ルン・ファン (風が吹く)

気ままに・・
思い付きを!!

太極拳養生  NO、5

2009-01-04 02:23:03 | 太極拳
第二章 太極拳によって病気を治すことの出来る健身運動の奥秘
二、気血は魂の調節だ
太極拳を練習する時、全身の緊張をとり、リラックスして、表と裏、右と左、前と後ろなど、陰と陽がからまって、糸を巻き付けるがように互いに繰り返し変える。動作の要求は、柔らかく、また強くなくてはならず、ちょうど、硬柔織り交ぜて強靭性に富んでいることが求められる。
動作の要求は、場合によっては全ての動きに要求される。とても大切なことはどんどんつながって、途絶えること無く相連なることである。
スピードの要求は速く或いはゆっくり動く。速くと、ゆっくりが互いに要求される(有快有慢)。力の要求は柔らかくあるいは強くと求められる、剛と柔がちょうど交わる(有柔有剛、剛柔立身)。身体の中心軸、重心軸は偏らない(中正不偏)。虚の中に実があり、実の中に虚がある、虚と実が繰り返される(虚中有実、実中有虚)。開のなかに合(閉)があり、合(閉)の中に開がある、開と合を織り交ぜる(開中離合、合中離開)。
全身を使い、すべての大小の筋肉と関節の運動をさせると、経絡が途絶えることなく、気血のなめらかな流れ効果をよくする。
実験で研究して発見された、太極拳を訓練すると心臓及び血管の機能が促進される、そして日常生活だけでは、だんだんと衰えていく血液、体液、リンパ液などの循環系統の作用を促進する効果がある。
太極拳の練習する時、身体の中を意識することが重要視される。それゆえ、身体の内側では、意識によって氣を導き、運動させる。内側に対する外側、身体として自覚できるところでは、神氣を躍動させる運動をする。“身体の動きは呼吸によって導かれる”。
“意識”は“心の思い”よりなり“呼吸”によって制御され、“呼吸”によって神経と体液を通して調節され高度な中枢の情報を順次伝える、体内の栄養を調節する物質は、酸素の供給を調節しながら、エネルギーを生み出し提供される;呼吸は勁力に到ると言える。
身体(内臓を含む)と四肢は運動して代謝が変化し、必ず呼応して情報として帰り、大脳の中枢の活動の状態を調節する、大脳の中枢は更に体、四肢の運動を調節し、筋肉の運動を更に調和して、素早く動きとならせる、それによって更に十分な栄養と酸素の供給を得ることが出来る。
長期にわたり太極拳の練習をしていると筋繊維を次第に太くすることができて、筋肉の中の結締組織も次第に増えて、筋肉が縮んだり弛緩する能力を高めて、筋肉の力を増加して、筋肉に更に丈夫で、ふくよかにならせる。