ルン・ファン (風が吹く)

気ままに・・
思い付きを!!

冷え対策・・・入浴

2008-10-13 12:57:37 | 太極拳
        「冷え」・・・入浴して温める

  健康が気になる年齢に達した人は、日本の伝統的なものに物事の基軸を置いてみることが必要ではないでしょうか。着るもの、食事、身体の動かし方など。
40代も半ばを過ぎたら、そろそろご自身の健康には責任を持ったほうがいいと思います。
 
 
 「うつは心の風邪」とも言われてきました。身体の冷え、心の冷えは、日本人の低体温化と密接な関係を持っています。効率優先主義の最たるものであるシャワーは、ことに日本人にとっては能率の悪いものだということはもうお気づきでしょう。


  風呂上りの飲み物は? やっぱり「冷たいビール」を一気に飲み干す。
堪えられない、あの爽快感。
 残念ながら、この解答を思いついた人は、失格です。


風呂上りには何を飲めばいいのか。冷たい飲み物ではなく、温かいお茶か常温の飲み物ですね。
ビールの本場、ヨーロッパでは、ビールは常温で飲みます。決して、冷やしては、ビールを飲みません。

日本人はアルコールでしたら、日本酒を熱燗で、グイッと飲んでいました。そもそも江戸時代にはビールなんかなかったので飲もうと思っても飲めなかったでしょうが、温泉に入り身体を温めると心も身体も調子がよくなることを知っていた日本人は、冷えたビールを飲みたがるとは思えません。

せっかく温めた体を体内から急激に冷やしてしまったのでは台無しになると思ってください。瞬間的な爽快感を味わうのは若いうちで十分ですね。肉体的な健康が真の爽快感につながると考えてください。
ただし、これは冷えたビールを飲んではいけないということではありません。風呂上り直後は控えましょうということです。念のため。

「風呂で汗を出すな」という言葉があります。
 熱い湯に我慢していつまでもつからないで、額にちょっと汗がにじむくらいになったら、湯船から上がる。それを何度か繰り返す。温泉浴は意外に体力を消耗するものですから、それくらいがちょうどいいわけです。
風呂に入っているときには、4~5回くらいは湯船から、出たり入ったりしたほうが良さそうです。サウナとは違います。
湯船に入る前には、かけ湯を10杯以上、下半身から上半身にかけてしっかりかけ湯をします。これから入る湯船に身体を慣らせるためです。それと入浴前のエチケットを兼ねてのマナーです。

水道水は成分が薄く塩素が入っているため保温力が低いので、入浴するならやはり、お風呂よりは温泉ですね。

冷えを解消 ・・入浴

2008-10-05 16:30:28 | 太極拳
            入浴と免疫力
 
近年、家庭では、浴槽に入らずに、シャワーだけで済ませてしまう人が増えています。
  
  白血球というのは、ただ数が多くて活発ならいいというものではありません。少なすぎてはいけないのはもちろんですが、多すぎてもいけません。
 歳をとると白血球数が減少して免疫力の低下を招きますが、白血球が多すぎると、さまざまなストレスによって血液中に活性酸素が過剰に生じてしまい、それも健康を害する原因になるのです。
 ですから健康維持のためにはあくまでも、白血球の適正値を保つことが大切です。  (白血球・・・血液の成分の一つ。体内に侵入した細菌や異物を食        
作用によって消化、分解する働きをもつ。)
 
 入浴派とシャワー派で白血球の適正値にかなりの差が生じていることが、調査で分かっています。

 顆粒球は交感神経優位の緊張状態が続いたときに増えます。逆にリンパ球は副交感神経が優位でリラックス状態のときに増えます。自律神経における交感神経と副交感神経のバランスが私たちの健康にとって大切です。自律神経が体温を調整しているためです。

入浴派のリンパ球は平均2248、シャワー派は平均1901、適正値は2200~2800ですから、入浴派のリンパ球は理想的です。
 顆粒球は入浴派が平均4176、シャワー派は5037。適正値は3600~4000ですから、シャワー派の人びとは緊張状態が続いていることを示しています。やはりリラックスするには入浴です。
 
 若い女性の雑誌に採りあげられて、半身浴が女性の間で人気があります。
「身体の冷え」をとるなら、半身浴がよいと。半身浴とは、ぬるめのお湯に(体温より少し高め)つかり、腕から上を出して、30分ぐらい、上半身から汗が出るくらいの時間、湯船につかることです。
 雑誌に有名女優が、半身浴をしながら、湯船の中で、本を読みたいとの、対談を載せたため、全てビニルで出来た文庫本ができた。「フロンチィア文庫、定価735円で販売」まだ東京の一部販売店、丸善、紀伊国屋、東急ハンズなどでしか販売されてないようだが。