ルン・ファン (風が吹く)

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太極拳によって病気を治す  養生 NO. 4

2008-11-12 23:27:53 | 太極拳
第2章 太極拳によって病気を治すことの出来る健身運動の奥秘
第1節
病気を治す基礎は経絡と気血。
一、経絡は養生の基礎
太極拳での養生は、身体運動の過程の中で、経絡の気血が滞ることなく全身を巡ることを意味している、身体の法則では全身の気血が滞ったり偏らないように陰陽の調整を意味しています。
例えば:背中部の督脈、胸と腹部の任脈、腰部の帯脈、上肢の三陽脈、下肢の三陰脈、すべて身体の法則は、身体の運動と調整とに関係があります。
そのため、太極拳を練習する時には、全身の各部位に対して、全て要求があります。例えば
提頂(頭を持ち上げ、吊るすようにする)、
含胸(胸に力を入れず、リラックスさせてやや引き加減にすること)、抜背(背筋を伸びやかにすること)、
裏襠(股関節及び腰を緊張させない、会陰部を円く支えるようにして立つ。膝を突っ張ったような立ち方をしない)、
溜臀(上体は真っ直ぐにして、前かがみになったり、後ろに反り返ったりしない。腹を突き出したり、臀部を突き出さない)、
松肩(肩の関節の力を抜いて落とし、肩甲骨をいからせない)、
堕肘(ひじ関節を自然に曲げ、やや下に向けて下げること)、
舒掌(掌を前方にと伸ばしたときは、五指を自然に伸びやかに開き、虎口に丸みをもたせ、掌心をややへこませ、手首を下げる)
    など、全般的に身法に
“中正安舒”(身体を真っ直ぐにして安定させる・・立身中正)。

練習者に太極拳を練習させる時に身法は“中正安舒”の要求を達成して、太極拳の深みのある趣を打ち出して練習する。また練習者にとって太極拳が学びにくいと感じても、特に規定の“三線”は要求される。

“中正安舒、松柔連貫”(身体を真っ直ぐにして{立身中正}安定させ、動作はのびやかで、ゆったりしていることが要求される。身体の関節や筋肉も緊張して硬くさせたり、力んだりしてはならない。動作は天を行く雲の如く、濁流を流れる水の如く、悠々ゆったりとして、滑らかで途切れることなく行う。)


規定の“三線”
1,水平線:目的は三陽脈を調整して活性化している。運動の中で、頭部の運動の軌道は1本のレベルのオンラインになっており、前屈して頭を下げる動作、しゃがむ動作以外、頭部は上下に揺れ動いてはいけない。
練習者が誤った練習をすることを防ぐために、ヒントとして練習者に頭のてっぺんの上に碗を乗せ碗の中の水があると仮定すること、上下運動をして、水をこぼさせないようにする、頭部はできるだけ水平のレベルの運動を維持するべきだ。
2,垂直線:目的は任脈、督脈を調整して活性化している。練習者は練習のとき要求される、胴体は地面とずっと垂直であることを維持していること、前傾したり、後ろに反り返ることは避ける。
3,弧線:目的は三陰脈、三陽脈につながって循環系を形成する、後で、つまり腕の運動の形式は平円、側円、立円の三つの円だ。

“三線”の要求は具体的で、イメージを、練習者が分かりやすく理解出来る。
太極拳の“中正安舒”の抽象的な身法の要求を例え外れても、練習者が使用して見たところ同じくおよび、健康増進のための身体運動効果はとても良い。


中国医学では、途絶えることなく、いつも太極拳を繰り返すと、なぜ健康を保つことができるのか、これは太極拳の運動が経絡を通して、正しい気を補うことができるためだと考えられている。
太極拳を一定の程度まで練習を重ねると、腹鳴(はらなり・・腹部で聞こえる雑音、腸の内容物とガスや液体の移動によって発する。)を生じる、これは身体のなかを氣が巡っている現象です。更に練習に励み一定の技量まで届くと、任脈、督脈、帯脈、その他諸々の脈が活発になり、同時に丹田の元気力が活性化し、精神と気力が充足し、神氣が盛んとなり、身体が健やかになる。




風呂から上がってすぐ寝るな

2008-11-03 23:12:15 | 太極拳
    「風呂から上がってすぐ寝るな」
風邪かなと思い、少し熱めの風呂に入り、身体を冷やしては良くないと思い、すぐに、寝床に入った。やはり、風邪をひいてしまった。病院に行けばよいのだろうが、自然に治すのが良いと思い、しばらく様子を見ていると、なかなか風邪が抜けないので、薬で直そうと思い、薬を頼りにしたが、10日ばかし、風邪が長引いている。


 「風呂から上がってすぐに寝るな」という言葉がある。

風呂から上がった後に、さっさと身体をふいて脱衣場を出ないこと。これをやると、部屋に戻ってから汗が噴出し、かえって身体が冷えてしまいます。また水を飲めば飲むほど。
 湯上り直後に冷えた水などは飲まないこと。むしろ入浴まえに冷たくない常温の飲みものをたっぷり飲むことをお勧めします。
 
 風呂から上がって汗を出した後、私たちの体は毛穴の開いた状態になっています。そこに外から冷たい空気が入り込みます。しかも体が温まっていますから、布団をかけないで寝てしまうことになる。
 そのため、せっかく温まった体が冷えてしまい、下手をすれば免疫力を高めるどころか風邪を引くなど体調を崩して帰ることになりかねない。
 
 風呂から出ると、まずは、ストレッチをして、柔軟体操。開脚をして前屈。
足を閉じて、前に投げ出して、前屈。いろいろありますね。

風呂へは、「入り方」も「上がり方」も大事です。