管理栄養士ブログ

2024年度より田平ホーム『給食管理委員会』は『管理栄養士ブログ』になりました。

2018.1『お餅』

2018-01-05 07:00:00 | 日記

お餅に使われるお米は「もち米」で、ごはんとして食べている「うるち米」に比べ、粘りがあります。この粘りは、お米に含まれるでんぷん「アミロペクチン」の働きにあります。
お餅の粘りは、飲み込む力、噛む力が弱く、唾液量が少なくなった高齢者にはとても危険です。
ホームでは、嚥下の弱くなった利用者様が多くいらっしゃるので、年末の餅つきでは、芋を混ぜて芋餅にし、少し味見をする程度で、ほとんどをお飾り用にします。お正月に食べる餅は、介護食用のやわらかく飲み込みやすい餅を使用しています。
お餅を詰まらせない為には、①あらかじめ、餅を小さく切りわけておく②ゆっくりと良く噛み、唾液と混ぜる③しっかり飲み込む④飲み込み終わるまで、次の餅を口に入れない⑤温かい飲み物といっしょに食べる⑤話をしながら食べないなど、注意や工夫が必要です。
焼いたり、茹でたり、様々な食べ方が楽しめるお餅を、安全においしくいただきたいものです。
                                                  


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