旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

谷山浩子 50周年イヤーフィナーレ~コンサート2023~

2023-10-08 18:35:00 | 歌は世につれ



谷山浩子さんのデビュー50周年記念コンサートの第二弾となる、「50周年イヤー
フィナーレ~コンサート2023~」の2枚組CDを購入しました。先の第一弾が
「オールリクエスト」構成だったため、選曲にやや偏りがあったことを踏まえ、今回は
「代表曲をかき集めている」点で、同じ記念ライブながら別物の編成となっています。

とはいえ、谷山さんの場合、代表曲=ヒット曲とは限らず、他者に提供してヒットした曲、
NHK「みんなのうた」で披露された曲、シングルではないがファンに根強い人気のある曲、
そして、ご自身のスマッシュヒットした曲などが代表曲とされ、それらが幅広く網羅された
選曲なので、結局、超マニアックな曲が演奏されていないことを除くと、いつもの
コンサートの延長線上だと言っていいかもしれませんね。


    

演奏曲の中で私が気になったのが『人生は一本の長い煙草のようなもの』で、この曲は
素晴らしく美しいメロディラインなのですが、これまで一度もベスト的なアルバムには
選ばれていない隠れた名曲で、私がもし「谷山浩子ベスト・拾遺集」を編むとしたら、
間違いなくラインナップに挙げるであろう楽曲なのです。

と思ったら、ライブ中のトークで、「ベストアルバムにはなぜか入っていない…」みたいな
紹介がありました。頼んまっせ谷山さん、選から漏れた名曲のベスト拾遺集の発売をぜひ!


    

予約購入特典のシール。


    

封入の小冊子には、歌詞のほか、ご自身の手による「谷山浩子 50年の一部」という
半生記のような長い文章も掲載され、特に50年の前半部分の、音楽的に山あり谷あり
だった頃のお話がたくさん披露されているのが興味深いです。

なかでも、タッグを組んで3枚の高品質アルバムを制作した橋本一子さんとの決別は、
「橋本さんのギャラが高い」ことに起因され、おそらく橋本さんはざっくばらんな
方なのでしょう、そのことを直接本人に訴える(!)と、代わりに紹介してくれたのが
(ギャラが安く済む?)石井AQさんだったとの打ち明け話が印象に残ります。AQさん
とはその後ずっと音楽パートナーを組み続けることになり、アレンジやプロデュースを
手掛けられ、このコンサートにもシンセサイザー奏者として参加されるなど、切っても
切れない関係になっているから不思議です。ひょんなことからゴールデンコンビが誕生し、
長いお付き合いとなるのです、なにが功を奏するのかわからず、面白いですよねえ。

 


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