ルン・ファン (風が吹く)

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気の作用・・・⑤ 気化作用

2010-02-23 05:36:42 | 東洋 健康法
気の作用・・・

⑤ 気化作用

 気化とは、気の運動によって発生する様々な変化であり、気の運動、変化、転化のことで、人体の成長発育の原動力である。
 具体的には精、気、血、津液などの新陳代謝と相互転化を指す。
 飲食物が水穀の精気に変化し、それが気、血、津液に変わる。さらに津液は代謝されて汗と尿になる。
 飲食物は消化吸収、栄養の吸収されて、残渣が糟粕<ソウハク>(かす、大小便)に変わる。
 血液の循環、津液の輸布、食物の消化、栄養の吸収、糟粕<ソウハク>(かす、大小便)の排泄、皮膚の温度調節、髪の毛の光沢、各臓器の機能調節などは、みな気化によるもので、休みなく気化作用を続けて生命を維持している。
 もし気化が異常になると、気、血、津液の新陳代謝や飲食物の消化吸収、汗や尿、便などの排泄に影響し、様々な代謝障害が発生する。
 気化作用とは、体内の物質代謝のことであり、物質とエネルギー間の相互転化を指す。
 気の作用の中でも、最も重要な働きということができる。

 ⑥ 栄養作用 
 気が滞ると、「貧血」を起こす。

 気の作用には、それぞれ違いがあるが、生命活動には欠かせない。
 それらの作用は共同して組み合わされ、互いに利用し合っている。