ルン・ファン (風が吹く)

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気の作用・・・② 温煦作用

2010-02-16 05:43:08 | 東洋 健康法
気の作用・・・

② 温煦作用

「気は陽だから、人の身体を暖める」とある。

気はカロリーの元である。体温は気の温煦作用によって一定に保たれている。
臓腑経絡などの組織器官も、気に温められて正常な生理活動が営まれる。
血と津液は液状物質だが、それでも気に温められることによって正常に運行できるようになる。
 「血は、温められると流れ、冷えれば固まる」という。
気の温煦作用が低下すれば、寒がって熱いものを好み、手足が冷え、体温が低下し、血や津液の運行が遅くなるなどの寒現象が現れる。
また何かの原因により、気が集まって散らなければ、高カロリーの気が鬱積して熱が発生し、熱がって冷たいものを好んだり、発熱などの現象が現れる。
 「気は暖めるので、多ければ熱となる。また気が少なければ寒となる」とある。

 最近は男性にも多い「冷え性」。
 「冷え性」は女性の問題と思っていたが、やはり、男性にも多くいたのか。
 冷え性の原因は、気が滞って円滑に流れていないためであろうということが推測される。