ＮＨＫ４Ｋ放送で始まった「４Ｋリマスター版ウルトラセブン」。どれだけクオリティアップ
するのだろうかと期待する一方、なにせ古い作品なので、限界はあるんだろうなとも思います。
前回のウルトラQ編に引き続き、「見比べてみよう！」規格の第二弾ですね。
比べたのは１９９９年に発売されたＤＶＤ版（デジタルウルトラシリーズ）の第１巻の中から、
第３話『湖のひみつ』を選びました。
写真はいずれも上が４Ｋ版で、まずはタイトルバック。カラフルな色彩です。
ＤＶＤ版も悪くないと思いましたが、写真を比べるとかなりの差が。
続いてエピソードタイトル。これは甲乙つけがたいというか、むしろＤＶＤ版のほうが
クリアーな印象。ポーズしている箇所が微妙に違うなど、こちらのカメラワークに
問題がある場合もあります。
これまで放映済みの四話の中からこの作品を選んだのは、エレキングの魅力によるところが
大きいです。セブンを代表する宇宙怪獣は、そのエキセントリックな独特のフォルムが、今でも
我々を、文字通りしびれさせ続けています。
今冷静に見ると、着ぐるみの造形などはそんなたいしたことないんだけど、演出がうまいんだな。
普通にセブンと組み合い格闘させたら、ただのプロレスごっこでしかないところ、そんな場面は
ほとんどなくて、終始短いカットの連続で、動きの激しい戦闘シーンを作り上げ、エレキングの
モンスターぶりが際立つ演出なのです。
咆哮するエレキングを総合的、俯瞰的に撮影したこのカメラワークなども最高！
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