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「気」の分類・・・③営気

2010-02-13 22:00:52 | 東洋 健康法
「気」の分類・・・③営気

営気とは、血液と共に血管内をめぐって全身を営養している気である。
営気は栄養が豊富なので「栄気」とも呼ばれる。
営と血は極めて密接な関係にあり、区別はできても分けられないのでえ「営血」と呼ぶことが多い。
営気と衛気を比較すると、営気は陰なので「営陰」ともよばれる。
営と血液は区別はできるが切り離すことは出来ない。
営気の居場所は血管の中である。

営気は、脾胃にて、食した飲食物の精気から作られる。
営気は脈中に分布して血液成分となり、脈中を循環して全身を栄養する。
営気の生理機能には、栄養作用と血液を作り出すという二つの作用がある。

気の生成
人体の気は、父母からもらった先天の精気と、飲食物から得た栄養物質(水穀の精気のこと「穀気」とも呼ぶ)、そして自然界の精気(酸素)によって作られている。


先天の精気は、精気を蓄える腎に存在し、先天の気として生理機能を発揮できる。生まれながらに両親から受け継いだもの。
水穀の精気は、脾胃の運化によって作られ、飲食物から摂取したものである。
自然界の精気は、大気を肺の呼吸によって取り込まれたもの。

「気」は腎・脾・胃・肺などの生理機能と関係が深い。