２０１５０９１４～１８ 上川町 高原温泉から白雲テン場四泊パート２

昼食、休憩後、赤岳第四雪渓の様子を見るために散策に出かけた。

小泉岳の稜線で出会ったシマリス。


　　　

ウイやつで、モデルのようにじっと動かないでいた。



　　　

赤岳山頂付近から、白雲岳と旭岳（右）。写真ではわかりづらいが、山頂部の紅葉はほぼピークか？
凌雲岳や烏帽子岳など、雲の平方面もそこそこ色づいているように遠目には思えた。
そこまで遠征するのが撮影第二候補。



　　　

赤岳・第四雪渓上。先に色づいた一部の葉がすでに落下してはいるがあまり目立たず、それなりに
撮影できるかもなと思った。第三候補だ。

帰りは小泉～緑岳の稜線を歩いた。あわよくば草紅葉を撮影してやろうと考えたのだ。すでに雲が
多くなっていたが少し日差しがきて、数枚だけかろうじて写すことができた。



　　　


板垣新道にわずかに残る雪渓を渡りきって、緑岳方面を撮影。距離は短いが早朝はつるんつるんに
凍っていて恐怖だ。面倒でも迂回したほがいい。

白雲岳周辺の紅葉も色づきはベストではないがほぼ見頃のように思えた。一部先行した葉が落ちていたが
それはわずかで、台風崩れの二つの低気圧が通過した割には被害は少なく済んだようだ。いい時を知っている
方々には物足りないだろうが、秋山らしい風景を満喫できる景観にはなっていた。


テントに戻ってしばらくしたら雷が鳴り出した。これはしばらく外に出られないかもなと察知して、トイレを
済ませておいて正解で、その後二時間ほど激しい雷雨。大きい雷も二つ落ちた。雨は時々あられに変わり、
稜線などでは雹（ひょう）が降ったそうだ。

全道的に雷注意報が出ていて、釧路では大雨警報も出ていたようだ。これで寒気が抜けてくれるだろうと
思ったのだが…


テント１２張り。










　　　

２０１４０９１４～１８ 上川町 高原温泉から白雲テン場四泊パート１

１４（月）　晴れ時々曇り　のち雷雨、あられ

元々週間予報では曇りマークだった月曜日。直前に晴れマークに変わったが、寒気が入って
雷注意報も出ていたので、油断ならない天気だと思っていた。

当初、黒岳で二泊、下山後白雲で二泊を考えたが、これも前日突然気が変わって、面倒なので
白雲で五連泊することにして、五日分の食料を用意して担ぎ上げた。万が一黒岳方面が気になれば、
白雲から長躯向かえばいいと思ったのだ。

これだけたくさんの食料を背負うのはいつ以来だろう？　分量を把握し、食料計画を立てるのも難しい。
単純に二日分の２．５倍すればいいのだが、それではとても担ぎきれない。どうしても削るものもでてきて、
たとえば、酒は三日もてばいいほうだろうという分量しか用意できなかった。

やはり当然いつも以上に荷物が重く、「ズシッ」とくる感じだ。ゆっくり登って、なんとかテン場までたどり着くしかない。

５：４５　高原温泉駐車場出発。


見晴台からの眺め。滝見沼など、下のほうがより色づいているように見えた。


　　　

６：３７　第一花畑到着。手前で写真を撮っている札幌の若いご夫婦と抜きつ抜かれつして、ほぼ同時に
テン場に到着した。奥さんは秀岳荘に勤めているそうだ。

この付近は、ほぼピークだと思える色づきだった。朝のうちは快晴。


　　　

この日の雲海はかなり深かったようだ。前日の雨を我慢して山に居残った人たちは、それなりの
景色を拝めたと思われる。



　　　

緑岳ガレ場下部からの眺め。ナナカマドの赤はほぼピークか。ダケカンバなどの黄色は遅れ気味。



　　　　　　　　　　　

ウラシマツツジの赤がきれい。


　　　

８：４０　緑岳到着。反対側の斜面の色づきはまずまずいい感じだった。



　　　

緑岳から小泉岳にかけて、ウラシマツツジなどの草紅葉が鮮やかで驚いた。まったく期待していなかったので、
これは儲けもの。撮影第一候補だ。




　　　

遠景は旭岳。だんだん雲が多くなってきた。



９：３０　テン場到着。NHｋ取材班の大きなテントのほかは何もなく、我々がまあ一番乗りだ。

NHKの取材班の方々とは、その後何度かすれ違ったりしてお会いした。来年１月くらいに特番で
放映されるそうだ。内容は「紅葉と種？」みたいよ。

水場の水がチョロチョロっとしか流れておらず、いよいよ風前の灯だ。多めに確保しておいた。