入院日記46-6

潰瘍性大腸炎で入院46日目第6話(7/12)

-くよくよしちゃう編-


「小さいことにくよくよしない」

これは、確かベストセラーになった本だと思う。古い本だが、タイトルに惹かれて病院に持ってきた。

この本を読んでいろいろ考えさせられる。

僕はネガティブ思考で、自分で勝手にふさぎこんで不幸になってしまう。そんな僕を勇気づけてくれる本だ。本当に気が楽になってくる。ホント偉大な本だと思った。

こんな本一つで自分自身が変わる。


そこで、全然とっていないひとにメールしてみることにした。

メアド変更したらしい。届かなかった…

Σ(￣ロ￣|||)がががーん!!

…ここでめげちゃだめだ。

小さいことにくよくよしないぞ(涙)


夕食

冷奴、ホワイトアスパラのマリネ、からし和え、みかんの缶詰、醤油

どれも一度は出てきたメニューだ。何の変わり映えもしない。こうなってくると、病院の食事もうんざりしてくる。

それよりも…、

うんざりすることが、目の前にある。

もっと、重大なこと。


この食事の《メインディッシュ》って何?

冷奴?
マリネ?

どれもサイドメニューでしょ、どう考えたって。

朝に「かつおぶし」と「うめびしお」をかぶって出すんだったら、ここでどっちかを出してほしいよ、ホント。

このおかずたちじゃ、お粥が進まないやん(;´д｀)

…小さいことにくよくよしないぞ(涙)


夕食後は、今回データを入れてきたL'Arc~en~Cielのライブ動画を見る。1994年のライブ『Tour Sense of Time '94 Final』だからだいぶ古いものだ。Duneとか歌ってるし。

もう一本、ラルクの『ハートに火をつけろ』を見る。こっちは、ものすごい勢いがあった時のもの。一緒に歌いたくて仕方ないところを我慢して、腕や手でhydeになりきる

昔はカッチョいいからって毛嫌いしていたけれど、カッチョいいものはカッチョいいわ。

どうあがいても勝てないんだから、もっと自分に素直になっていればよかった。

楽曲もかっこいいし、歌もうまいし、パフォーマンスもいい。

いや～かっちょいいわ～。

どうして僕はこんな顔に…


…小さいことにくよくよしないぞ(涙)


【46日目終了】

入院日記46-5

潰瘍性大腸炎で入院46日目5第話(7/12)

-僕の結婚観編-


姪っ子の襲撃によって読書計画が遅れを出してきた。いや、そう焦ってはいけない。
のんびり構えなければ窮屈になってしまうしな。予定をゆったりに変更して、これから読書三昧だ。

女神さんとはここのところ2日間音信不通だ。不安が募ってくる。でも消えるはずない。そう信じている。返事は来なくても、一日一回はメールを出そう。そう決めている。自分勝手な解釈かもだけど、うざがられてるとは思はない。女神さんを信じているし、自分を信じている。


あ、そうだ、ファイナルファンタジー11(オンラインRPG)のリンクシェルの仲間にメールいよう。今さらだけれど、ずっとログインしていないから不審に思っているに違いない。
といっても、メアドを知っているのは、リーダーの方だけだ。ゲーム上でも大変お世話になっているし、一度オフ会を開いてくれた。僕の人生で初めての、今のところ唯一参加したオフ会でだから、とても思い入れがある。


そのリーダーの方にメールしたら、「やっぱりまた入院していたのか」とすぐに返信があった。そう、前回の3カ月の入院の時も突然消えてしまったので、今回もそう思われていたらしい(^▽^;)

で、なんと9月に結婚するらしい。なんともおめでたい知らせだ。

この二人は現在同棲しているんだけど、出逢いがなんとオンラインゲーム上なんだよね。

《運命》って言ったら安っぽいけれど、そういう《出逢い》ってホントどこにでもあると思う。
ネット上の出会いに批判的な人も多いけれど、出逢いはどんな形であってもいいと思う。お互いが幸せになれれば、それを《めぐり逢い》に変えたなら。


顔を知らない人に、

…恋に堕ちるっておかしいですか?

…運命を感じたらいけませんか?


僕にとって結婚は、まだ縁のない話。一度タイミングを逃してるから、ちょっぴり臆
病になているかも知れない。

でも、あせらずに結婚するんだ。遅くてもいい、いい結婚をする。二人で納得のいく結婚をするんだ。


僕が求めるのは、

《相手を幸せにする結婚》

じゃなくて、

《お互いが幸せになる結婚》


【追記】(7/29 23:10)


《理由なき恋に罪はない》

これが《恋》に対する僕の持論です。


恋って、気づいたら落ちているものだと思います。
(逆に、理由があったらいやらしい感じがします。)

それが相手にとって迷惑だとしても、その想いに罪はないと思います。
「好きになっちゃったんだから、しょうがねーじゃん」ってことです。

こう思うことで、出逢いの形がどうであれ、僕は自分の想いに自信を持ちたいと思っています。



【つづく】

写真：「マンドラゴラ」（FF11にでてくる、僕の大好きな可愛いモンスター)

入院日記46-4

潰瘍性大腸炎で入院46日目4第話(7/12)

-ビチョビチョ乱交編-


昼食

里芋の煮物(汗)、マグロの刺身(!!)、大根おろし、みそ、メロンスライス

(|||ノ｀□´)ノオオオォォォー!!

マグロの《刺身》!!

病院の食事にこんなものが出てくるとは!!

たぁちゃん感動っす(π０π)


僕の食事は低残渣食だから、大半のおかずが細かくされているけれど、《ねぎとろ》じゃなくて、《切身》ってところが、泣かせてくれるじゃないの。

しかし、魚の時は大根おろしが付いてくるというのは今回も徹底している。これがやとろろだったら、どんだけ気が利いている病院なんだろうと、感謝状の一つでもした
ためるところだが、そこまでは気が利かないらしい。


昼過ぎ、やけに早い時間に、母親と妹の娘つまり、姪っ子が面会に来た。

…こんなに早く来たってことは、間違いなく、あれだな。

健康診断の結果で妹はここのところふさぎこんでしまっている-鬱-。日曜日で小学校が休みなので、やかましい姪っ子は僕の母親に預けられている形だ。

その母親が、音を上げて助けを求めて来ているのだ。できるだけここで時間を潰す作戦であろう。
姪っ子を僕に預けて、自分はぐったりと寝に走ったことからも明白な事実である。

そういう僕も、30分も相手していればグッタリしてきた(;´ρ`)

…て言うか、みーちゃん(姪っ子)。「手指消毒液」(エタノール)扱いすぎです。手がビチャビチャ…。


うはっ、ほかの子供までマネしだしちゃったし…。

男の子も女の子もみんなでビチョビチョ(*/∇＼*)キャ。


…(-o-;

はい、スマセン。

ちなみに、最近ではいつも台所まで遊びに来て、親と戯れているというキャロル(部屋で飼っている♀猫)が、今日は部屋から一度も出てこないらしい。

そう、姪っ子とは犬猿の仲なのだ。この関係はいつになったら解消されるのやら…。

ちなみに、犬のはなこちゃんとキャロルは、最近になってようやく打ちとけたみたいです。(実に7年越し…)

キャロちゃん、プライド高すぎだわぁ。特に《女》としての(´ー｀;)ゞ


【つづく】

入院日記46-3

潰瘍性大腸炎で入院46日目第3話(7/12)

-真昼のナース編-


今日は日曜日。自分の時間を一番作れる曜日だ。

昨日の外出で大量に持ってきた本を読んでいこう。僕の手元には30冊近くある。退院までに読み切れるとは到底思えない本の量だ。(いや、リアルに重かった)

これがまた僕にはプレッシャーになって悪いことにならなければよいが、今は読む意欲があるから、その意気込みで読破していこう。

「小さいことにくよくよしない」
「話の面白い人つまらない人」

ハードカバーではあるが比較的読みやすい構成をしているのでスムーズに読める。

朝食

大根と人参の煮物、かつおぶし、うめびしお、玉ねぎの味噌汁、野菜ジュース

うわぁぁ、またでたよ、これ。かつおぶしに醤油がかかってるだけのやつ。

なんだかなぁ、これおかゆに混ぜるしかないしなぁ。

うめびしおもご飯にかけるしかないし。

ふりかけ的なものがだぶって出るっていうのは、ちょっと…ちょっといただけないなぁ(-.-;)


うわっ!!

先週から土日の出勤が解禁になった新入りナースが、今日に限って昼間の担当だ……。

今朝の、あの《悪夢》が、よみがえる…。

最低だ。

襲われたらどうしよう…。

夢のなかで襲いかかってきたその唇、全然惹かれるところがないなぁ(-o-;


ほんっと、ないわ～(殺)



今回、読書のためにアマゾンで買った「書見台」が、なかなか使い勝手がよくて、読書がはかどる。

点滴のせいで、ひじを曲げられずに苦労したことがバカみたいだ。あの時にあったら、無駄なストレスと、痛みと差し替えも少なかっただろうに…。

「次の入院の時には最初から持ってこよう」なんて、不謹慎なことも考えてしまった。

いや、次入院するときは《恋の病》だな。

ヾ(*≧▽)ノ彡☆


【つづく】