旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

戦雲がショウを呼ぶ!~聖戦士ダンバインを久々見返すパート4

2020-03-23 18:05:50 | NHKに捧げる歌



LDボックスセットの第二集。表紙のデザインは後半の主役メカ・ビルバインをモチーフにしていますが、
オリジナルにはない牙が描かれて、生物兵器的なイメージが強く出ています。


   

敵のオーラバトラーはズワースでしょうかね。


        

背表紙にはダンバイン。ショウのあとマーベル・フローズン(ヒロイン=アメリカ出身の地上人)
が搭乗し、最後まで活躍し続けます。


   

これが解説集掲載の高荷義之さんによるオリジナル。


   

解説集に掲載された主に物語後半に登場するメカや戦艦(オーラ・シップ)たち。


        

ビルバインなどをアップしてみたが相変わらず見づらくて申し訳ない。


   

声優中原茂(ショウ・ザマ)、川村万梨阿(チャム・ファウ)、速水奨(バーン・バニングス/黒騎士)
お三方の対談が解説集に収録されてます。

個人的には四半世紀ほどほとんど新作アニメを見ていない間にずいぶんいろんなことが変わり
驚かされた中、当時と変わらず現役バリバリで活躍され続けていた声優さんのおひとりが
速水さんでした。今でも引っ張りだこ、たくさんの作品でお耳にかかり、最近ではラディアンの
ナレーションを担当されていたのが記憶に新しいところですね。7SEEDSにも出演されていました。
当時からゴージャスだったお声にさらに磨きがかかり、独特の存在感は増すばかり。唯一無二な
声優さんです。

川村さんは声優としてのデビューがこの作品だったようで、富野監督のお眼鏡にかなったのか、
その後「エルガイム」「Z(ゼータ)ガンダム」「逆襲のシャア」と立て続けに富野作品に
出演されました。


   

湖川さんが描いたバーン。地上人でありオーラ力に勝る聖戦士ショウに敗れ続け失脚するも
黒騎士として復活、最後までショウと死闘を繰り広げます。


   

LDの解説集に掲載された湖川さんお得意の横顔集。ニー・ギブン、キーン・キッス、それに
ヒロインのマーベル、ドレイク軍に対抗するショウの味方三人。


DVD、LDともに富野由悠季監督のインタビューが掲載されていて、自身のこの作品に対する
評価が低いためか自虐的な受け答えが圧倒的に多く、しかしのち、同じバイストン・ウェルという
異世界を題材にした小説を三作品も執筆されるなど、大枠の設定自体はお気に召されているのでは?
異世界だからこそ、監督がいかにも好きそうな中世ヨーロッパ風舞台を背景に巨大ロボットが闊歩、
バトルを繰り広げるのですからねえ。ただし、「異世界やファンタジーものだから何でもありでは困る」と、
この時点であとに続くクリエーターたちに苦言を呈しておられますが。

たしかにガンダムやイデオンのようには高評価されず、ファンの広がりも見られずに、のちのちまで
大衆に語り継がれるような代表作とはならなかったかもしれません。しかしこの作品のおかげで我々は、
持って生まれたはずが忘れてしまっていたバイストン・ウェルの記憶を呼び起こされたのも事実ですし、
やはり繰り返し見返さなければならないアニメ作品であることに違いないでしょう。





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