「新しい自分を作る1 0の秘訣」
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小川 忠洋
このレポートを配布することは自由ですが無断で改変することはできません。
著作権はダイレクト出版株式会社に帰属します。
リーミルティアLeeMilteer:
パフォーマンスコーチ。著者。リーは生産性を上げ、生活を豊かにするミリオ
ネアマインドコーチングプログラムの創始者。彼女の強烈なプレゼンテーション
スタイルは、セールスマンやビジネスマンの生産性を上げるコーチとして、人間
の潜在能力を引き出すスピーカーとして、北アメリカで最も高く評価されている。
彼女は、北アメリカやヨーロッパを主に講演をしてまわり、何千ものセールスマ
ンをトレーニングしてきている。
ウォルトディズニー、AT&T、ゼロックス、IBM、フォードモーター、フェデックス、3M、さらに何百もの政府機関、協会、コンベンションなどにプレゼンテーターとして何度も講演している。
世界中でセレブと呼ばれるような超有名な講師と共に講演。その一部をあげると、ダンケネディ、ジャックキャンフィールド(本の歴史上、聖書の次に売れたといわれる、心のチキンスープ著者)アンソニーロビンス、ジグジグラー、ノーマンビンセントピール博士(プラス思考の伝道師)、スティーブンコービー(7つの習慣)ブライアントレーシー、オグマンディーノ(12番目の天使)などなど。
彼女のビデオセミナーは、フォーチュン500企業(全世界のトップ500企業)のうちの350もの企業で学習され、たくさんの有名大学でも研究されている。アメリカ海軍、ダン&ブラッドストリート、アメリカ空軍、ベルテレフォン、その他多くの未上場企業のためにトレーニングビデオも製作。また、公共放送(NHKみたいなもの)で教育プログラムも放映。その内容はケーブルTVでアメリカ・カナダにて放映されている。
また、彼女は数え切れないくらいのラジオ番組、雑誌、業界誌、新聞などでインタビューを受けている。その活動が評価され、連邦大学よりモチベーション理論の分野で名誉博士号を受け取っている。
クライアントの一部アメリカンエキスプレス ウォルトディズニー ディズニーワ• • • ールドカンパニー • フォードモータース •ゼロックス • 3M •AT&T • ダン&ブラッドストリート • IBM • フェデックス•イリノイ大学 • NASA マーシャル宇宙センター • アメリカ陸軍エンジニア班 • USAミサイルコマンド • アメリカ銀行協会 • アメリカ女性会計士協会 • セントラルフィデリティ銀行 • バンクオブアメリカ • アーカンザス健康保険省 • 連邦薬剤師協会 • メディカルグループマネジメント • アメリカ女性ビジネス協会 • フロリダ情報マネジメントサービ
ス • ジョージア州小売業協会 • バージニア市・などなど
Lee Milteer, Inc & Direct Publishing, Inc All rights reserved
www.drmaltz.jp
目 次
「成功のための自己プログラミング」とは 6
人生を変えるための非常に大きな力となる10のコンセプト 8
1つ目のコンセプト「セルフイメージの改善」 10
2つ目のコンセプト「ポジティブになる」 18
3つ目のコンセプト「イメージ化」 23
4つ目のコンセプト「自己肯定」 32
5つ目のコンセプト「パターンの中断」 36
6つ目のコンセプト「学習能力の強化」 46
7つ目のコンセプト「第6感」 54
8つ目のコンセプト「精神のテレパシー」 62
9つ目のコンセプト「目標」 68
最後のコンセプト「ユーモア」 91
リー・ミルティア
こんにちは、リー・ミルティアです。よりよい自分に変わるためのライブ・セ
ミナー・プログラム「成功のための自己プログラミング」へようこそ。
このプログラムでは、皆様が自分自身の内面に注目し、自分の才能や備わっている能力を引き出していくための、役に立つ情報をお話していきます。
この音声による教育プログラムは、現在の教育システムでは教えられていない、自分自身を成功に導くための情報、ツール、および戦略を提供することを目的としています。
これらを通じて、皆様が、「自分にはこれができる」、「これができない」という思考の枠を超えて、自分の人生に改革を起こせるようにします。
「成功のための自己プログラミング」とは、自分自身を改革して、自分の将来を自分自身で計画的に創造できるようにすることです。人には新しい人生を創造する無限の可能性があります。
しかし、そのためには、まず自分が持っているリソースやエネルギーをどう使えばよいかを明確に知っておくことが必要です。
人はメンタル、体力、スピリチュアル、感情の4つのライフエネルギーを持っています。このプログラムでは、人は自分のライフエネルギーを日々の生活でどのように使っているのか、そしてどのように現実を認識しているのかを意識していただきます。
人は、外部からどんな影響を受けようが、過去に間違いや失敗を犯していようが、自信をなくしていようが、自分の新しい運命を自分で創造していくことができるのです。
このプログラムは、あなたのメンタル・コンピュータ、つまり脳にインストールする、新しいソフトウェア・プログラムのようなものだと思ってください。
あなたはこのソフトウェアを使って、自分の人生の管理者となるのです。あなた自身が、あなたの精神に入ってくる情報のゲートキーパーとなるのです。
このプログラムは8回~16回くり返して聞くことをお勧めします。そうすれば、プログラムの内容があなたの潜在意識の最も深い部分にまで届くので、真の意味でプログラムの内容を学び、自分を変えていくことができます。
このプログラムで提供する情報は、あなたが最高の自分になるために必ず役立つものであると保証します。このプログラムを聞くたびに、自分は自分の最も貴重な資産、つまり自分の知的資本に投資しているのだと自分に言い聞かせてください。
覚えておいてください。あなたが今、耳を傾けている瞬間にも、パワーが備わっています。
あなたがそのパワーを使って、今このときにどんな決定をするか、どんな習慣を行うか、どんなアクションを起こすか、それによってあなたの未来が決定されるのです。私は自信をもって「成功のための自己プログラミング」をお届けします。
それでは、皆様の人生を変えるための非常に大きな力となる10のコンセプトについてお話しします。これらのコンセプトは、あなた自身のライフスタイルや、性格、職業に合わせてカスタマイズしてください。
これからお話しすることは、皆様の人生に非常に役立つものです。しかし、その前に、このプログラムのテーマを理解していただくことが重要です。
このプログラムのテーマは「自分を愛すること」、そして「自分で責任をとること」です。
自分の人生に責任があるのは自分だということ、たった1人の人間でも世界をよりよく変えられるのだということ、そして自分の運命を決定するのは与えられるチャンスではなく自分が行う選択であるということ。
本日は、これらのことについてお話ししていきます。
私の好きな言葉に、オリバー・ウェンデル・ホームズ氏の「新しいアイデアで膨らんだ人の心は、もう元の形に戻らない」という言葉があります。この言葉は、まさに真実を突いています。
何事もいつもと同じやり方でやっていると、すでに得たものと同じものしか得られません。
ですから、ここで、自分の持つライフエネルギー、つまりメンタル面、体力面、および感情面のエネルギーを集中して、自分がなれる最高の自分を目指しましょう。
「成功のための自己プログラミング」は、実証済みの強力なテクニックを組み合わせたものです。
これらのテクニックによって、自信を強めたり、人間関係を改善したり、よりよいリーダーになったりと、人生のあらゆる側面を改善することができます。
しかし、くり返しますが、まずはこれらのテクニックを使いこなす方法を身に付ける必要があります。そして、今までとは違ったことにチャレンジしてみることが必要です。
本日お話しする1つ目のコンセプトは、「セルフイメージの改善」です。自分自身に対して持っているイメージ、それが、あなたという存在の核になります。自分自身に関することはすべて、自己認識によって決まります。
自分はどのくらいの年齢に見えるか、どのくらいのエネルギーがあるか、どのくらい健康か、人間関係の構築がどのくらい上手か、仕事でどのくらい成功しているか、どのくらい稼いでいるか、どのくらい向上心があるか、どのくらいよい親であるか。このようなことはすべて、自己認識に基づいて決まります。
セルフイメージの改善がなぜ重要かというと、人の持つセルフイメージは、人生の非常に早い段階で形成されるものだからです。
事実、心理学者たちは、セルフイメージは5歳~7歳までに形成されると言っています。そしてそれは、先生、親、友だちなど、幼少時に周囲にいた人間によって形成されるイメージなのです。
私たちは皆、周囲の者たちが植え込んだ自己に対するイメージを思考体系に組み込み、それを疑うことすらしなくなります。しかし、時代遅れの情報が保存された古いコンピュータを使おうとは思わないでしょう。
それと同じで、幼い頃に植え込まれた古い情報がつまった脳で思考することは、やめなければなりません。
あなたが日々、どうやって人生を生きているか、自分の才能、能力、創造性、知性などをどう認識しているかは、幼い頃に植え込まれたセルフイメージに基づいているのです。
本日は、自分自身に問いかけることを通じて、自分自身をプログラミングしていきます。用意はいいですか?
人が心の中で自分に語りかけることの75~80%は、ネガティブな内容です。
しかし皆様も、コンピュータに「間違ったデータを入力すれば、間違った結果しか得られない」という言葉を聞いたことがあるでしょう。精神についても同じことが言えます。
人は皆、自分自身に対する預言者です。「自分はこうだ」と考えれば、そのとおりの人間になるのです。これに限界はありません。代償を支払う覚悟さえあれば、人は何にでもなれるのです。
成功には代償が付き物です。成功するためには、自分を愛し、自分の価値を認め、より成功した人間になれるような行動を日々実践するという代償が必要になります。
ところで私は、人は、親や社会、友だち、先生など、幼少時の環境からセルフイメージを植え込まれた犠牲者であるとは思っていません。彼らは、そのとき彼らが持っていた最善の情報をあなたに伝えただけなのです。
彼らは、当時彼らが持っていたリソースを利用して、あなたはこういう人であると考え、そのイメージをあなたに伝えていただけなのです。
しかし、現代に生きる私たちには、より多くのリソースがあります。本、テープ、ビデオ、セミナーなどのリソースはすぐに手に入ります。それらを利用すれば、なりたい自分になれるのです。
しかし、まずはどんな自分になりたいのかを選択しなければなりません。くり返しますが、自分の運命を決定するのは、与えられるチャンスではなく、自分自身が行う選択なのです。
ここで少し、私自身のことについてお話しします。私は1980年からプロの講演者として活動しています。
住まいはバージニア州バージニアビーチですが、生まれ育ったのは、バージニア州の片田舎のチャカタックという小さな町です。チャカタックといっても誰も聞いたことがないでしょう。非常に小さな町なのです。
両親は農業を行っていて、とてもすばらしい人たちでした。両親には、「19歳か20歳になったら結婚しなさい。そうすれば幸福な人生を生きられるよ」と教え込まれて育ちました。
私自身も、結婚したら、白い柵で囲まれた、バラの咲く庭のある、お洒落な白い家に住むのだというイメージをふくらませていました。同じように育てられた人は多いと思います。
しかし、20歳頃になると、はっきりとは分からなかったのですが、何か変だ、と思うようになりました。白馬の王子様はまだ私の前に現れていなかったのです。
チャカタックの田舎に住んでいた私は、「ここにいても王子様は私を見つけられない。私自身が探しにいかなくちゃ」と決めました。そして、ある日、王子様となる人を見つけたのです。
しかし、まぶしい地平線に立っていたその王子様は、私のほうを見ると、馬にまたがって、やがて立ち去ってしまいました。
私は、「どうして行ってしまうの?あなたは私と結婚してくれるはずでしょう?私を幸せにしてくれるんじゃないの?」という気持ちでした。
皆様は、人生で最も辛い経験とは、同時に、自分を最も聡明にしてくれるものであることに気付いているでしょうか。
人生で最も苦しかった時期にこそ、最も多くのことを学んだということに気付いているでしょうか。
私はこのときの経験から、自分の人生のクオリティには自分自身が100%責任を持たなければならないということを学びました。
友だちや親、職場の上司など、人生で出会う人たちのせいにはできません。住んでいる場所や国のせいにはできません。自分のことは自分が責任を持たねばならないのです。
チャカタックには、人生の手本となるようなプロフェッショナルな女性があまりいなかったので、私はたくさんの書物を読みあさりました。そのおかげで私は成功できたのです。ここで、成功とはいったい何であるかについてお話ししましょう。
成功とは、お金や肩書きを得ることではありません。もちろん、それを望んでも構いません。
しかし、私の言う人生における成功とは、自分自身を好きになること、役に立つ人間になること、他者にとってのよいメンターとなること、自分の可能性を活かしていると実感できること、自分にできる最善のことをしていると実感できること、そして自分の人生のクオリティに満足し、人生を楽しんで生きていると実感できることです。
おとぎ話とはおもしろいもので、最後は必ず、「その後、お姫様はずっと幸せに暮らしました」で終わります。現実の人生には苦しいこともあるのに、そのことには触れません。
自分以外の誰かが自分を幸せにしてくれるというのは非現実的です。自分を幸せにするのは自分なのです。
さて、私は、人生で成功するための本をたくさん読んできましたが、それらの本から1つ学んだことがあります。それは、人の精神とはコンピュータのようなものであり、自分が入力した情報が文字通りそのまま出力されるということです。
何かにエネルギーを注ぎ込めば、必ずなんらかの結果が返ってきます。よい結果の時もあれば悪い結果の時もありますが、エネルギーを使えば、必ずなんらかの形での結果が得られるのです。
ここで、人の精神、つまり人のコンピュータが働く仕組みを手短に説明します。人のコンピュータ、つまり脳は、2つの部分から成っています。
1つは、意識の領域です。これは理性を司る部分で、善悪を判断したり、決定したりします。人生を切り開いていく部分です。
もう1つは、潜在意識の領域です。これは膨大なメモリー領域のようなもので、自分が見たこと、聞いたこと、読んだこと、あるいは自分が晒された状況の情報など、あらゆるものを記憶します。
また、筋肉の動き、食欲までをも支配しています。
科学者によれば、人の潜在意識が記憶できる情報量は、全世界の図書館にある情報すべてを合わせた量よりも大きいそうです。
率直に言って、私は、それはちょっと信じがたいと思ったのですけどね。
なぜなら、2階建ての家に住んでいる人なら、2階に上がったのはいいが、何をするために2階に上がったのか忘れたという経験があるはずでしょう。しかし、とにかく人の潜在意識は、その人が得たあらゆる情報を常に保存しているのです。
人生で成功できるかどうかは、80%がその人の姿勢にかかっており、才能による部分は20%です。
ですから、いろいろなことを学べば成功に近付けるのです。
この「成功のための自己プログラミング」の目標は、自分自身を好きになり、自分のコンピュータに入力される情報の質について、自分自身が責任を持つようにすることです。人は皆、自分の考えたとおりの人間になるのです。
ヘンリー・フォード氏は、「あなたができると思おうと、できないと思おうと、どちらも正しい」という言葉を残していますが、これは真実です。
私たちは自分の精神にインストールされた古いプログラムのせいで、自分の可能性を活かせないでいるのです。事実、人は生まれつき備わっている可能性の5~15%しか使っていません。これはつまり、人にはさらに文字どおり95%の可能性があるということです。
潜在意識そのものは善悪の判断ができません。潜在意識は、あなたが思ったとおりに反応を返すだけです。
ですから私たちは、自分自身を愛し、自分の精神に入ってくる情報の質に注意することによって、自分の可能性や、スキル、才能、自信、キャリア、人間関係などを改善することができるのです。
人は血と肉だけで出来ているのではありません。人の身体には4ボルトの電流が流れています。
あなたが、これは良い、これは悪い、これは正しい、これは間違っている、これは真実だ、これは嘘だなどと考えるたびに、4ボルトの電流が脳の意識の領域から無意識の領域へ流れ込みます。
そして、この流れた跡が溝になり、現実認識図を生み出します。人はこの現実認識図に基づいて思考します。人は、目の前のものを目で見ているのではなく、脳で見ているのです。
このことをお話しする理由はこうです。人は自分の周りにコンフォートゾーン(快適領域)を持っています。コンフォートゾーンとは、自分が自信を持ってできる範囲のことです。
このゾーンの外に出ると、自分にできないことに直面しなければならないので緊張します。
ですから、この「成功のための自己プログラミング」では、情報と現実認識図を使って自分の精神を文字どおりプログラミングすることによって、計算済みのリスクをとり、生まれ持った才能を引き出し、最高の自分になれるようにすることを、もう1つの目標としています。
私たちは、自分が潜在意識に植え込んだ情報に基づいて現実を認識しています。ですから、自分自身を常にプログラミングし、自分のセルフイメージを改善するのです。
人が「楽に働きたい。きつい仕事はいやだ」などと思うのは、その人の潜在意識が、その人が抱いている「自分はこのくらいしかできない」という現実認識図と現実とを調和させようとしているからです。「このくらいしかできない」と考えていれば、本当にそれくらいしかできないのです。
2つ目のコンセプトは、これは非常に強力なもので、「ポジティブになる」ということです。人生で成功するかどうかは自分自身の姿勢にかかっています。ですから、ポジティブな姿勢を保つことは非常に重要です。
チャンスをものにできる考え方をしなければなりません。今までとは違った見方で自分自身を見るようにしなければなりません。
あなたが良い、悪い、本当だ、嘘だ、正しい、間違っているなどと考えるたびに、4ボルトの電流が脳内に流れ、思考パターンの溝を作るのです。このパターンによって、あなたの未来が決定されるのです。
皆様は、目一杯ドレスアップしていい気分でいるときに、ネガティブな人に話しかけたことがありますか?そういう人と話していると、自分のエネルギーが吸い取られてしまうのを感じたことはありませんか?
ネガティブな人は、他人の元気を吸い取る「エネルギー・ヴァンパイア」と呼ばれています。
私のちょっと変わったユーモアのセンスで解釈すると、ネガティブな人というのは、全身シラミまみれの人です。彼らの身体に付いているシラミが私自身に飛んでこないように気をつけることが、私の人生における目標の1つとなっています。
人は、自分で何かを選択するというパワーは持っていますが、自分の外にあるものについては何のパワーも持っていません。
私はそのことに気が付いていますから、非常にネガティブな人の周りにいるときは、「気をつけなくちゃ。シラミが飛んでくる。シラミが飛んでくる」と思って、彼らのネガティブな思考に影響されないようにしています。
さて、人が感じるストレスの90%は、ストレスの元である出来事にまったく関係ありません。自分の感情を傷つけたり怒らせたりできるのは、他者ではなく自分自身なのです。
ですから私たちは、常に自分自身を愛し、ポジティブな思考を選択できるようにしなければなりません。私は人を2つのカテゴリーに分けています。楽観主義者と悲観主義者です。
悲観主義者は、自分のことを現実主義者と呼びたがります。実際にそう自称しています。人のパワーとは選択することなのです。確かに、人生ではネガティブなことも起こります。
私自身は悲観主義者ではありませんが、それでもやはり、人生をネガティブに捉えてしまうこともあります。
しかし重要なのは、人生で起こる出来事そのものではなく、その出来事を自分がどのように感じて、どのように反応するかです。人は、自ら人生に働きかける者になるか、人生に生かされる者になるかしかありません。
自ら人生に働きかける者は、どのような状況においても、自分は何を言うのか、何をするのか、どのような考え方を選択するのか、自分自身で明確に決断できる人です。
一方、人生の出来事に反応するだけの人は、他者の意見に反応し、周囲の状況に反応するだけで、あまりパワフルな人ではありません。
たとえば、渋滞に巻き込まれることがありますね。今日も、ここにいる皆様のほとんどが、ここに来る時に渋滞に遭ったはずです。渋滞に巻き込まれると、どんなに泣き叫んでも渋滞は緩みません。
車の流れはどんどん遅くなるだけです。
ですから、あらかじめ渋滞に遭わない道を選択しておくことが重要になります。人生もこれと同じで、自分がどんな人生を歩みたいのかを、日々選択しなければなりません。
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また、彼女は数え切れないくらいのラジオ番組、雑誌、業界誌、新聞などでインタビューを受けている。その活動が評価され、連邦大学よりモチベーション理論の分野で名誉博士号を受け取っている。
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目 次
「成功のための自己プログラミング」とは 6
人生を変えるための非常に大きな力となる10のコンセプト 8
1つ目のコンセプト「セルフイメージの改善」 10
2つ目のコンセプト「ポジティブになる」 18
3つ目のコンセプト「イメージ化」 23
4つ目のコンセプト「自己肯定」 32
5つ目のコンセプト「パターンの中断」 36
6つ目のコンセプト「学習能力の強化」 46
7つ目のコンセプト「第6感」 54
8つ目のコンセプト「精神のテレパシー」 62
9つ目のコンセプト「目標」 68
最後のコンセプト「ユーモア」 91
リー・ミルティア
こんにちは、リー・ミルティアです。よりよい自分に変わるためのライブ・セ
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このプログラムでは、皆様が自分自身の内面に注目し、自分の才能や備わっている能力を引き出していくための、役に立つ情報をお話していきます。
この音声による教育プログラムは、現在の教育システムでは教えられていない、自分自身を成功に導くための情報、ツール、および戦略を提供することを目的としています。
これらを通じて、皆様が、「自分にはこれができる」、「これができない」という思考の枠を超えて、自分の人生に改革を起こせるようにします。
「成功のための自己プログラミング」とは、自分自身を改革して、自分の将来を自分自身で計画的に創造できるようにすることです。人には新しい人生を創造する無限の可能性があります。
しかし、そのためには、まず自分が持っているリソースやエネルギーをどう使えばよいかを明確に知っておくことが必要です。
人はメンタル、体力、スピリチュアル、感情の4つのライフエネルギーを持っています。このプログラムでは、人は自分のライフエネルギーを日々の生活でどのように使っているのか、そしてどのように現実を認識しているのかを意識していただきます。
人は、外部からどんな影響を受けようが、過去に間違いや失敗を犯していようが、自信をなくしていようが、自分の新しい運命を自分で創造していくことができるのです。
このプログラムは、あなたのメンタル・コンピュータ、つまり脳にインストールする、新しいソフトウェア・プログラムのようなものだと思ってください。
あなたはこのソフトウェアを使って、自分の人生の管理者となるのです。あなた自身が、あなたの精神に入ってくる情報のゲートキーパーとなるのです。
このプログラムは8回~16回くり返して聞くことをお勧めします。そうすれば、プログラムの内容があなたの潜在意識の最も深い部分にまで届くので、真の意味でプログラムの内容を学び、自分を変えていくことができます。
このプログラムで提供する情報は、あなたが最高の自分になるために必ず役立つものであると保証します。このプログラムを聞くたびに、自分は自分の最も貴重な資産、つまり自分の知的資本に投資しているのだと自分に言い聞かせてください。
覚えておいてください。あなたが今、耳を傾けている瞬間にも、パワーが備わっています。
あなたがそのパワーを使って、今このときにどんな決定をするか、どんな習慣を行うか、どんなアクションを起こすか、それによってあなたの未来が決定されるのです。私は自信をもって「成功のための自己プログラミング」をお届けします。
それでは、皆様の人生を変えるための非常に大きな力となる10のコンセプトについてお話しします。これらのコンセプトは、あなた自身のライフスタイルや、性格、職業に合わせてカスタマイズしてください。
これからお話しすることは、皆様の人生に非常に役立つものです。しかし、その前に、このプログラムのテーマを理解していただくことが重要です。
このプログラムのテーマは「自分を愛すること」、そして「自分で責任をとること」です。
自分の人生に責任があるのは自分だということ、たった1人の人間でも世界をよりよく変えられるのだということ、そして自分の運命を決定するのは与えられるチャンスではなく自分が行う選択であるということ。
本日は、これらのことについてお話ししていきます。
私の好きな言葉に、オリバー・ウェンデル・ホームズ氏の「新しいアイデアで膨らんだ人の心は、もう元の形に戻らない」という言葉があります。この言葉は、まさに真実を突いています。
何事もいつもと同じやり方でやっていると、すでに得たものと同じものしか得られません。
ですから、ここで、自分の持つライフエネルギー、つまりメンタル面、体力面、および感情面のエネルギーを集中して、自分がなれる最高の自分を目指しましょう。
「成功のための自己プログラミング」は、実証済みの強力なテクニックを組み合わせたものです。
これらのテクニックによって、自信を強めたり、人間関係を改善したり、よりよいリーダーになったりと、人生のあらゆる側面を改善することができます。
しかし、くり返しますが、まずはこれらのテクニックを使いこなす方法を身に付ける必要があります。そして、今までとは違ったことにチャレンジしてみることが必要です。
本日お話しする1つ目のコンセプトは、「セルフイメージの改善」です。自分自身に対して持っているイメージ、それが、あなたという存在の核になります。自分自身に関することはすべて、自己認識によって決まります。
自分はどのくらいの年齢に見えるか、どのくらいのエネルギーがあるか、どのくらい健康か、人間関係の構築がどのくらい上手か、仕事でどのくらい成功しているか、どのくらい稼いでいるか、どのくらい向上心があるか、どのくらいよい親であるか。このようなことはすべて、自己認識に基づいて決まります。
セルフイメージの改善がなぜ重要かというと、人の持つセルフイメージは、人生の非常に早い段階で形成されるものだからです。
事実、心理学者たちは、セルフイメージは5歳~7歳までに形成されると言っています。そしてそれは、先生、親、友だちなど、幼少時に周囲にいた人間によって形成されるイメージなのです。
私たちは皆、周囲の者たちが植え込んだ自己に対するイメージを思考体系に組み込み、それを疑うことすらしなくなります。しかし、時代遅れの情報が保存された古いコンピュータを使おうとは思わないでしょう。
それと同じで、幼い頃に植え込まれた古い情報がつまった脳で思考することは、やめなければなりません。
あなたが日々、どうやって人生を生きているか、自分の才能、能力、創造性、知性などをどう認識しているかは、幼い頃に植え込まれたセルフイメージに基づいているのです。
本日は、自分自身に問いかけることを通じて、自分自身をプログラミングしていきます。用意はいいですか?
人が心の中で自分に語りかけることの75~80%は、ネガティブな内容です。
しかし皆様も、コンピュータに「間違ったデータを入力すれば、間違った結果しか得られない」という言葉を聞いたことがあるでしょう。精神についても同じことが言えます。
人は皆、自分自身に対する預言者です。「自分はこうだ」と考えれば、そのとおりの人間になるのです。これに限界はありません。代償を支払う覚悟さえあれば、人は何にでもなれるのです。
成功には代償が付き物です。成功するためには、自分を愛し、自分の価値を認め、より成功した人間になれるような行動を日々実践するという代償が必要になります。
ところで私は、人は、親や社会、友だち、先生など、幼少時の環境からセルフイメージを植え込まれた犠牲者であるとは思っていません。彼らは、そのとき彼らが持っていた最善の情報をあなたに伝えただけなのです。
彼らは、当時彼らが持っていたリソースを利用して、あなたはこういう人であると考え、そのイメージをあなたに伝えていただけなのです。
しかし、現代に生きる私たちには、より多くのリソースがあります。本、テープ、ビデオ、セミナーなどのリソースはすぐに手に入ります。それらを利用すれば、なりたい自分になれるのです。
しかし、まずはどんな自分になりたいのかを選択しなければなりません。くり返しますが、自分の運命を決定するのは、与えられるチャンスではなく、自分自身が行う選択なのです。
ここで少し、私自身のことについてお話しします。私は1980年からプロの講演者として活動しています。
住まいはバージニア州バージニアビーチですが、生まれ育ったのは、バージニア州の片田舎のチャカタックという小さな町です。チャカタックといっても誰も聞いたことがないでしょう。非常に小さな町なのです。
両親は農業を行っていて、とてもすばらしい人たちでした。両親には、「19歳か20歳になったら結婚しなさい。そうすれば幸福な人生を生きられるよ」と教え込まれて育ちました。
私自身も、結婚したら、白い柵で囲まれた、バラの咲く庭のある、お洒落な白い家に住むのだというイメージをふくらませていました。同じように育てられた人は多いと思います。
しかし、20歳頃になると、はっきりとは分からなかったのですが、何か変だ、と思うようになりました。白馬の王子様はまだ私の前に現れていなかったのです。
チャカタックの田舎に住んでいた私は、「ここにいても王子様は私を見つけられない。私自身が探しにいかなくちゃ」と決めました。そして、ある日、王子様となる人を見つけたのです。
しかし、まぶしい地平線に立っていたその王子様は、私のほうを見ると、馬にまたがって、やがて立ち去ってしまいました。
私は、「どうして行ってしまうの?あなたは私と結婚してくれるはずでしょう?私を幸せにしてくれるんじゃないの?」という気持ちでした。
皆様は、人生で最も辛い経験とは、同時に、自分を最も聡明にしてくれるものであることに気付いているでしょうか。
人生で最も苦しかった時期にこそ、最も多くのことを学んだということに気付いているでしょうか。
私はこのときの経験から、自分の人生のクオリティには自分自身が100%責任を持たなければならないということを学びました。
友だちや親、職場の上司など、人生で出会う人たちのせいにはできません。住んでいる場所や国のせいにはできません。自分のことは自分が責任を持たねばならないのです。
チャカタックには、人生の手本となるようなプロフェッショナルな女性があまりいなかったので、私はたくさんの書物を読みあさりました。そのおかげで私は成功できたのです。ここで、成功とはいったい何であるかについてお話ししましょう。
成功とは、お金や肩書きを得ることではありません。もちろん、それを望んでも構いません。
しかし、私の言う人生における成功とは、自分自身を好きになること、役に立つ人間になること、他者にとってのよいメンターとなること、自分の可能性を活かしていると実感できること、自分にできる最善のことをしていると実感できること、そして自分の人生のクオリティに満足し、人生を楽しんで生きていると実感できることです。
おとぎ話とはおもしろいもので、最後は必ず、「その後、お姫様はずっと幸せに暮らしました」で終わります。現実の人生には苦しいこともあるのに、そのことには触れません。
自分以外の誰かが自分を幸せにしてくれるというのは非現実的です。自分を幸せにするのは自分なのです。
さて、私は、人生で成功するための本をたくさん読んできましたが、それらの本から1つ学んだことがあります。それは、人の精神とはコンピュータのようなものであり、自分が入力した情報が文字通りそのまま出力されるということです。
何かにエネルギーを注ぎ込めば、必ずなんらかの結果が返ってきます。よい結果の時もあれば悪い結果の時もありますが、エネルギーを使えば、必ずなんらかの形での結果が得られるのです。
ここで、人の精神、つまり人のコンピュータが働く仕組みを手短に説明します。人のコンピュータ、つまり脳は、2つの部分から成っています。
1つは、意識の領域です。これは理性を司る部分で、善悪を判断したり、決定したりします。人生を切り開いていく部分です。
もう1つは、潜在意識の領域です。これは膨大なメモリー領域のようなもので、自分が見たこと、聞いたこと、読んだこと、あるいは自分が晒された状況の情報など、あらゆるものを記憶します。
また、筋肉の動き、食欲までをも支配しています。
科学者によれば、人の潜在意識が記憶できる情報量は、全世界の図書館にある情報すべてを合わせた量よりも大きいそうです。
率直に言って、私は、それはちょっと信じがたいと思ったのですけどね。
なぜなら、2階建ての家に住んでいる人なら、2階に上がったのはいいが、何をするために2階に上がったのか忘れたという経験があるはずでしょう。しかし、とにかく人の潜在意識は、その人が得たあらゆる情報を常に保存しているのです。
人生で成功できるかどうかは、80%がその人の姿勢にかかっており、才能による部分は20%です。
ですから、いろいろなことを学べば成功に近付けるのです。
この「成功のための自己プログラミング」の目標は、自分自身を好きになり、自分のコンピュータに入力される情報の質について、自分自身が責任を持つようにすることです。人は皆、自分の考えたとおりの人間になるのです。
ヘンリー・フォード氏は、「あなたができると思おうと、できないと思おうと、どちらも正しい」という言葉を残していますが、これは真実です。
私たちは自分の精神にインストールされた古いプログラムのせいで、自分の可能性を活かせないでいるのです。事実、人は生まれつき備わっている可能性の5~15%しか使っていません。これはつまり、人にはさらに文字どおり95%の可能性があるということです。
潜在意識そのものは善悪の判断ができません。潜在意識は、あなたが思ったとおりに反応を返すだけです。
ですから私たちは、自分自身を愛し、自分の精神に入ってくる情報の質に注意することによって、自分の可能性や、スキル、才能、自信、キャリア、人間関係などを改善することができるのです。
人は血と肉だけで出来ているのではありません。人の身体には4ボルトの電流が流れています。
あなたが、これは良い、これは悪い、これは正しい、これは間違っている、これは真実だ、これは嘘だなどと考えるたびに、4ボルトの電流が脳の意識の領域から無意識の領域へ流れ込みます。
そして、この流れた跡が溝になり、現実認識図を生み出します。人はこの現実認識図に基づいて思考します。人は、目の前のものを目で見ているのではなく、脳で見ているのです。
このことをお話しする理由はこうです。人は自分の周りにコンフォートゾーン(快適領域)を持っています。コンフォートゾーンとは、自分が自信を持ってできる範囲のことです。
このゾーンの外に出ると、自分にできないことに直面しなければならないので緊張します。
ですから、この「成功のための自己プログラミング」では、情報と現実認識図を使って自分の精神を文字どおりプログラミングすることによって、計算済みのリスクをとり、生まれ持った才能を引き出し、最高の自分になれるようにすることを、もう1つの目標としています。
私たちは、自分が潜在意識に植え込んだ情報に基づいて現実を認識しています。ですから、自分自身を常にプログラミングし、自分のセルフイメージを改善するのです。
人が「楽に働きたい。きつい仕事はいやだ」などと思うのは、その人の潜在意識が、その人が抱いている「自分はこのくらいしかできない」という現実認識図と現実とを調和させようとしているからです。「このくらいしかできない」と考えていれば、本当にそれくらいしかできないのです。
2つ目のコンセプトは、これは非常に強力なもので、「ポジティブになる」ということです。人生で成功するかどうかは自分自身の姿勢にかかっています。ですから、ポジティブな姿勢を保つことは非常に重要です。
チャンスをものにできる考え方をしなければなりません。今までとは違った見方で自分自身を見るようにしなければなりません。
あなたが良い、悪い、本当だ、嘘だ、正しい、間違っているなどと考えるたびに、4ボルトの電流が脳内に流れ、思考パターンの溝を作るのです。このパターンによって、あなたの未来が決定されるのです。
皆様は、目一杯ドレスアップしていい気分でいるときに、ネガティブな人に話しかけたことがありますか?そういう人と話していると、自分のエネルギーが吸い取られてしまうのを感じたことはありませんか?
ネガティブな人は、他人の元気を吸い取る「エネルギー・ヴァンパイア」と呼ばれています。
私のちょっと変わったユーモアのセンスで解釈すると、ネガティブな人というのは、全身シラミまみれの人です。彼らの身体に付いているシラミが私自身に飛んでこないように気をつけることが、私の人生における目標の1つとなっています。
人は、自分で何かを選択するというパワーは持っていますが、自分の外にあるものについては何のパワーも持っていません。
私はそのことに気が付いていますから、非常にネガティブな人の周りにいるときは、「気をつけなくちゃ。シラミが飛んでくる。シラミが飛んでくる」と思って、彼らのネガティブな思考に影響されないようにしています。
さて、人が感じるストレスの90%は、ストレスの元である出来事にまったく関係ありません。自分の感情を傷つけたり怒らせたりできるのは、他者ではなく自分自身なのです。
ですから私たちは、常に自分自身を愛し、ポジティブな思考を選択できるようにしなければなりません。私は人を2つのカテゴリーに分けています。楽観主義者と悲観主義者です。
悲観主義者は、自分のことを現実主義者と呼びたがります。実際にそう自称しています。人のパワーとは選択することなのです。確かに、人生ではネガティブなことも起こります。
私自身は悲観主義者ではありませんが、それでもやはり、人生をネガティブに捉えてしまうこともあります。
しかし重要なのは、人生で起こる出来事そのものではなく、その出来事を自分がどのように感じて、どのように反応するかです。人は、自ら人生に働きかける者になるか、人生に生かされる者になるかしかありません。
自ら人生に働きかける者は、どのような状況においても、自分は何を言うのか、何をするのか、どのような考え方を選択するのか、自分自身で明確に決断できる人です。
一方、人生の出来事に反応するだけの人は、他者の意見に反応し、周囲の状況に反応するだけで、あまりパワフルな人ではありません。
たとえば、渋滞に巻き込まれることがありますね。今日も、ここにいる皆様のほとんどが、ここに来る時に渋滞に遭ったはずです。渋滞に巻き込まれると、どんなに泣き叫んでも渋滞は緩みません。
車の流れはどんどん遅くなるだけです。
ですから、あらかじめ渋滞に遭わない道を選択しておくことが重要になります。人生もこれと同じで、自分がどんな人生を歩みたいのかを、日々選択しなければなりません。