太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

今シーズン最終戦

2022-11-08 19:01:41 | 日記
 今年は11月20日からサッカーW杯がある関係で、Jリーグは例年より1カ月も早く終了してしまう。最終節は11月5日。北海道コンサドーレ札幌はホーム札幌ドームで清水エスパルスを迎え撃つ。実は8月のヴィッセル神戸戦以降、10月のアビスパ福岡戦にも行ってきたんだけど、負けたのでブログにUPしてませんでした。なので清水戦は今シーズン3回目の観戦となりました。


 「コンサドーレ今年の漢字」を事前にアンケートしていて、市立札幌藻岩高校書道部による書は「声」でした。コロナ禍で長らく声を出しての応援が出来なかったサッカー界。今シーズン途中からようやく一部のエリアに限って声出し応援ができるようになり、なるほど、今年を象徴する一文字だなぁと納得。


 最終戦は無料招待券も使えないし、試合後にはセレモニーもあるからイイ席で見たかったので「テーブル付きパノラマシート」を奮発。ちょうどコンコースからの出入り口と階段に挟まれた一角で、3×3の真ん中の席。自分を取り囲む席は全て空席なのだ。チケットを取った約一カ月前には再び感染者がこんなに増大しているとは思わなかったけど、結果的にソーシャルディスタンスが保たれるのは安心感がある。


 こうやって余裕をもって食事ができるのもイイ。ピッチからの高さも中継カメラとほぼ同じ高さだから見やすいし、奮発したと言っても3800円だから、むしろ安いと思う。しかもdポイントが使えるので、お金を出して購入したという感覚もあまりない。ただ、この席は設定数が少なく、一般販売の2日前から購入できるクラブコンサドーレ会員の最先行販売で完売してしまう。そういう意味でも会員であるメリットは大きいので、来年分もすでに更新しました。会員になると送られてくる無料招待券は一般販売日にならないと使えないので、この席に座りたかったらお金を払って購入しなければならない。でも、今回座ってみて大変気に入ってしまった。来年も設定されたら毎回ココがいいな。

 例によって試合が始まるとスマホで写真を撮っているどころではないので、今回も試合中の写真は無し。今日の相手、清水エスパルスは自動降格圏の17位。エスパルスは今日勝っても自力での残留は決められず、16位の京都サンガ、15位のガンバ大阪の結果次第。引き分けでもJ2降格が決まってしまうのだ。一方コンサドーレは前節で残留を決めている。そういう意味ではヒリヒリした緊張感の中での観戦ではないけれど、今年見に来た2戦とも負けているし、最終戦だから絶対に勝ちたい。
 試合の内容を得点に限って時系列的にまとめると、
 前半41分 札幌 ガブリエル シャビエルが先制点を挙げる。自分の席からは清水のDF立田悠悟と対峙したシャビエルが切り返した瞬間、ゴールへのシュートコースがばっちり空いたのが見えた。思わず「キタ!」と声が出た次の瞬間、左足から放たれたシュートはキレイなカーブを描いてゴールネットを揺らした。ドームが歓声に包まれる。
 後半4分 清水 チアゴ サンタナがスーパーなボレーシュートを決めて1-1の同点。
 後半6分 清水 白崎凌兵がコンビネーションから抜け出してゴールを決め、1-2と清水が同点からわずか2分で逆転。勝利が絶対条件の清水サポーターは大盛り上がり。
 後半15分 札幌 青木亮太が荒野拓馬からの鋭い縦パスをオフサイドにならないギリギリのポジションから抜け出してトラップ。シュートは清水のGK権田修一に一度止められるものの、こぼれ球に素早く反応してゴールに押し込む。2-2の同点。
 後半33分 清水 山原怜音が蹴った鋭いFKは札幌GK中野小次郎が一度弾くものの、こぼれ球をゴール前に放り込まれ、混戦の中ホナウドが押し込み2-3と再び清水が逆転。清水ベンチとサポーターはミラクルを信じて拳を突き上げる。
 後半41分 札幌 右サイドでルーカス フェルナンデス→小柏剛→キム ゴンヒ→小柏剛→田中駿汰とほとんどダイレクトのパスが繋がり、最後も田中駿汰のダイレクトパスをキム ゴンヒがダイレクトでゴール左に流し込む。3-3と三度の同点。それにしてもキム ゴンヒの冷静さはヤバイ。
 後半45+2分 札幌 またもや右サイドでルーカス フェルナンデスからキム ゴンヒにゴール前で決定的なパスが通る。一瞬そこでシュートを打つかと思ったが、DF2枚が寄せてきたのでゴール左にいた青木亮太がフリーに。キム ゴンヒにはしっかりそれが見えていたので青木にパス。足元ではなく少し前にトラップしたことにより、よりシュートコースが空いた。その瞬間、ゴールを確信した自分は得点が入る前に両手を突き上げて絶叫していた。もちろんシュートは決まって4-3と逆転。自宅に帰ってから録画した試合を見返したけど、この時の歓声の大きさはヤバかった。

 結果、今シーズン最終戦は4-3で北海道コンサドーレ札幌の激的勝利。清水エスパルスはJ2降格が決まった。すでにジュビロ磐田の降格も決まっていたので静岡勢ダブル落ち、J1から静岡のクラブが消えるという事態が現実となってしまった。静岡といえば「サッカー王国」と言われていたし、友達もいるので正直複雑ではある。しかしそこは勝負の世界。再びJ1に戻ってくることを願うし、コンサドーレももう二度とJ2に落ちる事は無いことを願う。


 試合が終わってセレモニーの準備が行われている間、ベンチ横でおっちゃんこする(北海道弁でお座りするの意味)ドーレくんを発見! 公式グッズに「おっちゃんこドーレくん」というぬいぐるみがあるけど、リアルおっちゃんこドーレくんだ!カワイイ♥


 セレモニーでのミシャ(ペトロビッチ監督の愛称)のコメント。「心臓が弱い人には札幌のサッカーは良くないと思うが」に会場から笑いが起こる。監督就任時から「3点取られても4点取って勝つサッカーを目指す」と言い続けているし、実際に今日の試合もそうなった。普段の練習もほとんど守備の練習はせず、攻撃の練習ばかりしているらしい。他のチームは対戦相手を徹底的に分析して、まずは相手のイイ所を出させないということを徹底してくるところが多いけど、ミシャはとにかく攻めダルマ。打ち合ってくれる相手とは好ゲームとなって上位チームにも勝てるけど、引いて守ってカウンターのチームにはウラを取られてあっけなく負けてしまう事もある。成績だけを求めるならもっとリアリストになるべきかもしれないけど、ミシャは常々「プロのサッカーはファン、サポーターを喜ばせる試合をしなければならない」と言っているし、こんな特殊なコンセプトを持つクラブがひとつぐらいあってもいいよね。


 最後は恒例のゴール裏サポーターをバックに記念撮影。ここでクラブのオフィシャルカメラマンが撮影を終えた後、その彼を中心に招いてもう1回撮影が行われた。例年はそんなことはしていないと思うし、周囲のスタッフや選手たちの行動から、「あ、もしかしてあのオフィシャルカメラマンの人、今シーズンで引退なのかな?」と思った。紫のビブスがオフィシャルカメラマンの証なんだけど、試合会場には最低でも3人のオフィシャルカメラマン(Jリーグ、ホームチーム、アウェーチーム)がいて、いつもConsadole 1 のゼッケンが入った紫のビブスを着けている人がいる。たぶん会報誌の撮影も担当しているTさんがそうなんじゃないかと思っている。自分も以前、仕事で1シーズン半コンサドーレの試合を撮影していた時期があるので、そういうところにも目が行ってしまうのでした。
 ※追記 オフィシャルカメラマンは会報誌で選手のインタビュー写真などを撮影しているTさんではなく、マッチデープログラムなどで使われる試合中の写真などを担当しているKさんでした。やはり今シーズンでオフィシャルカメラマンを勇退されたそうです。

 というワケで、今シーズンの北海道コンサドーレ札幌は10位という結果になりました。今シーズンはケガ人が続出し、一人戻ってきたら別の選手が離脱するなどなかなかベストメンバーで戦い続ける事が出来なくて苦しんだ。正GKとセカンドGKが同時に離脱することが二度もあって大量失点する時期もあった。それでもやっぱりコンサドーレのサッカーは面白い。来年は何回観に行けるかな。
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