政府が中国軍艦による尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領海(周囲約22キロ)への侵入に備え、新たな対処方針を決めていたことが分かった。

 国際法に基づく無害通航を認めず、海上警備行動を発令して自衛隊の艦船を派遣し、中国軍艦に速やかな退去を促す。新方針は、昨年11月の中国軍艦による尖閣諸島周辺の航行後、外交ルートを通じ中国政府に通告された。

 国連海洋法条約は平和や安全、秩序を脅かさない限り、軍艦であっても他国の領海を自由に通航できる無害通航権を定めている。ただ、中国は尖閣諸島の領有権を主張しているため、無害通航を求める可能性は低いと日本政府はみている。「中国が『無害通航だ』と主張することは、日本の尖閣諸島領有権を認めることと同義になる」(外務省幹部)ためだ。


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今日の読売新聞朝刊第一面にこの記事が大きく載っていました。

 

昨年11月に中国軍の艦船が尖閣諸島と石垣島の間を長時間、東西を行き来した事で、少しは危機感を覚えたのでしょうか。

 

野田政権での尖閣諸島国有化以降、頻繁に中国公船が領海侵入や接続水域入域が確認されています。

http://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html


http://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_h27_12.pdf



概ね領海侵入は月3回のペースですが、接続水域やその周辺となると

もっと頻繁に現れているのではないでしょうか。

 

日本と中国お互い相手の出方を見ているのでしょうが、

中国はジワジワ行動をエスカレートさせています。

 

日中共に根競べの様な感じで、どちらが根負けするか、はたまた強硬に出るかですが、

尖閣諸島は日本の領土なのですから、日本の対応は弱気そのものに見えます。

 

これが歴史的にもどちらの領土なのか不明ならわかります。

しかし尖閣諸島は日本の領土だと歴史的にも国際法上も明らかで,

現に我が国はこれを有効に支配している。

と政府は表明しています。

ですから日本政府はもっと一歩出た対応をすべきではないでしょうか。

 

また「有効に支配している」と言うなら、

●なぜ日本人の尖閣諸島への上陸を禁止し、更には

●尖閣諸島周辺へ日本の漁船の接近を制限しているのでしょう。

 

今まで日本は日中関係に問題が起こると、穏便に済まそうとしてきました。

それは衝突を避ける為の妙案でしょうが、その結果日本は抗議こそすれ、ただそれだけ。

 

何ら制裁を加えることなく、徐々に中国の好き勝手を許してきました。

 

勿論武力衝突は避けなばなりません。

話し合いも必要でしょう。

しかし、中国は話してわかる相手ではありません。

その事は南シナ海での違法埋め立て問題や、赤サンゴ乱獲で証明されています。

 

もしも万が一、中国漁船にしろ、中国公船にしろ、尖閣に上陸したらどうしますか。

多分、奪還する為に武力衝突は避けられないでしょう。

 

そうならない為に、もっと政府は一歩踏み込んだ対応をしてもらいたいです。

 

今までは海上保安庁の対応でしたが、これからは自衛隊艦船を派遣します。

この事は中国に通告しているので中国の反応を見ているのでしょう。

 

中国の反応を見つつの対応になるのでしょうが、日本固有の領土なのですから、

石垣市の漁民の生活や命を守る為に

日本はもっと毅然な態度を示してもらいたいです。

 

 

ご存知の様に、尖閣諸島は沖縄県石垣市に所属しています。

翁長知事は サンゴが傷つくやら、ジュゴンのエサや棲家がどうのこうの言っていないで

石垣市のを守る為に対処してもらいたいと政府に働きかけるのが知事の仕事です。

ですから翁長氏の考えを聞いてみたいものです。

 

「銃剣とブルトーザーが~」とか「絶対移設は許さない」とよく聞きますが

「中国の横暴をどうにかしろ」って聞いた事がありません。

この事についても是非、沖縄タイムスや琉球新報の記者さんは質問してもらいたいです。

 

 

 


 

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