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西日本旅 四国・香川編 十七日目。

2011-11-15 22:49:16 | 西日本旅 三重~四国
11月13日(日)

遍路小屋にて起床。

いえ、正確には日が明けたので諦めたと言った方が正しいです。


それは、一晩中、蚊と無意味な奮闘をしていたからです。


寝ていると耳元でプーンと羽音を鳴らせながら周回し、
鬱陶しいなーと顔を振ると一時は静かになりますが。


うとー。

プーン。


・・・・。

プーン。


・・・・・・・・。

プーン。


・・・・・・・・・・・・。

プーン。


ええぃ!!

を延々繰り返していました。

寝袋の弊害ここにあり。

以前にテントなしで歩き遍路している人が蚊取り線香を置いて寝ているというのを思い出して
蚊取り線香買おうかと思いましたが、

そもそもこの季節に蚊って。

そんな感じで寝入れずに夜は明け、これ以上寝ているわけにいかない時間になってしまい
起きることになったわけです。

それから、片付けをして出発の準備をして、
残りの日記を打ちました。

丁度、その遍路小屋には電源があったので本当に助かります。

昼過ぎまでかかりなんとか溜まっていた分を解消し遍路再開!

83番一宮寺に行くと、山門の前に托鉢をしている方が居ました。

托鉢とは、人通りの多いところに立ち或いは座り、
読経若しくは座禅をしている人。

三重でも津駅前で時々見かけたりしました。

四国では、托鉢も普通に(三重と比べて)あるのか、
お店やお寺に托鉢お断りの張り紙があったりします。

あと、読経や座禅を人通りの多い所でしてどうするのかと言うと、
それでお金を貰うんです。

お金を貰うためと言うのは語弊があるのかもしれませんが、
先の托鉢をしている人は、
托鉢をしながら自転車遍路していて、
托鉢のみで費用を賄っているのだそうだ、
なので山にある寺は行かずに60日かかって83番まで来たらしい。

托鉢している人は並々ならぬ鍛練のためと思ったりしていたのですが、
話してみると意外とそうでもなく、
雨の日に店先で読経していた人が、出てくると座り込んで煙草を吸っていたので、
今日は終わりですか?と聞くと、雨が強いから止め止めと言うことがあったり。

コレも、ごくごく一部の人なので托鉢している人が全てそうではないとは思いますが。


次の84番屋島寺に行く前に、香川県庁に行きます。

道路標記に従い県庁に到着して写真を撮ります。

何やら形がでこぼこしていて複合しているようなよく解らない形だなぁ。
と思って違う方面に行くと丁度写真を撮ったのが横からで、
真ん中が高く端が低いので、凸のような高さ配置になっていたので、
少しおかしく見えたんだと思います。

そのまま歩きで広い道の方に行くと、
うどん屋を見つけたので中を窺うと暗い。

でも人が居たので、すいませんもう終わりました?
と聞くと、すいません!今日は流れが早くて昼過ぎに完売したんです!
と言うことでした。

対応をしてもらった黄色い縁眼鏡の方が、
営業時間や休業日を甲斐甲斐しく教えてくれるので、
そうですかぁ、また来ます。とその場を後にしました。

(売り切れて閉店が有りうるのか、香川のうどんを軽んじていたな)

等と気概を彷彿とさせながら、近辺で宿泊場所を探し、
無料キャンプ場があるみたいなので向かいました。

そこは大規模の公園の一画がキャンプ場になっているみたいで、
キャンプ場に一番近い駐車場に原付を停めて歩きます。

その間、向こうからは家族連れが沢山来ました。

持っているものから察するに、みかん狩りがあったようです。

しかし、ワイワイと帰る家族連れの流れに反し、
大きいリュックを背負った男が一人黙々と歩いていく様は、

(十中八九不審者だろうな)

なんとか奇異な視線に堪え入り口に辿り着いて、
丁度掃除をしていたおばぁちゃんにキャンプ場の事を尋ねると。

「キャンプ場はありますが、今は閉まっとるよ?」


「えーと、シーズンオフですか?」

「そう、九月一杯で終わってるよ」


「うわぁ本当ですか、、、寝るだけなんで何処か適当に良い場所ないですか?」

「うーん、そう言われてもわたしは決めれんけぇ」


「じゃじゃあ!管理の方はいらっしゃいますか?」

「あ、ちょっと待ってね。」


うーんと。とキョロキョロして、オーイと駆けていくおばぁちゃんに僕も付いていきました。

「この子がね、キャンプ場に泊まりに来たらしいんだけど」


「キャンプ場は九月一杯までやけんね」


「みたいですねー僕も話に聞いただけやったもので、寝れたら良いんで何処か良い所ないですか?」

「うーん、ワシ等市に雇われとるけん、良いよとは言えやんけぇ、すまんなぁ」


「そうですかぁ。いえいえ!まだ明るいんで次のところ探します!ありがとうございました!」

と去ろうとすると、あの見晴台やったら良いんじゃない?と
おばぁちゃん。

「あぁあそこな、あのなぁ、この道をな」


と見晴台の場所を教えてくれました。

「あそこやったら人も少ないし大丈夫やと思うけぇ、ただ何かあってもワシ等が言ったとは」


「えぇ!勿論!教えてもってありがとうございます。行ってみます」

と言うことで、キャンプ場は頓挫しましたが、更なる情報を得て見晴台へ。

見晴台到着!

トイレも水道も近くにあって地面も平坦ということで
そこで寝ることにしてテントを張ります。

そして夜ご飯。

夜ご飯は、パスタです。

前回のガスの使用時間と水の廃棄を克服する奇策。

それは、レトルト製法!!


説明しよう、昔なんたらエックスで見た情報によると、
カレーレトルトは完成の手前で敢えて止めた状態で売り出すことで、
もう一度湯煎をしたとき完成に至るようにして成功したそうだ。

これはそれに乗っとり、完成手前で火を止める!
そして、そのまま置く!

つまり、麺がある程度柔らかくなったら後は余熱で温めるということ、
しかも時間が経てば麺が水を吸い無駄にならない、
さらにそれによっても柔らかくなる!

早速実験。

そして、

フゥーハハハハ!!

この鳳凰院凶真にうんたらかんたら!

要は成功です!

ガスの使用時間もインスタントラーメンと一緒ぐらいで
置いておく事で水を吸って捨てなくてもよくなった。
(完成に吸うわけではないのでスープパスタみたいですが)

(うむ、これでパスタは大丈夫だ、後は味だな)

今は選りすぐりの調味料、

焼き鳥のタレ(タレ類で最安値だった)、
柚子一味(原付を置いた土産さんでなし崩しに購入)、
胡椒(本当は塩胡椒がよかったけど手頃サイズがなく妥協の末)、

という完璧な布陣で挑んでおります!

パスタに可能性を見いだしつつ就寝。

を妨げるようにまた音が、

今度はマフラー音と音楽が爆音でけたたましく鳴っていました。

しかも、段々音が近づいてくるので本気で焦りました、、。

単に近くの団地の人の様でしたが、
相当の爆音だったのですぐ近くで鳴ってるのかと思って肝を冷やした。

そんなこともありながらこの日就寝。

11月14日(月)のつぶやき

2011-11-15 01:13:45 | 日常
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後は調味料で味を変えてけば良いだけか
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走行距離 25908.3km。十八日目!
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昨日売り切れで食べれなかった『ちくせい』といううどん屋さん、今日は開店時間に行って食べることが出来ました。うどんはおかず!
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84番屋島寺。道がドライブウェイしかなく原付通れない(汗)
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そうだ遍路道があるじゃないか
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回ってみて感じたんですが、香川県が一番小さい?
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原付で遍路をしている人に出合いました!荷物が少ないと思っていたら高松から今日回り始めたらしい。今からどんどんフフフ_
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今日は公園に野宿!残り1!明日で終わりかぁ。
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