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身体拘束ゼロ対策委員会

田平ホームでは身体拘束は行っていません。身体拘束を必要としない日常生活の状態の実現を目指します。

2025.5『ユニット移行初めての勉強会』

2025-06-01 13:49:41 | 日記
5月は身体拘束の勉強会がありました。
以前とは違って職員が集まって行う事が難しくなるので、今回からスマホのアプリや各ユニットで使用しているタブレットを活用し,、期間内に動画を視聴後、アンケートに回答するという形になりました。
内容は従来と変わらず言葉遣い(スピーチロック)ですが、ユニットでは1人での活動も多くなり、また慣れてくると不適切な声掛けをしてしまい相手が不快に感じてしまう事もあります。
少しでも利用者への接し方に注意してもらう為、言葉遣いに関する勉強会は定期的に行う必要があると思っています。

2025.3『身体拘束委員会』

2025-03-05 07:00:00 | 日記
身体拘束委員会になるまでは、あまり拘束について考えていなかった気がします。当施設では身体拘束はありませんが、言葉でのスピーチロックは、とても考えさせられました。同じ事を言う事でも、きつく言ったり、言い方一つで相手に不愉快な思いをさせたりします。言葉で意思を伝えることは、難しいことだと感じています。また、私事ですが実母が入院にあたり、点滴を抜いたりするもので、身体拘束の書類にサインをしなくてはならなくなり、とても複雑な気持ちになりました。身体拘束は絶対にあってはならないと痛感しました。  
                                                                                                              


2025.2「1月の勉強会(虐待防止に関するアンガーマネジメントについて)」

2025-02-05 07:00:00 | 日記
アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合う為の「心理教育・心理トレーニング」です。アンガーマネジメントの目的は「怒らないこと」ではなく「怒る必要のあることは上手に怒れ」「怒る必要のないことは怒らなくて済むようになる」ということが目標です。
いま日本でアンガーマネジメントが注目されています。アンガーマネジメントが注目され始めたのは、働き方改革にともなって「ハラスメントの防止」に社会全体が力を入れ始めたことがきっかけです。特に若者世代を中心に、怒ったり𠮟られたりすることでモチベーションが低下し、生産性の低下につながるケースも多く、部下の指導や教育に悩む管理職は少なくありません。
介護職がアンガーマネジメントを取り入れるメリットが5つあります。
「怒りを感じる頻度が低くなり、それによるストレスが減る」、「怒りの原因を整理して適切に対処できるようになる」、「怒りを相手が納得しやすい表現で伝えることができるようになる」、「モチベーションの維持・向上に役立つ」、「利用者や家族、同僚とのコミュニケーションがしっかりと取れるようになる」上記5つ以外にも介護職がアンガーマネジメントを身につけることで得られるメリットは多くあります。
アンガーマネジメントを実践する9つの方法があります。
1、「心の中で6秒間カウントして気持ちを落ち着かせる」2、「一度その場を離れて気分転換をする」3、「口角を上げて笑顔を作りポジティブな気持ちを取り戻す」4、「(冷静になろう)と自分に言い聞かせる」5、「間食をして気分を紛らわせる」6、「手をグーパーして意識を怒りから遠ざける」7、「怒りの内容をメモに書き出して分析する」8、「相手に対する(~すべき)という考え方をやめる」9、「怒ることで変えられる内容かどうかを見極める」上記の9つの方法をできそうなことから実践してみて、自分に合ったアンガーマネジメントを習得してみましょう。
                              

2025 1『ドラッグロック』

2025-01-05 07:00:00 | 日記
薬の過剰投与や不適切な投与をすることで利用者の行動を制限することをドラッグロックと言います。
夜間に大きな声を出したり徘徊したりしてしまう方に睡眠薬や精神薬を服薬し行動を抑制する場合がありますが、これも身体拘束になります。
薬の過剰投与は副作用によって心身機能の低下を招くことがあり例えば睡眠薬を過剰投与してしまうと昼間眠り続けて活動量が低下したり起きていても,ふらつきが起きて転倒する危険もあるからです。
それを防ぐ為には食事、排泄、入浴などの基本的なケアの質を高めることや生活上の不安を取り除くことが大切になってきます。

2024.12『身体拘束ゼロ対策 基本方針』

2024-12-05 07:00:00 | 日記
利用者の自立支援は言うまでもなく、日常生活の質を保障し、介護の根本的な考え方に基づき、身体拘束ゼロの介護実践を行なう。介護職、看護職だけでの責務ではなく施設全体、そして家族も含め全員で、以下「身体拘束廃止の為にまずなすべきこと、五つの方針」及び「身体拘束をせずに介護を行う為の三つの原則」に取り組む。
★ 身体拘束廃止の為にまずなすべきこと五つの方針
① トップが決意し、施設が一丸となって取り組む。       
② 皆で論議し、共通の意識を持つ。
③ 身体拘束を必要としない状態の実現を目指す。
④ 事故の起きない環境を整備し、柔軟な応援体制を確保する。
⑤ 常に代替的な方法を考え、身体拘束の場合は極めて限定的に。

★身体拘束をせずに介護を行なう為の三つの原則
➀ 身体拘束を誘発する原因を探り除去する。
② 五つの基本的な介護を徹底する。
③ 身体拘束廃止をきっかけに「よりよい介護」の実現を目指す。

 基本方針の基に全職員で取り組んでいます。