9:20 テン場到着。昨夜までの登山者が次々下山し、入れ替わるように私が到着した。
名古屋のOちゃんがいて、彼はあと二泊するという。
水場ではわずかながら流れがあったので、小屋で借りた大きなペットボトルに念のため汲み置きした。
早めの昼食をとるなどして、わざとゆっくりと休憩してから高根ヶ原へ出かけた。光線がよくなるのを
待つためだ。
ナナカマドの葉は落ち、赤い実を残すのみ。途中戻ってきたIさんとすれ違う。高原温泉を見下ろせる
ガレ場まで来たら、よくお会いする女性Kさんが先着していた。彼女は朝からずっとここにいるという。
この頃風も止み、雲がほとんどないので日差しが遮られず、ポカポカと暖かな陽気になっていた。
絶好の紅葉見物日和で、いつまでもここにいたい気持ちもわかる。
ヤンベタップ源頭方面。ぐっと黄色は深みを増したが、残念ながら赤い葉は持ちこたえられずに、
一部は散り始めていた。
空沼付近。
場所を移動して沼が真下に見下ろせるところまできて撮影。式部沼と大学沼(右)。
赤い葉が少なく、すでにピークを少し過ぎている。しかもまったく雲がないので陰影がつかず、
写真的にはつらい状況。本当に久しぶりに紅葉期の高原温泉を見下ろせたのはよかったが、またも
ベストではないシチュエーションだった。まあ、また来いということなのだろう。
再び先ほどの場所まで戻って、15:00くらいまで滞在する。
珍しく小屋の管理人Kちゃんがここまでやってきて、一緒に帰るような感じになった。今日は管理人二人体制
なので融通が利いたようだ。三笠新道への立ち入り禁止のロープを外していた。これも小屋じまいの
作業の一環なのだろう。
Oちゃんは白雲山頂で夕景を狙った。平凡な夕焼けではあったが、風もなく穏やかな山頂で、
のんびり過ごせたそうだ。
テントは11張りとそこそこあったのに対し、小屋泊まりはなんと3名のみ! 貸切に近い状況だったみたいだ。
一昨日の50名から一転これだ。
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