潰瘍性大腸炎で入院40日目第5-2話(7/6)
-パブロフの犬編-
-食べれない給食-
もともと体が小さく食が細かった彼女(妹)は、給食を食べきることができなかった。
-食わされる給食-
絶対政権を思うがままに行使する担任は、給食を残すことを許さなかった。
給食の時間が終わりお昼休みが来ても、食べ終わるまでは遊ぶことはもちろん、席を立つことが許されなかった。
さらに5時限目の授業が始まっても給食を片付けることが許されず、そのまま放課後まで居残りを強要された。
「おかしいんじゃないの?」と毎日イヤミを言われ続けという。
これは彼女だけではなかったが、食べれない子は徐々に減っていった。
-パブロフの犬-
小学2年なったが、担任は変わらずで、毎日同じ苦痛を味わうことになった。
担任が出張の時は給食を食べることが出来た。それが他の子から担任の耳に入ると、更なる反感と仕打ちが待っていた。
次第に彼女の体に異変が起こり始めた。給食の時間になるとかかる校内放送を聞くと、吐き気を催すようになった。
《パブロフの犬》と言われる典型的な精神病だ。
それが次第に悪化し、毎日給食の時間になるとトイレで吐くのが習慣になった。
担任にバレれば恐ろしい仕打ちが待っている。他の生徒にバレても担任に告げ口されてしまう。
だから、給食の時間の前に、誰にも言わず、こっそりと、毎日、毎日、吐き続けた。
もちろん、こうして吐いた後に給食を食べれるハズはない。
「この子はどうしようもないダメな子」と烙印が押され、担任には給食時以外にも相手にされなくなったという。
まだ低学年な彼女は、誰にも相談できない。
「怒られるから…」
「怖いから…」
まだ小さな心の内に、全てを閉じ込めたのだ。
【つづく】
-パブロフの犬編-
-食べれない給食-
もともと体が小さく食が細かった彼女(妹)は、給食を食べきることができなかった。
-食わされる給食-
絶対政権を思うがままに行使する担任は、給食を残すことを許さなかった。
給食の時間が終わりお昼休みが来ても、食べ終わるまでは遊ぶことはもちろん、席を立つことが許されなかった。
さらに5時限目の授業が始まっても給食を片付けることが許されず、そのまま放課後まで居残りを強要された。
「おかしいんじゃないの?」と毎日イヤミを言われ続けという。
これは彼女だけではなかったが、食べれない子は徐々に減っていった。
-パブロフの犬-
小学2年なったが、担任は変わらずで、毎日同じ苦痛を味わうことになった。
担任が出張の時は給食を食べることが出来た。それが他の子から担任の耳に入ると、更なる反感と仕打ちが待っていた。
次第に彼女の体に異変が起こり始めた。給食の時間になるとかかる校内放送を聞くと、吐き気を催すようになった。
《パブロフの犬》と言われる典型的な精神病だ。
それが次第に悪化し、毎日給食の時間になるとトイレで吐くのが習慣になった。
担任にバレれば恐ろしい仕打ちが待っている。他の生徒にバレても担任に告げ口されてしまう。
だから、給食の時間の前に、誰にも言わず、こっそりと、毎日、毎日、吐き続けた。
もちろん、こうして吐いた後に給食を食べれるハズはない。
「この子はどうしようもないダメな子」と烙印が押され、担任には給食時以外にも相手にされなくなったという。
まだ低学年な彼女は、誰にも相談できない。
「怒られるから…」
「怖いから…」
まだ小さな心の内に、全てを閉じ込めたのだ。
【つづく】