ルン・ファン (風が吹く)

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気の作用・・・固摂作用

2010-02-22 05:19:13 | 東洋 健康法
気の作用・・・

固摂作用

 気の固摂作用は血や津液などの液状物質が、通路を外れないようにする作用のことである。
 血液の流れを制御して血管の外に溢出しないようにし、汗、尿、唾液、胃液、腸液、精液などを固摂し、分泌量をコントロールして無駄な流出を防いでいる。
 気の固摂作用が弱まれば、体内の液状物質が多量に失われる危険性がある。
 気が血を固摂しなければ出血し、気が津を固摂しなければ汗や尿の量が増えたり、尿漏れ涎が流れる、胃液を吐き出す、下痢などが発生し、気が精を固摂しなけえれば遺精や滑精、早漏などが起こる。
 
 気の推動作用と固摂作用はまったく逆の作用である。
 気は一方で血液循環や津液散布、排泄を行い、もう一方では体内の液状物質を固摂して、流出しないように防いでいる。
 この二つの作用が相まって、気は体内液状物質の運行や分泌、排泄をコントロールする。 これは血液循環と水液代謝を維持する重要なカギである。

 「気は、人の生命の根本である」
 「人に生命があるのは、すべて気のおかげである」
 宇宙の森羅万象は、すべて気の運動によって作り出されたものである。
 気は、人体を構成する最も基本的な物質である。