっぱり雨かと思いながら早々に昨日の駐輪場に行きました。

昨日は余裕がなく荷物を原付に置いて漫画喫茶に行ったのですが
今日は余裕があったので駅のコインロッカーに荷物をいれて、
銀天街と言う松山駅から延びている商店街を見てみることにしましたが、
しかし、開店には少し早く店がやっていない、端から端まで歩いて、
折り返してちらほらとお店が開き出した頃、
お腹がへったなーと近くでラーメン屋を探して入りました。

そこ、『瓢華』はチャーシューが売りのようなので
チャーシューを注文しました。

そして、出てきたラーメンのチャーシューは縦長で丼からはみ出そう。

味は、とろとろの食感で甘めの味付け。

スープ、麺は共に中華そばと言う感じでした。

昼御飯を食べまた漫画喫茶へ。

出てくると雨は止んで、薄い曇りになっていて、
予報でも晴れと出ていたので明日は安心だと思いながら
石手寺近くのコンビニ横の遍路小屋にご飯を食べるため行くと
先客がいました。

猫です。

どうやら触らしてくれるようなので触っていると
直ぐに鼻がムズムズしてきて止まらない。

あぁー猫アレルギーが憎い。

何故か犬は無いのに猫はムズムズしてくる
どっちかと言えば猫派の僕は、何の運命の悪戯だと
毎回鼻をムズムズさせながら思う。

因みに犬も好きです、僅差で猫と言うだけ。

犬はしつけ次第で変わります。

友達の犬は人懐っこくて賢いから好きですが、
身内の犬は警戒心が強く吠えまくるので嫌いです。

なのにもう一匹飼うって、、、おっと私情が。

ご飯を食べて、昨日と同じドミトリーに泊まって。

この日も一人と相部屋でしたが多少話して就寝。

初日が特殊だったんだなと確信した夜でしたも

西日本旅 四国・愛媛編 九日目。

2011-11-12 16:16:05 | 西日本旅 三重~四国
11月5日(土)

早く寝たのもあって早朝に目覚めた僕は、
予報通りの雨に落胆しながらトイレに行って、
出発には早すぎるのでまた寝ました。

次に意識が戻ったとき、変わらずザァザァと降る雨音を確認してから、
体を起こして辺りを見ると、

(・・・あれ!?誰も居ない!?)

部屋がしんとしているのに対して激しく鳴る雨音と
一人には余りすぎる大きな部屋に物言えぬ恐さを感じました。

とりあえず出ようと片付けをしていると、ガチャガチャと
一階の立て付けの悪い引き戸が鳴った。

また、ガチャガチャと鳴る、戸を閉めたのだ。

階段を上がってくる、足音がだんだんと近づいてくる、
もう顔をあげれば其処に居るであろう所まで来ている、

僕は、

顔を上げた。


其処には、おじさんがいました。

昨晩見た人とは別のおじさんということは、奥のスペースの人か。

「おぅ、もう行くんかい」


「はい。皆もう出発したんですね」

「そやのー、雨やで早めにでたんちゃうけ。あの原付兄ちゃんのか?」


「そうです」

「そうか大変やのー」


などと会話をして準備が出来たので、では行きますとその場を出ました。

そこからすぐのコンビニに行って隣接している遍路小屋で、
今日どうしようなー。とりあえず飯食おうと食べていると
さっきのおじさんが遍路小屋に来ました。

あれ?まだおったんかとカップ麺片手に現れ、
一緒に食べながら話しているとお遍路さんじゃなくてあそこに住み込みで居るらしいです。

それから、時間を潰すなら漫画喫茶かカプセルホテルが良いよ、
駅近くにお店があってーなど色々情報をいただきました。

その頃にはご飯を食べ終えていたのでキリの良いところで、
ありがとうございました駅の方に行ってみますと行って遍路小屋を出ました。

どしゃ降りの中、こっちだろう運転で駅に向かっても
一向に見つからない。

レインコート、レインカバーがあるとはいえ段々とリュックを侵食していく恐怖と焦りを感じながら走らせていると漫画喫茶を発見!

しかし、辺りに駐車場がなく簡易地図が有るのですが、
土地勘がないので簡易じゃ全然判らない。

店の人に詳しい場所を聞いて其処にいくと丁度駅の隣の駐輪場なんですが、
これが三重にはないもので。

なんと二輪車用のエレベーターがあって、原付を嵌める専用のスペースがある。


停めるのでなく嵌める、
何故かと言うとスペースがカートリッジの様に押し引きが可能になっていて、
手前にスペースを引き出して原付を収めるこの時にハンドルの部分に拘束具を着けて
原付を固定出来る。

後は押し込むだけでそのスペースに収まると言うもので、
最初に見たのは高知の播磨屋橋の近くでこの時は良くわからず使いづらかったのですが、
説明を読んでやってみるとめっちゃ楽。

エレベーターともう一つエスカレーターもあります。

これは、タイヤ幅のレールが階段の横についていて、
そこに二輪車を設置するとレールが動き出して上げるのをアシストしてくれる、
これも凄く楽、原付がまったく重み感じずに上げれましたから。

など四国の二輪車事情に感心しつつ、さっきの漫画喫茶に行って、
其処でその日泊まるホテルを探して(通夜堂は連泊禁止のため、
複数が相部屋で素泊まりするドミトリーというシステムを取り入れている
『ホテル エコ道後』に泊まることにしました。

漫画喫茶を出ると止んでいました、
この隙にとホテルに行ってチェックインを済まして、
部屋に案内してもらいました。

建物もなんですが、年期が入っていてその分の汚れはありますが、
綺麗に使っているという印象で不安になるほどではなかったです、

部屋は二段ベットが3つ置いてあって、人が通るスペース以外は空いていない状態でした。

トイレは部屋に付いていてお風呂は無しでシャワーが有料で使えるようです。

後はベット毎にロッカーが宛がわれ、中にはコンセントがあります。

一通り説明を受けたので、早速施設内にある洗濯機を使い、
その間に買い出しに出掛けました。

因みに飲食は一階のコミュニケーションスペースのみで許されています。

適当に走ってスーパーを見つけるかと走っていると、
イーオンがあったので寄って、タオルとたこ焼きを買いました。

タオルはいつもだと乾かしながら使って服と一緒に洗濯するというのが常套だったのですが、連日の雨と曇りで乾かせずに生乾きのまま匂いがキツくなったので廃棄しました。

そして、ホテルの一階のテレビで明日の天気を確認して明日も日中雨かーと思いながら
たこ焼きを食べて、ここにもノートがあって、
そこのノートは落書き帳なので絵がいくつか描いてあるですが、
中にはボールペンで上手いのもあって、凄いなーと思いながら見てました。

ノートを見終わって洗濯機を見に行くと終わっていたので
乾燥機にかけて僕は記事を書いていました。

30分100円が終わる、洗濯物を確認すると湿っている、
足りなかったかな?と100円投下。

30分経過、まだ湿っている。

三回目、これはもしかしてズボンと別けた方が良いのかなと思い、
軽いもののみでかけて、
四回目でズボンのみをかけると上手く乾きました。

600円消費してコインランドリーと変わらなくなってしまった。

それから部屋に戻っても一人でした、
というのは同室が一人いるはずなのですが帰ってこない、
結局寝るちょっと前に帰ってきて少し話して就寝。

西日本旅 四国・愛媛編 八日目。

2011-11-12 14:34:41 | 西日本旅 三重~四国
11月4日(金)

お遍路さんの間で良い環境と噂の40番観自在寺さん通夜堂にて起床。

毛布が六枚もあったので、二枚を下、二枚を上、一枚枕にして寝たら
安心して寝れました。

36番青龍寺から44番大寳寺はお遍路中一の長距離移動です、
山あり谷あり酷道ありでなるべく人気(ひとけ)のある場所で休みたいので、
余裕をもって早朝出発。

途中でエンジンオイルを補充しガソリンを満タンして、
後は走るだけだとひた向きに走り。

41番龍光寺42番佛木寺43番明石寺と回り、
大洲(おず)市で昼ご飯を食べる場所を探すため辺りを散策。

大洲城城下町を歩いていくと、肱川(ひじがわ)に出ました。

川幅が広くて流れも緩く、木の生えた岩と奥には山、
穏やかな雰囲気で良い景色だったので、
其処で昨日の残りのお弁当を食べていると、
何か違和感に気付きました。

その場所は堤防、砂利、川の順で川には橋が架かっている、

(川に橋は普通なのに何かがおかしい、なんだろうな?)

飯を食べながら、じーっとその風景を見ていると、
車が橋を渡って向こう岸に走っていきました。

(は!?砂利の上を走っている!!)

違和感の正体が解りました。

普通、橋って堤防から向こうの堤防に架かっているものなのに
そこは堤防から砂利に橋が架かっていたからです。

どうなっているのかと思って食べ終わった後、見に行ってみると、
砂利に道路が敷かれていて、そこから堤防に上がっていけるようでした。

何故にこんな作りなのか気になりましたが特に説明の看板もなかったので
四国では普通なのかなと思いながら駐車場に戻りました。

其れから、44番大寳寺に昼到着、これで暗くなる前に山エリアは越えれるなと安心して、
悟りを開く場所、45番岩屋寺下駐車場に到着!

あぁ、ありがたいなぁと思いながら所要時間20分と書かれていた階段を上って行って、

あ、ぁ、、ゼハァ、、ありが、ゼハァ、、たいなぁ、、ハァハァ、、。

45番岩屋寺本堂に到着!

本堂にお参りをして境内を歩いていると、90度近い梯子が岩肌に架けられているのを見つけて袂まで行くと、

危ないところですから充分気を付けて参ってください。

と書いてあって、上を見ると岩肌に窪みがあって其処に何か奉ってある様でした。

窪んでいて角度が急なので下からは何も見えない、行くしかあるめぇ。

90度近い木の梯子(4-5m程)を登って窪み到着!

其処には石壇?みたいなものがありました、他には景色が良いぐらい。

達成感を従え梯子を降りてそのまま下りました。

長距離区間も終わりその後も順調に進んで、
今日は51番石手寺さんの通夜堂にて休ませていただく事になりました。

51番石手寺は、境内にいろんなものが乱立していて、
正直迷路みたいでした。

はてさて、納経所の隣で、案内の方が来られるのでお待ちくださいと云われ待っていると、
お坊さんスタイルの人が来たので着いていくと、

ぐねぐねと建物や石像などの置物を避けて進んでいき、
境内の端の寺の裏の木造校舎の様な建物に着きました。

宿泊場所はこちらですと言いながら、
"外した人が直すこと"という張り紙のある立て付けの悪い引き戸を開けて、

中も勿論、廊下も階段も全て木造で一階は教室の大きさぐらいで部屋が区切られていて、
教室内は物置になっている様子。

二階が宿泊場所になりますと、階段を上っている時に、
昔は学校だったのですか?と聞いてみると公会堂だったらしく

実際これから寝てもらうのが公会堂として使っていたスペースに当たります
広いので自由に使ってもらって結構ですよ。

と云うことでした。

階段を上りきって、ここがそうですと案内された場所は確かに広い!

60畳ぐらいあって、入り口近くに毛布の山。

毛布は自由に使って良いですのでと言い残しお坊さんは出ていきました。

(おぉー!すげー!めっちゃ広いやん!どこで寝よう)

などと考えながら公会堂エリアに入っていくと、
ちらほら人気がする。

(んー?良く見ると人がいた気配がするな)

通夜堂は、お遍路さんが皆利用できるのでこれ迄にも、
以前のお遍路さんが残していったものがあったりはしました。

が、

んー?と思いながらとりあえず見てスペースを把握しようと奥までいってみると、

部屋の角に、仕切りに囲われた部分があり、手前からは見えないですが奥まで行くと
その仕切りの向こうが見えて、そこには、

ゴミ屋敷のような惨状が。

一応布団はあるようですがゴミにまみれてどこで寝てるの状態、
さらに辺りもごみが散乱していて、洗濯物が干してあったりしていた。

(あれ?これ?完全に住んでない?)

更に良く見ると、残していったものという感じじゃないスペースが何ヵ所かある。

(どういう状態で、どこが空いているのか判らない、、)

とりあえず隅のほうにリュックを置いて、さっきのお坊さんを探しました。

しかし、すでに建物を出ていて、外も入り組んでいて見当たらない。

そこで納経所に行ってみると、丁度次のお遍路さんの案内をする所だった、
居た!と思いながらすいません聞きたいことが!と
呼び止めて、

「あの何処でも寝て良いと聞いたんですが、ちらほら人が居る感じがあるんですが、
今何人居るんですか?」

「今はこの方とあなたを含めて四人ですね」


「あの、手前の布団の敷いてある所と、奥の洗濯物が干してある所は人が居るってことですか?」

「えぇーとそうです。そこにお二方居ます」


何で苦笑いやねんと思いながら、じゃあそこ以外は空いてるんですねありがとうございます
と言って、お坊さんスタイルの人はお遍路さんを案内して行きました。

その時に、お遍路さんがよろしくお願いしますと笑顔で言ってくれたので、
僕もよろしくお願いしますと返しました。

年齢も近い雰囲気だったので、少し興味がありましたが、
その時、原付をコンビニの駐車場に置いていたので取りに行って、
残りの荷物を持って宿泊場所に行くと、入れ替わりに若いお遍路さんが出てきました。

また軽く挨拶をして、二階に上がり寝場所を決めて荷物をかためて、
松山に来たなら先ずと決めていた道後温泉に行くことにしました。

お坊さんスタイルの人に聞いたところに依ると
徒歩で行ける距離らしいので徒歩で向かいます。

地図で場所を確認すると道沿いで行けるようなので
その道を歩きながら。

(あの二つのスペースの住人が非常に気になる、
初日の事もあるし癖の強い人だったらどうしような。
いかんいかん、会ってない内から固定概念を作るのは駄目だ!)

と不穏を払いながら、道後温泉に到着。

それまで普通の町並みだったのに、いきなりきらびやかなで賑やかな雰囲気に、
不安を忘れて一気にテンションが上がり、

(やばい!漏れ出すのを抑えるのが大変だ!)

と商店街を見て歩きます。

適当に人が多い道筋を通っていくと、その先に道後温泉本館がありました。

流石日本最古の温泉というだけあって、昔造りな木造の外観で、
なんというか凄く良い!日本に生まれてよかったと思えました。

日本建築はやっぱり木造ですよ。

凄いなーと感心しながら、建物正面にある窓口に行ってシステムを確認すると
微妙にややこしい。

先ず、料金が4つに別れていて内容は

浴槽が『霊の湯』『神の湯』の2つがあって
それに休憩所の有無、大衆か個室かで変わってくる。

後は料金に因って、滞在可能時間が変わります。

先ず、霊の湯(一階)に入るのみが400円。

次に、霊の湯と大衆休憩所(二階)が800円。

次に、神の湯に入り大衆休憩所が1200円。

そして、神の湯に入り最上階(三階)の個室が1500円。

滞在可能時間は、1500円が80分で、以外が60分です。

どれでも入浴代を払うことで、天皇が入った浴槽、坊っちゃんの間、建物内の観覧は出来るので、わざわざ高い値段を払わなくてとも良いかもです。

因みに神の湯に入れるプランの人は霊の湯にも入れます。

さて、料金を把握したのは良いですが、如何せん人が多い。

大衆休憩所は人が一杯で発見を中止しているとか言っていて、
ゆっくり入れる気がしなかったので時間を置くことにして
また商店街を見ながら進んでいくと時計台のある広場に出ました、

そこには足湯があってベンチもあるので休憩スペースになっているようで
僕もそこで休んでいると、時計台の周りに人が集まってきたので
何かあるのかな?と時計台に注視していると、
音楽に合わせて時計台が動き始めました。

坊っちゃんの登場人物の人形が音楽と共に動くこと3分程で
それは終わりました。

それから商店街内のローソン側近くのラーメン屋(名前見忘れました、、)
に入って、チャーシューラーメンを注文すると
スープが、あっさりと醤油と選べますがということで、
あっさりを選びました。

チャーシュー頼んどいてあっさりを選ぶという、
しかも確か、そのラーメン自体があっさりラーメンで、
あっさりラーメンのあっさりスープでどんだけあっさりしているんだ、
あっさりのあっさりでスープがあっさりし過ぎてあっさりじゃなくて
でもあっさりで、と

ズラ(桂)が探さないで下さいプラカードを見つけた心境
に軽くなりながらラーメンを待ちました。

そして来た!あっさりラーメンのあっさりスープのあっさりとあっさりであっさ...

早速スープから!

(む?あっさりと言えば魚介ベースが多いけどこれはどちらかというと海藻風味で
つゆに近い感じ、うん飲みやすい)

面は細めんで、チャーシューは赤身で味が濃いめなので
スープとの相性が良くてチャーシュー麺なのに胃がまったく重たくない。

始終食べやすいラーメンでした。

ラーメンを食べているときに店のテレビの予報で明日が雨だと言っていて、
またか、、、という気分でした。

少し経って本館に行ってみると人が減っていたので、
窓口に行って、

1500円大人一枚でと言いました。

券をもらって中に入ると、直ぐに廊下があって、

(人二人が通るのやっとじゃない?)

と思いながら靴箱に靴を入れて中の人に券を渡すと係りの者が来ますのでということで少し待ってこちらにどうぞと案内されました。

人がごった返す廊下を抜けて階段を上がります。

この階段が急で人一人分の幅。

さらに上がり、三階の個室に案内され、こちらに浴衣がございますので着替えて入浴の準備が整いましたらそちらのボタンを押してください。と障子を閉めて去っていきました。

個室の和室は、八畳一間でまぁ普通?ただ部屋ごとに句切られた外廊下があって
そこからの景色は良かったです。

準備を整えボタンを押して、浴場の入り口まで案内してもらって、
そこから男性従業員に交代しました。

こちらが神の湯の入り口で、こちらが天皇が入られたお風呂がある方です、
先に説明をお聞きになられますか?と聞かれたので、じゃあと先に天皇の入ったお風呂を見に行きました。

天皇が入る入り口は別にあるとか、
休んだ和室の隣にボディーガードが待機していた部屋があるとか、
そこから降りていった所に専用の浴槽があるとか、
そういった説明と実際に使った物や浸かった浴槽が見れます。

その後また上がって、神の湯の暖簾を抜けると階段で、
それを下がり、そして脱衣場。

脱衣場は普通、浴槽も一つであまり広くない、
全体的に石製で大理石など高級な石が使われているらしいです。

事前に霊の湯も入れると聞いていたので、
十分程で出て階段を上がり今度は霊の湯に。

従業員さんに尋ねると、こちら下りて先にございますと言われ
また階段を下りて霊の湯に行きました。

霊の湯は大衆浴場らしく脱衣場も広い。

浴場は西の湯、東の湯で2つに別れていたので
先ずは近い東の湯に入りました。

浴場もこちらのが広かったですが、高級な石は使われていないようでした。

それから西の湯を覗いて造りが一緒の様だったので入らずに着替えました。

出口は東の湯と西の湯の真ん中にあって、
そこは最初の廊下だったので人も一杯。

引き戸は磨りガラスなので良いですが、
開けたとき丸見えやないかと思いながら脱衣場を出て、

三階にある坊っちゃんの間を見に行きました。

『坊っちゃんの間』は、夏目漱石が愛用していた部屋で
坊っちゃんの作中にも道後温泉に入りにいく場面があります。

その部屋には、夏目漱石の教師時代の写真や坊っちゃんの挿絵や
正岡子規との由縁などが紹介されていました。

それから自分の部屋に戻ると程なくして、
お茶と坊っちゃん団子という茶菓子が運ばれてきて、
それを食べながら時間内を満喫して道後温泉本館を出ました。

道後温泉の感想は、
あの武骨さが良い!です。

人の量に見会わない廊下や階段の幅や、
上り下りを繰り返して浴場に行く所、

そういう効率的じゃない所が昔情緒があって好きです。

特に僕は、入り組んでいるところは大好物なので。

内装が良く判らない人は、『千と千尋』を思い出してもらうと良いと思います、
道後温泉を元にしたらしいので。

兎に角、木造で外も中も見がいがあるし、
構造的な面白さもあって、また来たいと思いました。

今度は大衆休憩所で充分です、一人で個室は物悲しいので。

そして宿泊場所の建物の前まで来ると、中が暗い。

二階に上がっていくともう一人お遍路さんが増えていました、
そして暗い。

布団の敷いてある所に居た人のスタンドライトの光だけが灯っています。

軽く挨拶をして自分の寝床に行き、奥を確認しても暗くて人が居るのか確認できない。

寝袋を出して寝る準備をしていると、電話がかかってきたので、
外に行って電話をしていて、その間に二人お遍路さんが来て。

電話が終わって二階に上がっていくともう真っ暗でした。

(もう消灯!?)

近くに居た人にもう消灯ですか?と聞くとそうみたいだねーと言うことで
殆ど喋る機会はなく早々に寝ました。

(やっぱり初日の二人が特殊だったのかな?まぁ良いや寝よう)

どれだけ経ったのか分かりませんが感覚的には消灯してすぐ、
物音が聞こえたと思ったら、野球中継が聞こえ始め、
そんなに大きい音ではないですが、静まっている中だったので、
歓声とか実況が聞こえる。

寝やんのかいと思いながら意識は落ちていきました。

11月11日(金)のつぶやき

2011-11-12 01:14:51 | 日常
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82番まで回りました。残り6寺。普通に行けば明日制覇になると思います。
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遍路小屋にて野宿。中秋の名月綺麗。 http://t.co/CvQsn2Cf
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