
【第三者委員会の調査結果】
▼7つの告発について
(1)不当な解任と理事長急死→認められず
(2)知事選で職員が事前運動→認められず
(3)選挙への投票依頼→認められず
(4)「おねだり体質」→受領すべきでなかった
(5)パーティー券の購入依頼→認められず
(6)優勝パレードで不当な協賛金集め→認められず
(7)職員へのパワハラ パワハラ認定も
▼公益通報者保護法違反にあたるかどうか→違法認定も
(7)の“職員へのパワハラ”については、告発文書に書かれた内容など16の行為について評価し、10の行為をパワハラ認定。公益通報への対応については、斎藤知事らが元県民局長の処分に関与したことは「極めて不当」だとしたほか、知事が指示した告発者さがしは「違法」だと指摘しました。
上記と同じMBSが第三者委員会の調査発表後(25/03/20 14:00)の報道です。
「第三者委は怒っているとすら感じた」斎藤知事の10行為をパワハラ認定...第三者委の結論に専門家「かなり厳しく言っている」知事は今後どうなる?【解説】 | 特集 | MBSニュース
YouTubeにもアップしています。
(2) 『パワハラにあたる』叱責・舌打ち…斎藤知事の10行為に第三者委が“厳しい評価” 専門家「委員会は怒っているとすら感じた」知事は今後どうなる?【解説】(2025年3月19日) - YouTube
【第三者委が認定したパワハラ行為】
■車を降り歩かされ叱責
■事業などについて「事前に聞いていない」と叱責
■説明しようとした職員に説明させない
■机をたたく
■キャンペーン用うちわに自分の顔写真などがないことから舌打ち・大きなため息
■長時間・断続的な夜間休日のチャットによる叱責や業務指示
まず、①の「不当な解任と理事急死」について、理事長とは五百旗頭眞氏のことですが、
告発の正当性が認められませんでした。
当初から五百旗頭氏急死を解雇と繋げるのは無理があると言われていましたが、
第三者委員会の委員長(藤本弁護士)が五百旗頭氏と六甲学院繋がりで第三者ではないと言われていましたが、
県民局長の告発は認められず、よかったです。
で、これらの告発を見て、こんな事もパワハラ?
大袈裟じゃないの? と思う人も少なからずいたと思いますが、
時代は変わっているのです。
戦後は体罰は当たり前、体で覚えさせると「愛の鞭」とも言われていましたが、
今どきその様な事は通用しません。
同じ様に今の時代は様々な事がハラスメントとして認識され、
パワハラ、セクハラは社会からなくす方向になっています。
考え方がアップデートしている事をまず理解すべきですし、
斎藤知事のした事は職場の萎縮、職場のやる気を削ぐ事にもつながりかねません。
あなたの職場でも、意見を述べたら「チッ!」と舌打ちされ、大きなため息をつかれたらどう感じますか?
知事に気に入られなかった、知事の考えと違っていたと、委縮してしまうでしょう。
次には県民の為ではなく、知事に気に入るにはどうしたらよいか、と考え、県民の為ではなく、
知事の為、知事の顔色を見ながら発言しないといけないのです。
これじゃあ、独裁国家と同じじゃないですか。
非があり、ミスをすれば注意を受けます。
しかし「知事の写真がうちわにない」そんな理由で舌打ちされたのです。
えっ? と思いませんか。
県民の為、県政の為ではなく知事個人の為に働く県職員でいいのですか。
そんな事がパワハラになるの? と思いますが、
そんな事に舌打ちしたから問題なのです
上司ですよ。それも県庁内では最大勢力者である知事です。
こんな上司がいたらどう思いますか。
恐らく多くの県職員は自分を責め、今度怒られない様にしないといけない、
と反省以上に「怒られない」事に注意が注がれる事になりませんか。
それを藤本委員長が言いたかったと思います。
舌打ちに、あああ、と溜息。。。。想像して欲しいです。
あからさまな嫌がらせに感じます。
もう仕事に行きたくない、今度変な事をしたらまた怒られると。
怒られる。。。叱られるのではなく怒られるのです。
知事は自分の感情を抑えられず、怒るのです。
更には知事の勉強不足や無知により、不手際を指摘されるなんて不条理ではありませんか。
私のパート先では仕事で失敗があっても人前では決して注意しない、
叱らない、というのが鉄則になっています。
学校でもその方向ではありませんか。
恥をかかせない、委縮させない。それが次につながるのです。
以前はどこでも気付いた時に厳しく、そして感情的に起こる上司もいました。
しかし今では定期的にコンプライアンス研修があり、職場環境の改善を目標としています。
斎藤知事を庇う人、非難する人、色々だと思いますが、時代は変わっているのです。
そして我が身に置き換えて考えて欲しいのです。
上司の立場の人も、学生アルバイトの人も、パート従業員も、それぞれの立場で、それぞれの考えがあるでしょう。
その行為が職場環境が良くなるか、悪くなるか、それを考えて欲しいのです。
1年前、知事の嘘八百発言で驚き、犯人捜しの様な事をした知事とその仲間たち。
普通はこの様な事は考えられません。
これが当たり前と思った人は、あなたの職場環境は今の時代に合っていない、
アップデートしていないと思います。
そして県庁内がアップデートしていないで県内の事業所からハラスメントも減らないのではと思います。
兵庫県内ではパワハラが原因で自殺者が出ています。
三菱電機 自殺続出も「あ~わかる、やっぱり」…クラッシャー上司はびこる残業パワハラ無法地帯:MyNewsJapan
これは極端な例、過激なパワハラですが、この事例から知事は学んでいないのかと思います。
今回の百条委員会では問題になりませんでしたが、優勝パレード担当課長が1か月の残業が134時間。
それが原因で鬱状態になり亡くなったと言われています。
この様に兵庫県内ではパワハラを巡り、様々な事が起こっています。
ですから県職員の職場改善を考える事が県内の事業所の改善に繋がると、
県議や知事は考え、もっと謙虚になり、謝るべきは謝り事態の収束をお願いしたいです。