
小樽港到着後も天候の不安定な状況は続き、一時激しい雷雨となった時間帯もあった。
普段なら港から歩いて出かける恒例の魚真行きはどうするか、道中けっこう距離があり、
あんな降り方だと、傘をさしていてもずぶ濡れになることが考えられた。
そこで、ずいぶん久々に持ち帰り注文することにした。この前のみどり鮨と比較する意味で、
生ちらしを頼めないか電話で聞いてみたところ、OKとのことで注文してみた。
容器代が別にかかるとかなんとかで、「特上生ちらし寿司・3050円」だった。
店で食べるとサービスされる土瓶蒸しはつかないし、テイクアウトだと軽減税率適応で
消費税が安くなる分、若干値段が下がってもいいくらいなものだと、多少いぶかしく
感じたが、そのままお支払いした。
容器のサイズは、一辺20cmくらいと、みどり鮨のと比べると段違いに大きい。
びっちり詰め込まれているわけではないけれど、それでも1.3~1.5倍くらい量が多めで、
食べ応えはこちらのほうがありそうだ。ネタのサイズも、すしネタがそのまま
てんこ盛りされていて、ボリューミーさではこちらに軍配が上がる。
ただし、その分若干大味になっているきらいはあり、細々したネタが次々出てくる
楽しさと、味わい深さで、トータルではみどり鮨のほうが気に入った。
魚真には「小樽・観光地価格」が上乗せされているのは致し方ないとして、それでも
2000円のみどり鮨と比べると、量の差を差し引いても、CP 面でもみどり鮨のほう
が上回っているのでないかというのが私の感想だ。
旅先での最後の締め括りでもあり、それなりにゴージャスな食事をしたい気もする一方、
近年の相次ぐ値上げもあり、今までと同じように浪費することは許されないとも思う。
現地滞在中、みどり鮨での注文回数を少し多めにして、それで海鮮品に関しては満足し、
最後はあっさり締めくくる方向へシフトしていくかもしれない。