旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

20230925 北海道秋編㉕ 早朝・銀泉台 上川町

2023-09-25 09:25:01 | Weblog



9月25日(月) 晴れのち時々曇り

昨日17:00、規制解除すぐに林道を走り、久々の銀泉台お泊り。ほかに車中泊車が
4台のみ。夜のうちに増えて、未明には10台ほどになっていた。ハーフムーンが
沈んだ深夜、星がものすごくきれいに。オリオン座の方角に大きな流れ星が尾を引いた。
旅の最初と最後にそれぞれきれいな夜空を見上げられたことになる。風も穏やか、
この時期としては冷え込みもやや控えめで、絶好の星撮日和であっただろう。

ヘッドランプを灯して歩き始める。銀泉台でこの感覚、久しぶりだな。過去何度か
挑戦しているからね。先行者は雲海狙いか、第一花園の看板があるところまで登り、
後を追ってきた二名は定番の撮影ポイントで立ち止まったらしく、この場所での
撮影は私一人きりだった。譲り合っても二人で写せるかどうかの狭い現場なので、
ゆっくり写せて幸いだった。


    

オホーツクから登った朝日が壁を照らす。ほぼピーカンで雲がほとんどないので、
真っ正直な光線しか届かず、これで誤魔化せるほど今期の紅葉の出来は生易しくないが、
でもまあ、出来る限りのことはしたと思いたい。


    

先行した方がまだ雲海の撮影を続けていた。それはいいとして、なにかブツブツつぶやき
ながら写すのはやめていただきたい。人の振り見て我が振り直せ、もしかしたら気づかぬ
うちに私も思いが口から漏れているかもしれず、だとしたら、改めなければならない。


望遠レンズに付け替えて、ナキウサギを狙ってみた。4匹ほど周囲にいるようで、顔は
出すのだがあまり活発に動かず、すぐに引っ込んでしまった。ほとんど途切れることなく
鈴を鳴らすなどして騒々しく登山者が登ってくるので、これは致し方ないかもしれない。
あきらめて7:30頃現場を離れたが、ここは、人の往来が少なくなる8:00~10:00
頃のほうが狙い目なのだろう。

雲海は量もそれほど多くなく、平凡だなあと、あまり感心せずにいると、おばさんが
「私、雲海見るの初めてなんです、すごいきれい!」と、感極まる様子で、佇む私の横を
過ぎていった。中途半端に慣れてしまい、感動する気持ちがいつの間にか薄れてしまった
自分が少し恥ずかしい。


あら、大先生が登ってこられた。先日のテレビ(にっぽん百名山)見ましたよ!
私の顔を見るといつも(社交辞令で)「○○くん、(写真=作品)たまった?」と
聞いて下さるが、そこでもしも「いや~、たまりまくってますよ!」と答えたとすると
萩原編集長を紹介してくれ、写真集発行へとトントン拍子に事が運ぶのだろうか? 
積雪期の山へ(現在は夏山さえも)登れない私が、山岳写真集を出すことはあり得ない
のだが、来る日に備えタイトルだけは決めてある、『大雪山に雪は降らない』。
あまりのネーミングセンスのなさに、さすがに穏やかそうな編集長もブチ切れて、
逆鱗に触れることになるだろう。

しかしいまだに大先生は、年齢を考えると、信じられないくらいに達者で、「私は
以前のように山を歩けなくなりました」とは、みっともなくて言えなかったなあ…


    

先ほど撮影した地点。順光だと、アラが目立つばかりだ。


    

人気のある撮影場所。三脚を立てて構えているカメラマンは誰もいない。20年以上前の
ここを知っている人には、言葉にならないくらいにつらい状況だ。

規制解除日が晴天、しかも遅れている紅葉が一応今が見頃ということで、多くの人が押し掛け、
下山したら駐車場がほぼ満車、ざっと40~50台くらいに増えていた。


    

当麻町の「ヘルシーシャトー」で日帰り入浴。値上げされたようで、入浴料700円
(JAF会員割引で630円)になっていた。施設などに魅力はないのだが、
層雲峡から旭川方面へ戻る際、途中立ち寄るには便利な場所にあるので助かる。


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