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西日本旅 四国・徳島ー香川編 二十五日目。

2011-11-29 20:09:29 | 西日本旅 三重~四国
11月21日(月)

Tさんの至れり尽くせりな接待の結果、12時間後に起床。

しかもそれだけ寝たのに一度も起きずに全くだるくない。

部屋+お風呂+布団+指圧で疲れは全て解消され清々しい朝でした。

朝御飯に食パンにジャムを塗ったものを頂きコーヒーを啜ります、
それから少ししてTさんに見送られながら徳島市を後にしました。

ここまで、ひたすら接待してもらったことしかないですが、
Tさんとの話のなかで、目的があるなら気持ちの切り替えと意思の強さが大事と
アドバイスをもらったりもしていたんですよ。

またもらってますが。

さてTさんと別れて僕は香川県に向かいます。

途中にうだつの町並が見れる場所があったので寄りました。

昔の建物は風情があって
くすんでたり、苔がはえてたり、土壁が剥がれてたり、
年月の経過が感じられて好きです。

うだつの町並みに癒され香川県に向かいます。

既に香川県内に無料のキャンプ場に目星をつけて向かっていたのですが、
その時既に16時で駄目元で通り道にあった製麺所に寄るとやっていました!

と言うことで明日からの足掛かりの一店目、『三嶋製麺所』さんにて、
うどん小(120円)を注文しました。

温かいの?冷たいの?と聞かれ、

温かいので!

と少し待っている間に、店内を見渡すと雑誌の記事が貼ってあって、
見てみると、"マイ箸持参で卵無料"と書いてあった。

「マイ箸があると卵がただなんですか?」

「えぇ、生卵が付くよ」


「ちょっと、すいません!」と箸を原付に取りに出ようとすると、

割り箸は駄目だよー。

大丈夫です!

箸をとって店に戻るとうどんが出来ていて、
ねぎときざみとうがらしと生卵をかけて戴きました。

美味い!

ずずっと平らげ店を出て日暮れまでにと急いで
無料キャンプ場にたどり着いてみると、
チェーンがかかっていて入れない。

(?これはどういうことだ?他から入るのか?)

と別の道を行きますが入れない。

一年中開放しているはずなのになーと疑問に思いながら
隣接している福祉施設に訪ねにいくと、

ここはキャンプ場とは関係ないのでと突っぱねられました、
そうですかぁと施設をでると男性が出てきて、
野宿する所を探してるんですか?と尋ねられたので、

「そうなんですけど、キャンプ場が入れなくて」

「あの施設は今日定休日なんですよ」


「!あ、定休日というものがあるんですね、どうしようかなぁ」

「なんなら、今日泊まって明日の朝話せば大丈夫だと思いますよ」


「え?それアリなんですか?じゃあ中見てきます」

優しげなお兄さんの助言を得て、キャンプ場に単身入っていくと、
まぁキャンプ場なのでそうですが芝生と調理場があるだけだったので、

これなら無理して、ここに泊まることもないなぁ、明日の朝正式にお願いしよう。と
キャンプ場は止めて、模索中に見つけたトンネルにテントを張ることにしました。

もう既に辺りは暗くなっていたので、
急いでトンネルに行きテントを張り始めました。

トンネルと言っても随道のイメージではなく、
幹線道路下のトンネルなので中は綺麗なコンクリとアスファルトです。

奥はトンネルを出たところで森になっていて通り抜けが出来ないので
大丈夫だろうと判断しました。

暗いトンネルの中、入り口近くの外から光を頼りにテントを張り荷物をいれていると、


やがて、

トンネルの奥、

暗闇の方から、ガサガサと葉っぱの擦れる音がしました。

風で揺れているだろうと思い気にせず準備をしていると、

段々と葉っぱの擦れる音が近くなってくる。

(あれ?若干近づいてきてるような・・・)

ガサガサ、ガサガサと鳴る音が、

アスファルトに爪がかかり駆ける音に変わったとき、

僕は、

(!?これ奥から何か向かってきてないか!?)

そのまま駆けてきたソレは、
丁度、トンネルの暗闇と外の光が指している境の暗闇の中で止まり、
うっすらと見える影が確実にこちらを見ていました。

僕は恐る恐る、手元にあったライトを当てると、
ソレは僕の横を勢いよく走り抜けてトンネルの外に出ていきました。

犬と野犬は全然別の生き物と聞いていたので、
横を通り抜けたと言うことは、
どうやらソレの正体は放し飼いの犬だと思います。

其れからは、野犬ではないと解っていても怖いので、
匂いが出ない食べ物を食べて夜に外に出ないようにして、

まさか幽霊ではなく犬をエンカウントするとは、どちらにしても怖いなと思いながら、
その日は寝ました。









西日本旅 四国・徳島編 二十四日目 後編。

2011-11-29 17:45:05 | 西日本旅 三重~四国
前回までのあらすじ!

原付遍路を結願し、四国一周のために徳島市に戻った僕は
無事四国一周も果たし、次の目的、徳島ラーメン食べ歩きに従事していたのでした。

途中二日続く雨に降られ足止めをくらいながらも根城を構えた休憩所でたくさんの人とのふれあいに満足しつつ、さらなるラーメン店を巡り、満足した僕は、
商店街を散策した後に休憩をして、
今日の寝床に向かおうとした丁度その時、Tさんに話し掛けられたのでした。



「三重から来たの?いやー僕の知り合いが志摩に居てね
僕も大学の頃旅をしていたからその時に泊めてもらったりしたんだ」


昔僕がしてもらったからとコーヒーを奢ってもらい、
河川敷の堤防でしばらく話をしていました。

とにかく何でも話す人で、徳島市に単身赴任で一人暮らししているけど
家は一時間程で帰れて休みは帰っているから単身赴任らしくないとか、

たまたま徳島市に用事があって休みだけど早く帰って来たとか、

高校時代に演劇をしていて、明治大学に入学して、
四年間の春夏休みを使ってヒッチハイクで日本を一周したとか、

果ては息子のことや息子の彼女のことも話だし、日が暮れ始めた頃、

良かったらウチに泊まって行けば良いよ。と言われ、
良いんですか!?と二つ返事でオーケーをして、

Tさんは自転車、僕は原付なので、
簡単に道筋を教えてもらい念のため番号を交換して一旦別れました。

そして、Tさん宅に到着。

そこはアパートで、部屋に入ると生活感のあるお部屋でした。

早速荷物を下ろし一休憩していると、
座っててとコーヒーとようかんを出してもらい、

食べながら、僕のこれまでの行程だったり、
Tさん宅に以前に泊まった人達からの手紙を見せて頂いたりしていると、

半額の弁当で悪いけど奢るわ、まだ時間あるで外案内するな。
と言うことで日中歩いた商店街を回り、徳島駅前のそごうというデパートの屋上から夜景を
みて
川沿いの橋のイルミネーショの虹色が綺麗なので見て欲しいと
色が変わっていくのを眺めたりして時間になってスーパーに行き、
お弁当を買って貰いました。

部屋に戻部屋に戻り、先程のお弁当と手作りのうどん(麺は売り物です)を食べながら談笑。

食後にグレープフルーツを頂き、お茶を出してもらって、
テレビを見ながらまったりしていると、
Tさんが旅から帰ってくると指圧師のおじさんにしてもらって覚えたという指圧を
して貰いました。

最初に会って話をしていたときにも軽く方をしてもらったのですが、
意外とこっていたからもう少ししようとして貰いました。

これがすごく気持ち良い。

肩から頭にかけてグリグリ圧されたり伸ばしたりと
体がほぐれていくのが判ります。

ある程度してもらってからお風呂に入り、布団をしいてもらって、
布団に入って、また指圧をしてもらってからすぐに意識は落ちていきました。