「褥瘡(じょくそう)」とは、一般的に「床ずれ」ともいわれ、寝たきりなどによって、体重で圧迫された場所の血流が悪くなり、皮膚の一部が赤くただれたり、傷ができてしまうことです。
私達は、寝ている時は寝返りをうったり、椅子に座っている時はお尻をずらしたりと無意識に同じ部位に圧迫が加わらないように「体位変換」をしていますが、自分で体位変換できない方は、長時間同じ部位が圧迫され、皮膚に十分な酸素や栄養がいかなくなり褥瘡ができてしまいます。
褥瘡にならないためには、「体位変換や体圧分散マットレスの使用」、「スキンケア」そして「栄養管理」が大切です。
エネルギーが不足した状態では、たんぱく質がエネルギーとして消費されてしまう為、エネルギーと蛋白質を十分に補給する必要があります。
食事だけで栄養摂取が難しい場合、高エネルギー、高タンパク質の栄養補助食品の利用は褥瘡予防に効果があり、ホームでも行っています。