旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

映画 ゆるキャン△ 

2023-12-24 17:25:25 | NHKに捧げる歌

 

毎年恒例、会員更新時1枚無料レンタル特典を利用、今回お借りしたのが
「映画 ゆるキャン△」です。もし今すぐ見られるのなら、「ゴジラ-1.0」
あるいは制作が発表されたばかりの「チェンソーマン」を借りたかったところ、
さすがにこれはないものねだりな無茶なお話です。(今月、BSPで放映された
シン・ゴジラをもう一度見てみたけど、やっぱりあまり面白いとは思わず、
私的にはガメラのリメイク版に軍配を上げたい。-1.0もあまり期待しない
ほうがいいんでしょうかね?)


アニメゆるキャン△は、放映開始後じわじわ人気が出て、キャラクターが
レトルト商品のパッケージに使われるなど一般にも広く浸透し、スピンオフ的
なショートアニメのあと第2期が放映、そしてついに劇場版新作アニメ映画が
つくられたようでした。

個人的には第2期にやや肩透かしを食いました。第1期ほど楽しめなかった
のです。要因は様々あれど、そのひとつは、制作スタッフたちの「思い違い」
ではないかと思っています。第1期でキャラ立ちした登場人物たちの人気に
おんぶにだっこ状態と申しますか、演出は彼女らの仲良しごっこに終始、1期
で見せた仲間内の微妙な人間関係や考え方の相違などがあまり描かれることなく、
緊張感がほぼなくなってしまったのを惜しく思いました。もしかしたら、原作
自体次第にそういう陰の要素が消え去り、陽の部分ばかり目立つ方向へシフト
チェンジしたのかもしれないのですがね。

放映が控えている第3期は、アニメ制作会社をはじめ、スタッフが総入れ替え
されるようです。これが吉と出ることを私としては願うばかりです。たとえば
秋アニメでも、「最果てのパラディン」「ゴブリンスレイヤー」の新シリーズは
スタッフが大幅に入れ替わりました。どちらの作品も、それが良い結果を生んだ
と私は思っていて、たとえばゴブリン~は旧作のダークな部分が薄れ(監督が
女性になったからソフトタッチに?)、ずいぶん親しみやすくなりました。逆に
それが物足らないと嘆く御仁もいるとは思いますが…


さて、映画版ゆるキャン△は、彼女らが社会人となってから再結集する
様子が描かれる、いわばスピンオフ的な未来版で、テレビシリーズとは別物
としてとらえたほうがわかりよいかもしれません。たしかテレビ版第1期の
最終盤、彼女らが大人になってから活躍する姿を描く架空(実際の未来?)
のシーンが挿入されていたような記憶があり、それとこれとは細々事情が
違っていて、中でも映画版では、なでしこが至極当たり前の大人になっている
のが目立ちました。しかし、あの天真爛漫さ、天然な純真さを多く残したまま
大人になられても困ると言えば困る気もし、実生活でも仲間内で一番やんちゃ
だった奴が、その後一番真っ当な生涯を送っていることも珍しくないですよね。
なでしこを演じる花守ゆみりさんは、別の作品、たとえば「地極楽」での
山田浅ェ門佐切役でみせる低いトーンの大人っぽい声を時折織り交ぜるなどし、
1期から約10年ほどの時の経過で成長したなでしこの頼もしさを表現されて
いて、さすがだと思いました。

実は第2期はディスクに保存したものの一度も見返してなくて、もしかして
もう一度見直すと、印象、評価が変わる可能性はあります。第3期が始まる
前に、もう一度第1期から通して見返すことが、この冬休みの宿題になるかも
しれません。


*「宇宙(そら)よりも遠い場所」が、NHKEテレで年明けからリバイバル
 放映されるようですね。私のお気に入りで、老若男女問わず広くお勧めできます。
 日頃「アニメなんぞ見んわい!」と仰せの方々も、ご覧になってみてください。
 CMが入らないのもいいですし、録画して、私も再度見直してみるつもりです。


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