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A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

(53)ペンギン

2007年05月11日 21時51分06秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 4/6
今日の観光は中々盛り沢山で忙しい。
次の見学はペンギンのサンクッチャリー。

ケープタウンにはペンギンを見学できる所が2箇所あるらしい。
一つはケープタウン沖にあるロベン島。
ネルソン・マンデラが監禁されていた悪名高き島だ。

この島には絶滅の危機にあるハナグロウやアフリカクロミヤコドリ、
そして2万羽のアフリカペンギンが生息している。
この島は主要な航路上に位置しているので、
重油漏れ船舶事故が海鳥に与える危険性は大きい。
最もひどかったのは2000年の事故。
1万3千羽のアフリカ・ペンギンが油まみれになったそうだ。

もう一つはケープタウンの南30キロにある「ボルダースビーチ」
我々はスケジュールの都合からこちらを選んだ。

バスを降りて歩く事10分、砂地を歩いて行くとゲートがあり、
そこを入ると手すりがついた木道になり、さらに進むとペンギンのコロニーに到達する。
彼らは南部アフリカにのみに生息するという体長約60センチの
ジャッカス・ペンギン(Jackass penguin)。



幅300メートルぐらいの砂丘と遠浅の海岸に
数えられない数のペンギンがヨチヨチ歩いている。

丘の側はペンギンの住居
卵を抱いたり、子育てをする場所。
所々に卵の殻が散見される。




丘では個人主義のように単独で行動しているように見えるが
波打ち際では軍隊のように統一行動を取っているように見える。



ここのペンギンはとにかく可愛い。
なにか我々は歓迎されているような気持ちになってしまう。



今日はまだ行く所がある。
世界遺産の植物園だ。
ペンギンが別れを惜しんで(?)くれる。



(52)喜望峰

2007年05月10日 21時37分24秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 3/6
続いて喜望峰・ケープオブグッドホープ
アフリカ大陸最南西の地点。

場所が最南西と云うだけで、その地点は海岸に突き出した
何の変哲も無いゴツゴツした小さな岩山。
何故かライン川のローレライを連想した。

世界名所 3大ディスアポイントメントと言うのがあるそうだが
それは、ベルギーの小便小僧、人魚姫の像、ローレライ
何か納得出来る様な気がする。
ここもそれに準じるかも。




沖から波がどんどん押しかけて来る。
風もビュービュー冷たいし将に”最果ての地”だ。
ミスターマスダの写真の腕前では
その荒涼たる雰囲気は表現しきれていないのが残念。




このケープ・ポイント、ケープ・オブ・ホープ(喜望峰)一帯は、
世界でも有数の景勝地の一つで、
近年は映画のロケや、日本でも、ここに至るドライブウエイは
高級車のコマーシャルにしばしば使われているようだ。
本当に美しい所である。

次の見学はペンギンのサンクッチャリー「ボルダーズビーチ」。
ドライブウエーでビーチに向かう道すがらダチョウの大群に遭遇。
自然保護地区になっているこの地域には、ダチョウを始め、
野生の鹿「ボンテボック」やチャグマヒヒが海辺で自在に遊んでいる。
1200種類にも及ぶ植物も自生しているそうだ。





(51)ケープ・ポイント

2007年05月10日 20時55分11秒 | 南半球膝栗毛
第22日目 3月3日 2/6
昼食後  本日のハイライト ケープポイントへ。

心配していた天候も何とか雨も上がり視界も良くなって来た。

ケープ・ポイントには
今でも現役の古い灯台がある。

ケープ・ポイントへのドライブウエーの沿道には手付かずの自然が残されている。
野生の山羊(ボンテボック)の一種か群れになって草を啄ばんでいる。



灯台は岬の突端の岩山の上
ちゃちなケーブルカーに乗って山頂へ。



観光地によくある道標
NYまで12541キロ、パリは?南極は?
思い思いにその方角に眼を凝らす。






ケープ・ポイントは大西洋とインド洋の交わる所
画面 右の海面が大西洋 左がインド洋。
冬場は海は大層荒れるそうだ。




(50)海豹(あざらし)

2007年05月10日 09時11分02秒 | 南半球膝栗毛
第22日  3月3日 朝  1/6
霧のような雨が断続的に降っている。
昨晩はホテル替わりにセレニティー号に宿泊していたので
今朝が本当に船を離れる日だ。
午前9時下船 乗組員が総出?で見送ってくれる。
日本料理店の大将の心尽くしの弁当をバッグに入れて
岬観光に向かう。

途中 海豹(あざらし)の生息する岩礁を小型船の上より見物。
ここにも立派なヨットハーバーがある。羨ましい限りである。
ここから観光船も出ている。
生憎 雨足も強くなる。



海豹見物の観光船は100人乗りぐらい。
雨交じりの風が肌に寒い。



岩礁に着くと海豹が沢山で出迎えてくれる。




ランチは近くのレストランで海老を中心としたシーフード。
賑やかなオーストリーからの観光客でレストランは騒がしい。
岬の芸人が雨のためレストランに出張してきている。
本人はポセイドンの積りらしい。
体調を考え禁酒。



雨は降り止まない。
午後からはケープ・ポイント、喜望峰など岬見学の予定だ。
雨では岬見学の興味は半減する。
午後からは止んで欲しい。



(49)ウオーターフロント

2007年05月09日 10時51分37秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 午後
午後からは自由行動となった。
ツアー仲間と相談すると
まず美味しいシーフードを食べたいと言う事になった。
同行してくれたツアーコンのON嬢がウオーターフロントの
馴染みの店に連れて行ってくれる。
ウオーターフロントのシンボルは時計台。



シーフードレストランの正面にはヨットハーバーが開けている。
ヨットマンのミスターマスダとしては羨ましい環境だ。



ランチは白ワインとシーフード。
食材が新鮮なので全員大満足。

生牡蠣はタバスコを少し垂らすと美味倍増。



伊勢海老と車海老の盛り付けが良ければ満点。



レストランに物凄く大きなショッピングアーケードが隣接しており
食後は御婦人達の出番。
ママ達は執念のお買い物。
とは言ってもTシャツ。



今晩が船での最後の宿泊。
夕食後クリスタルコートに出掛けてゆきピアノを聴く。
覚えてくれていたのだろう座ると間もなくアズ・タイム・ゴーズ・バイを弾いてくれた。
昨晩手持ちが無かったので今夜はピアニストにチップを渡す。
明日朝はいよいよ下船 今夜を大事に過ごさねば。



(48)宮殿見学

2007年05月07日 10時52分49秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 昼
宮殿見学。
宮殿の名前は「キャッスル・オブ・グッドホープ」。
最初の宮殿の主は 17世紀 オランダ東インド会社
セイロンへの途中 補給基地としてケープタウンに港を造ったのが始まり。

それから現在の南アフリカ共和国になるまで
宮殿の住人はイギリスを含め5回 変わったそうだ。

宮殿の前では衛兵の交代式が行われている。



衛兵の交代が終ると今度は正午の「ドン」だ。
小型の”大砲”に実際に火薬を詰めて着火・発砲する。
音も大きかったが火薬の煙が物凄く煙で大砲が見えないくらいだ。



大砲を扱うのは南ア共和国近衛師団の兵隊さん。
ミスターマスダの左に立っているのが隊長さん。



宮殿の前庭は街に面しており
市民の憩いの場にもなっている。



城壁には歴代の住人に敬意を表し
歴史的に時代順に国旗が掲揚されている。



これから遅めのランチ。
シーフードが良かろうと云う事でツアーコンの知っているレストランへ。


(47)テーブルマウンテン

2007年05月06日 10時49分33秒 | 南半球膝栗毛
第21日目 3月2日 午前
早速観光に出かける。
名所のテーブルマウンテンへケーブルカー登山。
麓の駅ではバンド生演奏の大歓迎を受ける。



ケーブルカーの床が360度回転しながら昇ってゆく。
景色を楽しむケーブルカーなので乗客が満遍なく景色を楽しめ
これは具合がいい。



天候に恵まれ絶景かな絶景かな!
標高は1100メートル テーブル状の山頂は3000メートルの幅。




風の強いところでよく欠航になるらしいがラッキー。
テーブルマウンテンは上は砂岩 下は花崗岩。
シドニーのブルーマウンテンのような山肌も見られる。



これから街に戻り昔の宮殿見学。
正午の大砲を打つセレモニーに間に合うよう出掛ける。



(46)ケープタウン上陸

2007年05月05日 09時09分05秒 | 南半球膝栗毛
第21日目  3月2日 朝
前夜の雨のためか霧の中にケープタウンが表れて来る。



パイロットの船が近づいて来る。



ブエノスアイレスからケープタウンまで5,316海里(約1852Km)16日の航海。
長かった航海も今朝で終わりだ。
ケープタウンの名所 テーブルマウンテンが正面に見えている。



午前9時 接岸。
地元ケープタウンのダンサー?の歓迎を受ける。
ミスターマスダはちゃっかり記念撮影。



出会いがあれば別れもある。
親切にしてもらったゲリー・ハンターとのお別れ。
彼はセレニティ号の船長に次ぐナンバー2の事務長。
エンターテイメント・オフィサーの様な
乗客の世話係のような仕事もしている。

毎晩ギャラクシーのナイトショーでは
ショーの終わりに舞台に出て明日の船内の予定を
エンターテイメントも含め流暢にアナウンスしてくれる。

流れるようなトークで喋り方が ただ者ではないと感じたが
それもその筈 ラスベガスでは良く知られた
本職の腹話術師のボードビリアンだそうだ。



携帯の電波状態も良くなり久し振りにEメールが入ってきた。
早速此方からも写メール 
(午後からはどう言う訳かメールは不通 インターネットは見れる)
電波量が充分でないと写メールは駄目らしい。
誠に残念。

早速観光に出かける。
名所のテーブルマウンテンへロープウエー登山。



GW

2007年05月04日 22時35分33秒 | 家族行事
5月4日 緑の日
ゴールデンウイークが始まった。
リタイヤーした身の上では連休が一番退屈する。

旅行に出るにしても混雑しているだろうし
我々閑人が押し掛けて行って さらに混雑させる事も無いだろう。

ゴルフ、ヨットの予定も無く心ゆくまで作陶三昧、陶芸浸けの生活だ。
近々ブログ上で御紹介出来ると思うが結構意欲的な作品が出来ると思う。

作陶に疲れれば有馬温泉の粉をバスタブに入れて「いい湯だな・・・」。
あまり自分だけ勝手な事をやっていても問題となるので
気分転換を兼ねて家人のお供で食料買出しへ。

ララポート、ラゾーナはもう飽きたので今日は東京ミッドタウン
お目当てはディーン&デルーカ  NY時代から馴染みの店だ。
勿論ソーホーの店とは大分雰囲気は違うと思うが。

帰りがけ久し振りに六本木で食事をする事になった。
今はあまり流行っていないが「炉辺焼き」はどうだろう。
”田舎家”に行こう。
田舎家は六本木のハードロックカフェの前にある。



ミスターマスダはこの田舎家へは20数年前から通っている。
この店を紹介してくれたのはNYに住むアメリカ人友人だ。



今夜も結構混んでいる。
お客の7割は外人、英語以外にオーストラリア訛りの英語、
フランス語、外人とは思えない流暢な日本語が飛び交う。



威勢のよい「焼き係」のオアニイサンが「お待ちどう様」と
焼きあがったタラバ蟹を長いヘラに乗せ遠い所から客席にサーブする。



車海老、ホタテ、タラバなど焼き物もあるが鯛の兜煮も美味しかった。



我々のGWはこんなところか。


(45)印象的な一皿

2007年05月04日 14時54分30秒 | 南半球膝栗毛
クルーズを終わるのにあたってクルーズ中 カメラの撮り置いておいた
印象に残った一皿 ベスト・ファイブ。

バレンタイン・デイの日のデザート。
食材にチョコレートが使われていない。
チョコレート尽くめのバレンタインデイは矢張りモロゾフの陰謀か。



フレンチ・トースト(フリーダム・トースト?)
シナモンの香りが朝の食欲をさそる。
アメリカらしいカリカリのベーコンも また宜しい。



ベイクド・アップル 昔を思い出させる味と香りだ。
50年ほど前 我が家ではホームメイドの”焼きりんご”をよく作った。
食後 子供達がそれぞれ林檎の芯を刳り抜き、そこに砂糖を詰め込み
オーブンで焼くだけの簡単なデザートだったが
焼け具合をチェックするため何度もオーブンを覗いたり
まだ日本が貧しい時代の我が家の楽しいイベントだった。
アップルパイとかタルトタターンが好きなのはその為か。



トロピカルフルーツのコンポート ココナッツを器にして。



ブリオッシュを器にしたポタージュ。
バターをしっかり練りこんだブリオッシュを齧りながらの
スープは秀逸。





(44)アメリカン・クラシック・フードフェアー

2007年05月03日 19時59分25秒 | 南半球膝栗毛
(アメリカン・クラシック・フードフェアー)
3月1日
フードフェアーはジャズの演奏で開幕。



サービスする人達もアメリカンムード。
食べものも典型的なアメリカン。
ステーキ、スペアーリブ、ハンバーグ、ホットドッグ、B・L・T。
パンケーキ、アボカドサラダ、クラムチャウダーetc・・・・
チョコレートアイスクリーム、大きい甘いケーキ、クッキー。







(43)クルーズ最終日

2007年05月02日 09時07分35秒 | 南半球膝栗毛
第20日目  3月1日
今日が最後の航海日 明日の朝にはケープタウン入港予定。
結構な日の出を拝む。



ランチはプール際のトライデント・コートで
アメリカン・クラッシク・フードフェスティバル。
スペアーリブとアボカドサラダとバドワイザー。
船上では「飲み食い」も一つの仕事になっている。
次の食事も楽しめるよう「胃もたれ」を起こさぬ様
暴飲暴食を慎しんでいる積もりだ。



終日海を眺めて過ごす。
ジャグジーは気持ちが良い。
乗客たちはデッキテニスとかジムで思い思いの時間を過ごしている。





今夜は船長招待のフェアーウエルパーティとダンスそして
最後のフォマルディのディナー。
白いタキシードも欲しい。

ギャラクシーのナイトショーのあとクリスタルコートでジントニックとピアノを楽しむ。
リクエストで「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」、「レッツ・ミー・コール・ユー・スイートハート」など
弾いてもらった。
大人の時間が流れて行くような気がした。

就寝前デッキより見上げる夜空には三日月が。