
ビデオ収録で放映された、坂崎さんとゲスト(フォーク界の大御所たち)が歌とおしゃべりを
繰り広げる「TALKゲリラ」のコーナーはとても面白く、今見返しても、思わず吹き出して
しまうものが多数あります。フォーク系アーチストは、場を盛り上げる術を心得ておられます。
泉谷しげるさんもすごかったけど、ここでは第三夜に放映された南こうせつさんの回のみ、
かいつまんでご紹介しておきます。こうせつさんは当時45歳、重ね重ね、今の自分より
はるかに年下なのが不思議でなりませぬ。タイムスリップしたみたいな感覚ですなあ。
かぐや姫としてのデビュー曲「酔いどれかぐや姫」を『ふたりこうせつ』が熱唱。私はここで
初めてこの曲を知りました。♪ シャ~ララ~
本名の「南高節」でデビューしたところ、「なんこうぶし」と読み間違えられたとか。
すごいセンスのジャケット写真。こうせつさん、裸ですわ。
酔いどれ~の歌詞は、まだ売れる前の、あの阿久悠さんだったらしいです。当初つけられていた
歌詞は発表されたものよりさらに過激なもので、プロデューサーの反対で替えられたよう。
その後もかぐや姫時代の楽曲を数曲披露。「ひとりきり」では、黒柳徹子さんの番組に出演して
生で歌った際、咳き込んで、二番が歌えなかったエピソードが紹介され、その時の恨みを
晴らすとして、二番のみが歌われました。
最後はフォーククルセダーズの「悲しくてやりきれない」と「イムジン河」がループされ、
延々繰り返し、いつまでたっても終われない状態に。こんな楽しいセッションならば、
ずっと聞いていたいですよね。
きりがないので、大全集の紹介は、ひとまずここまでにしておきましょう。
今すでに、第二弾を見始めていまして、ここからは放映時間が1時間枠に短縮されて
しまったようです。そんな事情も見返すまですっかり忘れていましたが。
第一夜では、生放送にゲスト出演してしまった泉谷さんが岡部まりさんに抱きつくなどして
大暴れ!(今じゃ、いや、当時でも完全にアウトだよなあ)
第二夜のゲストはグッとジェントルな小室さんと斎藤哲夫さん。斎藤さんの動いているお姿も
ここで初めて見た気がします。「悩み多き者よ」「バイバイグッドバイサラバイ」を熱唱、
いい歌ですよね。
話は尽きません。ここらで閑話休題して、いましばらく過去への旅を続けます。