ルン・ファン (風が吹く)

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五臓 ② 肝

2010-01-31 23:34:49 | 東洋 健康法
五臓 ② 肝

肝は魂の宿る所で血の蔵であり、筋の元締めである。重要な臓器の一つです。
五行では木に属し、動と昇を支配する。
「肝は疲労に耐える本であり、魂がある。」という言葉がある。
肝の生理機能は疏泄(疏とは疎通であり、泄は発散や昇る意味である)と造血である。肝は胆・目・筋(靭帯、腱などの「スジ」)・爪に現れる。

肝の感情は怒りである。激しく怒れば、肝の陽気昇発も激しくなるが、それを「怒り肝を傷つける」とも言う。
逆に陰血が不足すると、肝の陽気昇泄が激しくなり、ちょっとしたことで怒るようになる。
人間の視覚の機能は肝臓から送られる栄養によって支えられています。
また、肝臓の活動の変化は目に最もよく反映されまっす。
関節を繋いで運動をつかさどる筋も、肝に密接に関係があります。
肝の機能が失調すると手足の痺れや関節の痛みなどの症状が現れます。

肝と胆
肝臓で作られた胆汁を貯蔵しているのが胆嚢です。したがって生理活動や病理的な変化の上でも、肝・胆は密接に関係している。



五臓 ① 心

2010-01-30 05:30:32 | 東洋 健康法
五臓 ① 心

心は胸腔にあり、横隔膜の上に位置する。
心は神(精神)の宿るところで、血を支配し、脈の大本である。
五行では火に属し、生命活動の中心である。

心の生理機能には二つある。一つは血の管理と脈の管理の二つがある。(血脈)
もう一つは精神活動の物質的基礎と考えている血をコントロールすることで、精神活動(意識)精神活動を管理する基本となっています。

生理機能が異常になれば、精神や意識、思索活動もおかしくなり、不眠や多夢、情緒不安定、ひどい場合は譫妄などが起こったり、反応が鈍い、健忘、元気がない、重症になると昏睡や人事不省となる。

心は舌に開竅し、その華(状態)は顔面に現れ、喜びの感情を担当し、汗を液とする。

舌診断というものがある、舌をみて、病状をあてるものだ。
舌は心臓の状態を即座に、現れる。また、顔の色としても、心臓の状態が読み取れる。

心と小腸は表裏の関係である。

現代医学の循環器系全体の働きと脳の機能の一部を心の機能として捉えているといえます。

心の活動の状態が最もはっきりと表面に現れるのが舌です。
味覚や言語などの生理機能は、心の機能が基礎となっていると考えられています。
心の活動の異常は、舌が赤く爛れたり、味覚が変になるなどの症状として現われます。

五臓六腑

2010-01-28 23:01:11 | 東洋 健康法
「五臓六腑」という言葉がある。

五臓の共通生理特徴;臓とは人体の内臓のことをいう。また貯蔵するという意味もある。心・肝・脾・肺・腎は五臓といわれ、精気を生成して貯蔵して、外にもらあさず、中は詰まっている状態。

六腑の共通生理特徴;腑は胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦の六腑で物を変化して中に貯蔵せず、空間になっている。

次回から各臓器の話を掘り下げます。

食べ物の味と身体の関係

2010-01-27 22:06:04 | 心の用い方
病気の原因として、食べ物が多いに関係します。
好んで、食べるものに適するように身体は変化していきます。

辛い味は陽気を発散する働きがあります。辛い味を取りすぎると寒くなります。寒いからと言って辛い味ばかり好むことはよくないようです。辛い味が不足すると気鬱になります。鬱症ぎみの人は、辛い味が効果的ですね。
辛い味は肺臓に影響を与えます。

甘い味も、陽気に属します。甘い味は筋肉を緩める働きがあり、多く採ると身体がだるくなりまり、倦怠感を訴えるようになります。不足すると、筋肉が固くなります。
甘い味は脾臓に影響をあたえます。

しょっぱい味(酸味)は、気に関連します。酸味を多食すると、筋肉の筋が固くなり、不足すると筋の力が無くなります。
酸味は肝臓に影響を与えます。

潮からい味はリンパ腺のはれや便秘などに有効です。取り過ぎると腎臓を傷めます。

苦い味は、酸味と同様に冷やす働きもあります。血・内臓・腸に熱のあるときは、苦味を取ると効果があります。取りすぎると心臓を傷めます。

感情が内臓に影響を及ぼす関係

2010-01-26 22:51:47 | 心の用い方
感情と臓器の関係を述べたい。

怒り過ぎると、肝臓を病むといわれます。イライラして怒りやすい人に多く見られます。

喜び過ぎると、心気を病むといわれます。喜怒青楽の激しい・よく笑う・何かしゃべっていないと不安になり、しゃべりだすと止まらない人。

思い過ぎると、脾臓が病むとされています。こだわり・考え過ぎる人に多く出る症状。

憂い・悲しむと、肺臓が病むとされています。クヨクヨして愚痴っぽい人に多く出る。

驚き・恐れ過ぎると、腎臓を病むとされています。驚きやすい人、毎日を恐怖心を持って生きている人に多く出る症状です。

毎日を穏やかに生きていきたいものです。