第5話「-女警官VS彼女&僕-」
彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第5話。
第4話「僕・容疑者」のつづき
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/a62320df99b500ed0b1484932da20757
**************
-あらすじ-
彼女が知らない男に殴られ、早朝4時過ぎ警察が部屋にやってきて現場検証が始まった。そしてついにボスらしき女警官が登場。
**************
少し遅れて女警官が現れた。
…この女警官は性格キツそうだな
…ん?この声は、電話に出た人だ。
代わる代わるやってくる警官たちに同じ質問を浴びせられてこれで4度目の説明だ。
どうやらこの女警官がボスらしい。今までのはつなぎで聞いていただけのようだ。
…面倒くさいなぁ。
ただ、この女警官の違うところはメンタル面も多少気にしてくれること。彼女は突然感傷的になって泣き出した。
…女警官の方が安心して話せるんだろうな。
…性格がキツそうな女警官は思ったより優しい
♀「水漏れしてると殺されなきゃいけないんですか」
♀「私、悪いことしたんですか」
♀「私、殺されるんですか」
たまにチンプンカンプンなことを言いながら質問に答えてる。…いや、半分以上を僕が代弁してる。(だから、面倒くさいんだなぁ、僕が)
彼女の落ち着きが取り戻ったら再び、女警官との質疑応答が始まる。
**************
-女警官VS彼女&僕-
警「じゃ、ご飯を食べて…」
♀「ご飯?」
警「コンビニで買ったご飯を食べたんでしょ?」
♀「肉まんとうどん…」
…そんな違いどうでもいいのに
警「……、じゃ肉まんとうどんを食べてパソコンをつけたのね」
♀「え!?パソコンを見ながら食べたんです!」
…さっきは「食べてからパソコン見た」って言ってたじゃん(-.-;)
警「…、じゃぁパソコンをやりながらご飯を食べてたら...」
♀「やりながらって?見てただけです」
♂「スイマセン、パソコンでアニメを見ていたみたいです」
警「……そう」
…性格がきつそうだけど思ったより優しい女警官が呆れてる?
警「いつもメガネなの?」
♀「はい」
僕「違うでしょ」
♀「え?あ、いつもコンタクトです」
…なんでそんなこと間違うんだよ
警「いつコンタクト外したの?帰ってすぐ?」
♀「気付いたら外れてたんです」
警「よく外れちゃうんだ?」
♀「外れたことないです」
警「……そう」
僕「…なんか、殴られたときに外れちゃったみたいです」
警「そうなの?」
♀「はい、殴られたときに外れちゃったんです」
警「…なるほどね」
…だったら最初からそう言ってくれと、女警官も思っていたはず
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味の女警官がイラッてしてる?
警「帰ってきた時もその格好?」
♀「はい」
♂「え!?違うでしょ。」
警「違うの?」
♀「えっと…」
♂「スーツでしょ」
警「でも、帰ってきてそんな格好に着替えたの?」
♀「そうです」
警「いつも部屋でそんな格好なの?」
…なぜミニスカートなんだか(-o-;)
…だらしなく座っているから警官たちにパンチラ上等!!色気なし!
♀「…はい」
警「部屋着ってさぁ、もっとなんか、ほら…ま、いっか」
…僕もそう思います。
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてしている女警官が疲れてる?
警官とのやり取りは、彼女が適当に返事した後に僕が「違うでしょ」とツッコミを入れて正していくという。本当に疲れるものだった。
女警官の方もそのたびに苦笑いしたり、無言になったり、鋭くツッコミを入れてきたり…。
しまいには「同じ女として理解できない」的な呆れモードになったり…。
鑑識の人に呼ばれて、彼女は浴室に移動した。
彼女がいなくなった後女警官が僕に小声で話しかけてきた。
警「彼女って、いつも、あーなの?」
♂「???」
…ホントは言いたいことわかる
警「あーって、いつもボケーっていうか情緒不安定というか、普段からあんな感じなのかな?」
特に、会話が全く成り立たないあたりを気にしてきた。
♂「仕事のストレスで情緒不安定なところもありますけど、普段からちょっと不思議な感じなんです」
警「そうだよねぇ…」
…なんだろう。なんとなく僕の心の荷が下りてスッと楽になった。そして泣きたくなった。
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてして疲れちゃっている女警官がホッとしている
そして僕らは、彼女が殴られた状況説明をしている浴室へと向かった。
-つづく-
**************
【リンク】
第1話「メールが来ない」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9
…事件はここから始まる
彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第5話。
第4話「僕・容疑者」のつづき
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/a62320df99b500ed0b1484932da20757
**************
-あらすじ-
彼女が知らない男に殴られ、早朝4時過ぎ警察が部屋にやってきて現場検証が始まった。そしてついにボスらしき女警官が登場。
**************
少し遅れて女警官が現れた。
…この女警官は性格キツそうだな
…ん?この声は、電話に出た人だ。
代わる代わるやってくる警官たちに同じ質問を浴びせられてこれで4度目の説明だ。
どうやらこの女警官がボスらしい。今までのはつなぎで聞いていただけのようだ。
…面倒くさいなぁ。
ただ、この女警官の違うところはメンタル面も多少気にしてくれること。彼女は突然感傷的になって泣き出した。
…女警官の方が安心して話せるんだろうな。
…性格がキツそうな女警官は思ったより優しい
♀「水漏れしてると殺されなきゃいけないんですか」
♀「私、悪いことしたんですか」
♀「私、殺されるんですか」
たまにチンプンカンプンなことを言いながら質問に答えてる。…いや、半分以上を僕が代弁してる。(だから、面倒くさいんだなぁ、僕が)
彼女の落ち着きが取り戻ったら再び、女警官との質疑応答が始まる。
**************
-女警官VS彼女&僕-
警「じゃ、ご飯を食べて…」
♀「ご飯?」
警「コンビニで買ったご飯を食べたんでしょ?」
♀「肉まんとうどん…」
…そんな違いどうでもいいのに
警「……、じゃ肉まんとうどんを食べてパソコンをつけたのね」
♀「え!?パソコンを見ながら食べたんです!」
…さっきは「食べてからパソコン見た」って言ってたじゃん(-.-;)
警「…、じゃぁパソコンをやりながらご飯を食べてたら...」
♀「やりながらって?見てただけです」
♂「スイマセン、パソコンでアニメを見ていたみたいです」
警「……そう」
…性格がきつそうだけど思ったより優しい女警官が呆れてる?
警「いつもメガネなの?」
♀「はい」
僕「違うでしょ」
♀「え?あ、いつもコンタクトです」
…なんでそんなこと間違うんだよ
警「いつコンタクト外したの?帰ってすぐ?」
♀「気付いたら外れてたんです」
警「よく外れちゃうんだ?」
♀「外れたことないです」
警「……そう」
僕「…なんか、殴られたときに外れちゃったみたいです」
警「そうなの?」
♀「はい、殴られたときに外れちゃったんです」
警「…なるほどね」
…だったら最初からそう言ってくれと、女警官も思っていたはず
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味の女警官がイラッてしてる?
警「帰ってきた時もその格好?」
♀「はい」
♂「え!?違うでしょ。」
警「違うの?」
♀「えっと…」
♂「スーツでしょ」
警「でも、帰ってきてそんな格好に着替えたの?」
♀「そうです」
警「いつも部屋でそんな格好なの?」
…なぜミニスカートなんだか(-o-;)
…だらしなく座っているから警官たちにパンチラ上等!!色気なし!
♀「…はい」
警「部屋着ってさぁ、もっとなんか、ほら…ま、いっか」
…僕もそう思います。
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてしている女警官が疲れてる?
警官とのやり取りは、彼女が適当に返事した後に僕が「違うでしょ」とツッコミを入れて正していくという。本当に疲れるものだった。
女警官の方もそのたびに苦笑いしたり、無言になったり、鋭くツッコミを入れてきたり…。
しまいには「同じ女として理解できない」的な呆れモードになったり…。
鑑識の人に呼ばれて、彼女は浴室に移動した。
彼女がいなくなった後女警官が僕に小声で話しかけてきた。
警「彼女って、いつも、あーなの?」
♂「???」
…ホントは言いたいことわかる
警「あーって、いつもボケーっていうか情緒不安定というか、普段からあんな感じなのかな?」
特に、会話が全く成り立たないあたりを気にしてきた。
♂「仕事のストレスで情緒不安定なところもありますけど、普段からちょっと不思議な感じなんです」
警「そうだよねぇ…」
…なんだろう。なんとなく僕の心の荷が下りてスッと楽になった。そして泣きたくなった。
…性格がキツそうだけど思ったより優しくて、でもちょっと呆れ気味かつイラッてして疲れちゃっている女警官がホッとしている
そして僕らは、彼女が殴られた状況説明をしている浴室へと向かった。
-つづく-
**************
【リンク】
第1話「メールが来ない」
http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9
…事件はここから始まる
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます