その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

大事件.2 -男が部屋に!?-

2010-03-05 00:31:07 | その名も、たぁちゃん。
第2話「男が部屋に!?」


彼女との3ヶ月を振り返る企画。
「大事件」シリーズの第2話。

第1話「メールが来ない」
 http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ae29f9a077d563497ce29a70d2d1aee9


**************

-あらすじ-

今夜も彼女の仕事が終わるのが遅い。
「仕事が終わったら…」とメールを待っていたが、早朝4時を回って携帯が鳴った。
メールではなく着信だ。

**************


――彼女からだ。


♀「殴られたんだけど…」


 …ぇえ!?出来の悪い彼女は毎日のように怒られてるが、得意のKY発言でついに上司に殴られたか?


♂「は? 仕事で? お客さんに?」

♀「ううん、知らない男の人」


 …何言ってんだ?


♂「はぁ? いつ殴られたの?」

♀「今だよ」

♂「今? 今って、帰り道で殴られたの?」

♀「よくわかんないけど、部屋で殴られた」

♂「部屋ってどういうこと? っていうか今部屋なの?」


 …仕事終わったらメールくれって言ったのに…ε-(ーдー)

 …っていうかなんで男が部屋にいるんだよ!?


♀「水が漏れてるらしくて…」

♂「それで、なんで殴られるの?」

♀「そんなの分かんないよぉ。突然殴ってきたんだもん」

♂「で、大丈夫なの?」

♀「血は出てないけど、頭とか顔がすごく腫れてる」

♂「え!?そんなに殴られたの? で、その人は?」

♀「私が部屋から逃げたら、その人も逃げてった」


 …っていうか、事件じゃん( ̄□ ̄;)


♂「警察に言った?」

♀「言ってない」

♂「言った方がいいね、とりあえずそっち行くよ」


実際にはこんなスムーズな会話ではなかった。

店内はガヤガヤしていたので、弱々しい彼女の声が聞き取りづらかった。ただでさえ不思議な会話力の持ち主がテンパっているので、話の内容も支離滅裂だった。
「えっ?何?」「もう一回言って?」「なになに?」と何度も聞き返した。


話を整理すると、下の部屋の人が部屋に来て「水が漏れてるから確認して」と言ったらしい。それで浴室を確認しに行ったら後ろから頭を殴られたようだ。それで慌てて
部屋を脱出しようとしたらその男も逃げていったらしい。


彼女は不思議の国の住民であるが、今回ばかりはマジな話のようだ。

忘年会の終わり間近、時刻は4時15分。理由を告げて僕は先に店を出る。

そして、猛ダッシュで彼女の部屋に向かう。

 -つづく-

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