立憲民主党など主要野党の国対委員長は12日午前、国会内で会談した。森雅子法相が「東日本大震災の時に検察官は最初に逃げた」と答弁したことについて「この大臣の下では審議に応じられない」との認識で一致。政府見解を要求することを申し合わせた。森氏の問題のあおりで、午後に予定された新型インフルエンザ対策特別措置法改正案の衆院本会議採決はずれ込んだ。

 12日午前、衆院総務、農林水産、災害対策特別各委員会と参院予算委員会は定刻を過ぎても始まらなかった。

 立憲の安住淳国対委員長は記者団に、法務省に確認したところ、森氏の発言内容は事実ではないと指摘。「謝罪や撤回では済まない。委員会、本会議の例外なく国会は止まる」と強調した。

 この後、安住氏は自民党の森山裕国対委員長と会談し「法相は政治責任を取るべきだ」と伝えた。森山氏は「首相官邸に報告し、対応を協議する」と応じた。両氏は断続的に協議を行ったが、折り合わなかった。 

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またもや左翼野党は気に入らないからと審議拒否ですか。

森法相が辞任したら機嫌を直すのでしょうか。

大臣を辞めさせるのが勲章というか手柄になるのかと思ってしまいます。

 

この緊急事態です。

優先順位をつけてもらいたいです。

左翼野党の審議拒否で武漢ウイルスに関する法案の議決も遅れ、

その他の案件も遅れ。。。。。

現在の日本の危機的状況も無視ですか。

日本全国に武漢ウイルスが広がり、株価も大幅値下がりです。

緊急事態の時は厳格に優先順位を決めるべきです。

気に入らないからと審議拒否は許されるものではありません。

 

ところで森法相の問題発言は

「検察官はいわき市から国民が避難していない中で最初に逃げた。身柄拘束をしている十数人を理由なく釈放して逃げた」

というものでした。

十数人を釈放したのは事実で、当時は多方面から非難されたようです。

※福島、仙台両地検では58人を釈放していました。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2903T_Z20C11A3CC1000/

この件で当時、江田五月法相が謝罪しています。

 

もうひとつの「検察官が国民が避難していない中で最初に逃げた」というのは

事実なのかどうなのか、です。

安住氏は法務省に確認したそうですが、口頭での返答ではなく

証拠となる書類を提示すべきです。

 

「逃げた」と「避難した」との違いはあるでしょうが、

地裁いわき支部は3月16日から3月23日まで執務場所を地検郡山支部庁舎内に移動しています。

当時いわき市民は大混乱で避難先も決まらない人も多かった事と思います。

また容疑者釈放で地域の人の不安も重なり、更には窃盗事件も多発していたのも事実です。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2900H_Z20C11A3000000/

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105170545.html

 

森法相は地元だからこそ、被災地の人達の生の声を聞いていたと想像できます。

地元の人たちの憤慨の言葉、それが「逃げた」との言葉になり、

その地元の声が法相の答弁に繋がったのではないでしょうか。

国会での答弁ですから、印象での発言は間違っています。

根拠となる資料、書類が必要です。

その点、森法相の答弁は軽率だったと反省してもらいたいです。