ルン・ファン (風が吹く)

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お酒は『百薬の長』といわれるように適量を飲めば健康や美容にいいことがあります

2011-02-05 23:43:59 | タバコ・酒


●飲酒とがん発生のリスク
 適度な飲酒は心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げるというメリットがあります。がんに関しては1日当たりエタノール量約23g(日本酒換算で1合)以内なら、がん全体の発生リスクを上げないことがわかっています。しかし、男性では「ときどき飲酒する人」に比べ、「1日に2~3合飲酒する人」で1.4倍、「3合以上飲酒する人」で1.6倍、がんの発生率が高くなることがわかっています(女性については飲酒習慣のある人が男性ほど多くないので、明確な傾向がみられない)。
 大量飲酒が持続することでなりやすいがんは、口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、大腸がん、肝臓がん、乳がんなど。飲酒習慣単独より、飲酒習慣に喫煙習慣が加わると、がんの発生リスクがさらに高まることもわかっています。


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お酒は『百薬の長』といわれるように適量を飲めば健康や美容にいいことがあります。赤ワインに含まれるポリフェノールに動脈硬化予防の効果があることは知られていますが、ビールの麦芽にはビタミンB2があり、日本酒に含まれるコウジ酸はメラニン色素の生成を抑える働きがあるなど美容に効果が期待できます。また、アルコールはストレス緩和や血行を促進して栄養素を体のすみずみまで行きわたらせるのにも役立ちます。おいしく健康的にお酒を楽しむための理想のおつまみは、たんぱく質は肝臓のアルコール代謝を高めるので意識してとりましょう。また、アルコールの過剰はビタミンB1の働きや、ビタミンCの吸収を阻害するといわれており、ビタミンB1・ビタミンCをお酒と一緒に摂ることをおすすめします。



ウイスキーのソーダ割り「ハイボール」ブームを追う

ハイボールに夢中です。いわゆる、ウイスキーのソーダ割り。ふだんはビール党の僕が、今年の夏はとにかくハマった。実際、周囲でも飲む人が増えた気がする。

このブーム、陰の仕掛け人はサントリー。

「70年以上の歴史を持つウイスキーの看板ブランド、『角瓶』の販売戦略の一環です」(広報部・越野多門さん)

つい最近まで、ウイスキーといえばスナックでおじさんがちびちび飲るもの、というイメージだった。売り上げも1983年をピークに下降。これを挽回するために送られた刺客がハイボールである。

「本格的なPR開始は昨秋から。広告出稿や販売店への働きかけのほか、おいしさに気づいてもらうためにブロガーさんを集めて作り方の講習会も開催しました」(同)

レトロ風や立ち飲み業態の居酒屋が増えたせいもあり、現在、角ハイボールをメニューに入れる店は全国で約4万5000軒。昨年末比で約3倍の増加だ。また、売り上げも今年の1~8月で約2割増と大幅に伸びている。

ちなみに、ウイスキーだけではなく焼酎をソーダで割った焼酎ハイボール(チューハイの語源)も売れている。宝酒造は2006年に「TAKARA焼酎ハイボール」を発売。同社によれば、「4~7月期の売り上げは前年比132%。今年の伸びはとくに顕著ですね」(広報課・坂口智子さん)。

取材を続けるうちに、飲みたくてたまらなくなった。原稿を中断して向かったのは客の9割がハイボールをオーダーするという銀座の有名バー、「ロックフィッシュ」。

「10年前はハイボールという名前自体あまり知られていなかったからね。徐々に浸透し始めたのは3年ぐらい前から。食前、食中、食後、いつでもおいしく飲めるのがいい」(オーナー・間口一就さん)

いやあ、ドライな爽快感とウイスキーの滋味が胃に染みわたりますな。「ハイボールなのにストライク」、思わず迷コピーも生まれました。


飲酒運転で事故を起こしても、その場から逃げた方が軽い罪になる???

2010-09-05 00:28:56 | タバコ・酒
飲酒運転ていうのは現行犯でないと、罪を問えないのですか??
実際に、飲酒したという確信がとれているのに、飲酒運転を適用できない。

人を一人殺しているのですよ。
これでも、飲酒運転を適用できない。

この記事を読んだ人が、真似をするのが、多くなるのではないでしょうか。


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飲酒運転“逃げ得”の男に奪われた新婚生活 

                .2010年09月02日22時36分 / 提供:産経新聞

 昨年末の夜、埼玉県和光市の県道で、バイクに乗っていた会社員、成毛正徳さん=当時(37)=が車にひき逃げされ死亡する事件があった。事故から1カ月半後に逮捕された男は、「酒を飲んでいたから逃げた」と供述したが、飲酒したことを事後に立証するのは困難で、飲酒運転の罪で裁かれることはなかった。飲酒運転で事故を起こしても、その場から逃げた方が軽い罪になる“逃げ得”の実態を追った。(西尾美穂子)

 成毛さんは昨年5月に妻(32)と入籍し、新築マンションを買って新婚生活を始めたばかりだった。事故当日の12月29日には、母親の悦子さん(62)に「大みそかに(妻と)一緒に帰るから、よろしく」とのメールを送っていた。事故にあったのは、帰省を前に散髪に行った帰りだった。

 朝霞署は防犯ビデオの映像などから今年2月15日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失致死容疑で東京都練馬区の会社員の男(42)を逮捕した。

 男は朝霞署の調べに、「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」と供述していたという。事故の約30分前に、男が入浴施設でビールを大ジョッキと普通のジョッキで計2杯注文していたことも裏付けられた。

 捜査当局では飲酒運転の罪での起訴に向け、事故直前の入浴施設での注文記録を元に、男の事故当時の呼気1リットル当たりのアルコール濃度を0・19ミリグラム以上と推定した。

 これは酒気帯び運転の基準値を上回る値だったが、検察側は起訴を見送った。飲酒運転の事件に詳しい高山俊吉弁護士(東京弁護士会)は「理論上は基準値以上でも、アルコールの代謝率には個人差があるため、実際は基準値以下とも推測できる。検察側は起訴しても無罪になる可能性が高いと判断したのではないか」と分析する。

 高山弁護士によると、過去にはひき逃げ事件でも推定値を証拠として扱い、飲酒運転の罪で起訴に至った例もあるが、こうした事件では「個人差が無視できるほど高いアルコール濃度が推定されたと考えられる」という。

 今回の事件で捜査当局は、この個人差を埋めるため、男に当時と同じ量の酒を飲んでもらい、飲酒の影響を調べようとした。しかし、男は「酒はやめた。飲みたくない」と拒否。強制的に飲ませることはできないため、当局はこの調査を断念せざるを得なかった。

 ひき逃げと自動車運転過失致死傷の併合罪が適用されると法定刑の最高は懲役15年だが、飲酒の影響で正常な運転が困難になり事故を起こしたとして危険運転致死傷罪が適用されれば、最高刑は同20年になる。

 7月27日、さいたま地裁で男に言い渡された判決は懲役4年6月(求刑懲役8年)。判決が確定した今でも、成毛さんの父親、隆雄さん(62)は「酒を飲んで事故を起こしたことが分かっていながら、なぜその罪で裁けないのか。悔しい思いが頭から離れない」と悲痛な日々を送っている。

禁煙するために”禁煙外来”を利用

2010-09-03 22:40:48 | タバコ・酒
「 禁煙するために”禁煙外来”を利用してみた」という、プログを見つけた。

喫煙が身体に良くないのは、皆、知っているところだ。
だけど、やめられない。

自分は、過去に、タバコを吸ってました。でも、吸ったり、やめたりを繰り返していた。

体調の変化、特に、タバコは吸ったときに、血管を収縮する。
そのため、頭痛もちの気がある、自分には、タバコを吸い続けるのは、苦痛になった。

自分の身体の内部に敏感な人がいる。
交通事故で「むち打ち症」になれば、あそこが痛い、今度はここが痛いと訴える人がいる。
なまじっか、詐欺、ウソをついているとは言えない。
本当に、苦痛が移転をすることを、感じやすい人がいる。

タバコから話しが反れたけど、タバコを吸ったときの苦痛。
身体が敏感な人は、まだ、身体の声を聞くことができるので、まだ正常に近い身体かも知れない。

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■禁煙を決めた動機

1.2010年10月からタバコの値段が上がります
管理人が吸っていたタバコは、2010年10月より300円だったのが410円になることが決まりました。
これにより、月のタバコにかける金額が、週一ワンカートンまとめ買いをしていたので、4100円×4カートン=16400円。年間20万円近くのお金が出ていくことになるのです。あほかと。

ということで、以前から10月までにはタバコを辞めようと思っていました。が、その時点で決意はまだしていません。

2.自分との闘い
管理人がタバコを吸っていた理由は「習慣」と「依存」です。
正直、ずっとやめたいと思っていました。が、


精神的にイラついたときにタバコを吸えば落ち着くという「思い込み」。
疲れたときにタバコを吸えば落ち着くという「思い込み」。
おなかがいっぱいになった時にタバコを吸えば落ち着くという「思い込み」。

タバコが自分にとって必要なものだという「思い込み」が原因で、やめれなかったわけです。
これって依存ですよね?
依存という言葉が、イコール「甘え」に思えて仕方がない管理人は、自分の中の「甘え」と闘ってやろうと。そう決意したわけです。

自分に勝ちたい。これが管理人の禁煙を支える一番大切な思いでもあります。
人のために辞めるとか、誰かに言われたから辞めるとかちょー無理ー。


■喫煙外来に行くまで

一応これまでに禁煙シールとか禁煙ガムとか経験はありますが、あんなもんゴミです。
電子タバコで辞めれるほど、ライトなスモーカーでもありません。

で、以前から禁煙外来で処方してもらえる薬が確実だというリアルな口コミを聞いていて、タバコを辞める最終手段はこれしかないかなーと、なんとなく思っていました。

ただし、お医者さんに聞いたところ、禁煙外来で禁煙する場合、


・1度禁煙外来での禁煙に失敗したら、1年間は禁煙外来は使えない。
(正確に言うと保険が使えない)
・治療は12週間続き、月1通院が必要。

等、覚悟と時間が必要なようだったので、ちょっと気おくれしていました。

が、8月の末、だれかがツイッターで「タバコが300円から410円に値上がりかー」とつぶやいたのをみた管理人は、何を勘違いしたのか「来月からタバコが値上がりなんだ!早くやめないと!」と焦ってしまって、勢いで禁煙外来に予約の電話を入れてしまったのです。

禁煙には勢いも大切。


■禁煙外来にて

禁煙外来では、しつこいくらいに「いかにタバコが体に悪いか」を説明されます。
いい加減、耳たこだったので右から左だったのですが、薬の飲み方には規則があるらしく、また、薬が飲めない人(妊娠中、鬱持ちなど)、副作用などの説明がされます。

そしてこの後、管理人は、副作用に悩まされるわけになるのです。
医師の説明はきちんと聞きましょう。


■禁煙1日目(禁煙までの執行猶予期間)

禁煙外来でいただいた薬を飲みつつも、一週間は「どうしても吸いたくなったら吸ってもいいよ」と、猶予期間がもらえます。
このとおりにしてもいいのですが、「そんな猶予期間なんて甘えさせられたら余計にやめれんわー」と思った管理人は、夜に薬を飲み始めると同時に、すべてのタバコを捨てました。

猶予期間なんて甘えです!

が、医師の薬の説明を聞かずに、食後ではなく寝る前近くに薬を飲んだため、夜に、副作用がでました。
まったく寝れないのです。

禁煙の薬は神経を刺激するらしく(だから鬱の人はダメーとか言われてるんだろうと思いますが)、薬のせいかはしりませんが、昨日の管理人はやたらテンションが高く、さあ寝ようと思っても、アドレナリンでまくりの状態で、(目が)ギンギンなのです。

明日の仕事の時間が迫るという焦りと闘っていましたが、気が付くといつもなら吸ってるであろうタバコを吸いたいとはまったく思いませんでした。
薬すげえ!


■禁煙2日目(禁煙との闘い始まる)

家では灰皿もないので余裕だったのですが、会社が喫煙に対しフリーダムだったため、ちょっと苦しみました。
特に習慣。

お昼ご飯を食べた後に、無意識にタバコのケースを探してたんです。
最初の3日は夜しか薬を飲めないため、薬の効果は薄れていきます。
もうずっと、「吸いたいよう、吸いたいよう」状態。

でも、タバコないから。
吸いたくてもないから。

ということで、お菓子を買いに行きました。
それから、夜の薬を飲むまで、ひたすら口を動かし続けることになります。
確実に太る。

今現在、薬を飲み、安定状態です。
なんだか、依存がタバコから薬に移っただけのような気がして少々不安なのですが、1週間後に禁煙外来の看護師さんから「調子どう?」と電話がかかってくるらしいので、その時に相談してみようと思います。
アフターサービスも万全な禁煙外来!


■あとがき

こんな感じでリアルタイムに禁煙に苦しんでいる管理人ですが、丸1日吸わなかった今、二度とタバコを吸わない自信で満ち溢れております。
あと、「9月に入ってから1本も吸ってない」という区切り的なものも自分的にはよっかたと思うので、禁煙をお考えの方は、区切りのいい日から辞めるのもおすすめです。

薬の効果ですが、体はタバコを欲しません。
習慣がタバコを欲しがります。
そして、タバコがない今、脳がそれでしか快楽を得られないからか知りませんが、ご飯がおいしく感じます。

たぶん、太るのは確実なんだろうなー。
ということで、長々と駄文を失礼しました。
禁煙経験者の方とか、アドバイスもらえたらうれしいですー。


記憶がなくなるまで飲んでも、身体は元気?

2010-08-09 12:27:06 | タバコ・酒




『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』
脳科学者が明かす酒と脳のアブナイ関係

川島隆太/泰羅雅登 著 1300円(税別)
 
 暑さのため、お酒を飲む機会もさらに増えることでしょう。


 ところで、ついついお酒を飲みすぎて、気がつくと玄関で寝ていたなんて経験ありませんか? お酒が好きな方なら、1度や2度くらいあるのではないでしょうか?

 どうやって帰ってきたのかは覚えていない。電車だったのか、タクシーだったのか。それとも、誰かに送ってもらったのか?

 ふと見回すと、カバンもあるし、サイフもある。携帯電話も失くしていない。ホッとしたのもつかの間……。

「あれーっ!」

 なぜか、ズボンに土が……。痛む頭で、どこまで覚えているのかを辿ってみるのですが……。いったい、なにがあったのでしょう。まるでサスペンスドラマのようです。

 このように酔って記憶がないのにもかかわらず、なぜ家に帰ることができたのでしょうか?

 そもそも、なぜ人はお酒を飲むのでしょうか?

お酒を飲むと、人の頭の中でなにが起こるのでしょうか?

 少しお酒を飲んでいたほうが、議論が活発になったり、アイデアが湧いてきたりするような気がするのはなぜでしょうか?

 また、飲みすぎると、どうして記憶がなくなるのでしょうか?

 こんな疑問が、本書を企画するきっかけでした。

飲めない代表×底なし代表
 では、著者の2人をご紹介しましょう。

“飲めない”川島隆太氏は、東北大学加齢医学研究所・教授。ご存じ「脳トレ」といえば、この人。お酒はほとんど飲みませんが、飲み会にはウーロン茶で深夜まで付き合うことも。「人間はどういうわけか、酒に出合ってしまったのです。酒は毒性の強いアルコールが含まれているのに、たまたまそれは脳にほどよく働きかけるものでした。そして浮かれたり、楽しんだりする。不思議な生き物ですね」と、“飲めない”立場から辛口のコメントを展開します。

 かたや受けて立つのは、“底なし”泰羅雅登氏。日本大学大学院総合科学研究科教授です。先生のグループが「ナビゲーションニューロン」という神経細胞を特定し、頭頂連合野の機能の基礎研究として世界的に高い評価を受けました。大のお酒好きで、お昼前から明け方まで飲み続けることも……。若い時には、実験用アルコールを飲んだこともあるという伝説の持ち主です。「人の脳はいつも抑制されていて、自由に活動しているわけではありません。新しい発想、これまでにない考えを思いつくには、こうした抑制を外すことが手っ取り早いのです。飲酒は、ほとんど同時にみんながこの抑制を外せる手軽な方法です」と、酒飲みの立場を代表します。

お酒の魅力
 お酒を飲む目的は、いうまでもなく「酔うこと」です。

 アルコールは、脳の機能を麻痺させるのですが、その麻痺のさせ方が実に絶妙なのです。通常の飲酒なら、麻酔薬のように意識が失われるのでもなく、麻薬類のように幻覚を生じさせるわけでもありません。まして神経毒のように脳の重要な機能をすばやく停止させて、呼吸などを停止させるような過激さもありません。

 じんわりと大脳皮質に染み込む。すると、普段は厳しく自分を見張っている前頭前野の機能が緩んできます。そして、日ごろの抑制から解放してくれ、楽しい気分にさせてくれるのです。場を和ませてくれ、人々が円滑にコミュニケーションをし、楽しく生きていくために大きな役割を果たしています。まさに社会の円滑油といわれる所以でしょう。

 また、意外にも「ほろ酔い」状態の時、脳がいちばん活性化するという実験結果もあるようです。

 酔うにつれ、見知らぬ同士がすっかり意気投合したり、不思議な一体感が得られたり、妙なことで盛り上がったり、何度も同じ話を繰り返しては、そのたびに大爆笑。飲まない人から見ると、実に不思議な世界のようです。

 そして、二日酔いで十分に苦しい思いをしたにもかかわらず、また飲むというのも考えてみれば不思議な話ですよね。それだけ、お酒には魅力があるということなのでしょうか。

酒を飲むと脳が萎縮する

 もちろん、いいことばかりではありません。著者たちの最近の研究で、アルコールが脳にもたらす非常に怖い事実が明らかになっています。お酒を飲む量に比例して、脳が萎縮することがわかったのです。その人が生涯に飲むアルコール量が多ければ多いほど、脳は飲まない人より急速に萎縮していきます。それも、人間らしさの源である前頭前野の細胞から顕著に消えていきます。脳の細胞も再生はしますが、とてもゆっくりで、消えていくほうがずっと速くまったく追いつかないそうです。

酒脳対談
 某月某日、東京・築地の酒と魚のうまい店で行なわれた「酒脳対談」を巻末に収録。脳にとって、酒は百薬の長なのか? それとも……。お酒と脳のアブナイ関係を“飲めない”川島隆太と“底なし”泰羅雅登の2人の脳科学者が、オモシロまじめに大討論します。

 人類が長~く友としてきたお酒と脳の関係を通じて、人の脳について考えます。

「記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか」ですか?

 それは、読んでいただいてのお楽しみということで……。








過剰なアルコール摂取で脳が萎縮する恐怖


「最近もの忘れが多いなぁ」
「手が少し震えるような気がする」


 あなたはそう感じながらも、「気のせいだろう」と毎日をやり過ごしていないだろうか。実はこの症状、近年話題にもなっているアルツハイマー病をはじめとした『若年認知症』など、脳に異常を引き起こすサインであることも否定できない。特に、若い頃浴びるように飲酒をしていたならば要注意だ。たとえ今は「1日ビール2缶」であっても、だ。

脳の萎縮は過去の飲酒習慣から
今は「1日ビール2缶」でも要注意
会社の健康診断をきっかけに脳ドックを受診
年齢より進んだ脳の萎縮がみつかったAさん
(40歳メーカー管理職)

会社指定の人間ドックのクリニックに、1年に1回の健康診断にやってきた大手メーカー管理職のAさん(40歳)。検査前の問診表に、飲酒の習慣を「1日ビール2缶」と書き込んだ。ここ数年、健康診断ではアルコール性の肝臓の状態を示すγ-GTPの数値も安定していたので何も心配していなかった。

 一通り人間ドックを受診後、脳の萎縮もわかるということで、認知症も心配になり、生まれてはじめての「脳ドック」を受診することにした。

 MRIは横たわっているだけで、15分で終了。痛くもかゆくもないので思ったよりも簡単だ。工事現場にいるような音がするだけで、全く苦痛はない。

 人間ドックが終わった後、医師から説明を受けた。血液検査や血圧、メタボ系はすべて基準値。むしろ20代の頃より改善したくらいだ。以前注意を受けたことのある中性脂肪もコレステロールも血糖値も安定していた。

 しかし、最後に医師から衝撃の事実が告げられた。

「Aさん、年齢の割に“脳の萎縮”が気になります。もしかして今までにアルコールをたくさん飲まれていませんでしたか?」

「はい。若い時は毎日、仕事が終わったあとに社内の先輩や上司と飲みに行くのが当たり前でした。実はうちの会社は、先輩からつがれた酒は飲み干すという伝統があり、新入社員の時代から30代後半まで、20年近く浴びるほど飲んでいました。休日もついクセで昼間から飲んでしまい休肝日なんてありませんでした。多い時で日本酒なら1升。ウイスキーならボトル1本と今では信じられない量を飲んでいた気がします。泥酔することも多く、量が把握できないくらいでした。

 ですが、数年前の健康診断で肝臓の数値を指摘されたのと、飲んだ翌日は疲れが残り仕事の効率が下がったことを実感したのでお酒の量を減らしました。

 今は家では飲まず、同僚とも最初の乾杯でビールを飲む程度にしたところ、体調は戻りました。にもかかわらず、当時の酒が脳にでるなんて…」

 Aさんは脳が萎縮している画像をみて絶句。画像を説明している医師から、脳の中に白い斑点状の軽い動脈硬化も指摘された。血液検査ではわからない生活習慣がMRIによって露呈した。

 Aさんは自分の脳の萎縮を自分で確認できたことにより、若い時のような無謀なアルコールの摂取習慣を繰り返さないと誓った。健康診断後のAさんは、健康的な毎日を送っている。土日のうち、1日は家でゆっくりと過ごし、1日は近所の公園で読書をすることにした。もちろんお酒は飲まない。

「俺は酒もたばこもやって太く短く生きるんだ」が口癖だったが、いざ脳の委縮を見せられるとやはり将来の認知症は怖くなる。そして妻や子供に迷惑をかける人生は送りたくないと思った。これをきっかけに自分の生活を見直すことができたのだ。

「脳の萎縮」が認知症の危険因子に
 東京クリニックで人間ドックを担当する笹沼仁一医師は語る。

「アルコール摂取が毎日1合程度までの方でしたら有意差はありませんが、毎日2合以上飲み続ける方は脳萎縮が起きている可能性があります。ですので、アルコール摂取量には注意が必要です。

 以前の脳ドックは動脈硬化や動脈瘤などをみつける手段だったのですが、今やサラリーマンの方はもの忘れがきっかけで受けにこられける方が多くおられます。萎縮が早期にみつかる画像解析ソフトを導入することで医師の画像診断だけでなく、定量的に萎縮の場所が特定できるようになりました。日本脳ドック学会でも認知症の早期発見の手段として脳ドック受診を推奨しています。

 Aさんの場合は、数年前にアルコールを減らして体調が良くなっていたのでこのような結果はショックだったと思います。

 1番大切なことは、画像を自分でみられて自分の意思でアルコールを減らされることだと思います。老化による生理的な脳の萎縮ももちろんありますが、若い方でも毎日アルコールを飲む習慣のある方は一度受診をおすすめしています。

 最近こられた50代のビジネスマンは多忙な毎日のストレスから、若い頃からのお酒がやめられない。最近職場でもの忘れが気になると受診をされてきました。結果、多量なお酒の影響で脳の萎縮がみられました。萎縮が直接認知症につながるわけではないのですが、ひとつの危険因子になります。萎縮を進行させないためにはアルコールの量を見直すこと。また飲まない日を作ることも大切だと思います。

 現在アルコールを飲まれる方だけでなく、かつて大量に飲んでいた方も1度脳ドックの受診をおすすめします。」





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お酒との上手な付き合い方

2010-08-08 11:01:34 | タバコ・酒
猛暑日が続きます。
不景気と暑さが続くけど、この夏を、上手く切り抜きたい。
よーし、冷たいビールでも飲んで、良い知恵を湧かそう。






お酒との上手な付き合い方

 飲酒の機会が増えると、二日酔いや生活習慣病の悪化などが起こりがちです。

 空腹で飲むと胃から素早く吸収され、血中アルコール濃度は一気に上がり、悪酔いしやすいのです。「食べながら飲む」は厳守しましょう。

 おすすめは刺身、蒸し鶏、豆腐、鍋物の魚介など低脂肪のタンパク質を食べつつ飲み始めること。タンパク質を食べると、胃ではその消化活動が盛んに行われて、アルコールをあまり吸収しません。

 そして、アルコールは消化されたタンパク質と一緒に小腸に送られ、そこで徐々に吸収されます。血中のアルコール濃度は少しずつ上がり、肝臓でのアルコール分解も順繰りに行われます。ですから、悪酔いしにくく翌朝は気持ちよく目覚めます。

 チャンポンで飲むと酔いやすいので注意を。特に、大きな宴会などでは、まずビールで「乾杯!」して、ある程度飲んでから好みの日本酒やワインなどに変えるのが一般的です。

 ビールの泡は胃腸の粘膜を刺激して、次に飲むアルコールの吸収をよくします。ここで、よりアルコール度数の高い酒類を飲めば、吸収されやすく血中のアルコール濃度は急上昇。これが悪酔いの原因に。そのうえアルコールの種類が変わると気分が変わり、自分の適量を超えがちです。ビールで乾杯のあとは、すぐに好みのアルコールに変えましょう。

 アルコールの飲み過ぎが、糖尿病や痛風(高尿酸血症)、脂質異常症(高脂血症)などの原因や、増悪の誘因になることはよく知られています。特に、飲酒しながら、脂ものや甘いものを摂り過ぎることは避けて。高カロリーになり、病気の発症や悪化、肥満につながります。アルコール、甘いもの、脂もの、この3つの「あ」を同時に摂り過ぎない心がけはメタボ対策にも大切。

 二日酔いになったら、入浴やジョギングなどの運動はナンセンス。脳卒中や心臓発作の危険もあります。翌朝は水分を摂って静かに過ごし、アルコールが肝臓で分解されるのを待ちましょう。味噌汁、スポーツドリンク、フルーツジュースなども効果的。飲酒との付き合い方の最大のポイントは「飲み過ぎないこと」です。


二日酔いに効く「ゴマ」の威力!  

暑い盛りです。当然ビールを飲む機会が多いのではないだろうか?個人で、会社の寄り合いで、趣味のグループで、何かとお酒を飲む機会が増えてくる。

 適量のアルコールはストレス発散になるが、過度の飲酒は悪酔いや二日酔いになるだけでなく身体の機能を弱め健康を害する原因となる。

「二日酔いにはシジミの味噌汁」といわれる。柿やウコンもアルコール対策として一般的だ。シジミにはタウリンという成分が含まれており、アルコール摂取時に体内で増加する毒素・アセトアルデヒドの分解を促進する。柿は、タンニンが胃の粘膜に働きかけアルコールの吸収を穏やかにする。ウコンは胆汁の分泌を促進し、肝機能を強化するので日常的に摂ったほうがよいといわれている。

 さて、アルコール分解に効く成分として近年関心が高まっているのが、ゴマに含まれるセサミンだ。二日酔いや悪酔いの原因となるアセトアルデヒドは、肝臓で各種酵素によって分解され体外に排出される。セサミンはこの酵素に対し遺伝子レベルで働きかけ、分解効果を高めることが近年の研究でわかってきた。(研究発表:サントリー株式会社健康科学研究所 URL---http://www.suntory.co.jp/news/2003/8604.html)

 もともとゴマは美容や老化防止に効くとして、古くはインド医学書アーユルヴェーダにも登場している。ビタミンEなど様々な有効成分が含まれているが、活性酸素を退治する抗酸化物質であるセサミンは特に貴重な成分だ。

 人間が活動する際に発生する活性酸素は細胞を傷つけ、老化の原因となる。身体の代謝工場である肝臓は活性酸素をもっとも多く発生させている。抗酸化物質にはいくつか種類があるが、血液中で弱体化せずに肝臓に直接働きかけるのはセサミン固有の特徴だという。

 つまり、アルコール分解酵素に働きかけると同時に、活性酸素を効率よく除去することで肝臓自体の機能も高めているのだ。

 ゴマ大さじ1杯程度(約10グラム)を毎日摂ると効果的。硬い殻に覆われておりそのままでは栄養素を吸収できないため、すって食べるか、サプリメントなどを活用して上手に摂取したい。