東京都では3日、新たに816人の感染が確認された。

重症者は前の日より7人増え、101人となり、緊急事態宣言解除後、初めて100人を超えた。

100人を超えたのは、5月2日以来。

病床数は、現時点で8割以上が使用されている。

大阪府では、新たに253人の感染が確認され、7人が死亡した。

重症者は過去最多となる169人で、重症病床の使用率は71.6%。

このほかに、神奈川県で365人、千葉県で225人、埼玉県で205人、愛知県で185人など、全国で3,157人の感染が確認され、日曜日としては初めて3,000人を超えた。

また、全国の重症者は、前の日より3人増え、714人だった。

コロナ慣れなのか、コロナ疲れなのか、はたまたコロナ軽視なのか、

連日の武漢コロナ感染者数が過去最多とか、曜日では最多との報道がされています。

 

一部ではインフルエンザでの死者が例年もっと多い、

武漢コロナで騒ぎ過ぎだとの意見もあります。

本当にそうなのでしょうか。

 

武漢コロナが中国武漢で発生し、その恐ろしさを知りました。

その一つに急激な悪化があげられ、

歩行者が突然バタッと倒れてそのまま亡くなった様子を見た人も多いと思います。

また最近では後遺症があげられています。

治ったとしてもその後、いつまでも倦怠感や頭痛が続いたりすると言われています。

 

インフルエンザでの死者数の方がずっと多かった、だから騒ぎ過ぎだとの意見に疑問があります。

毎年インフルエンザが流行ります。

しかし感染したからと言って死亡の恐怖はありません。

流行期でもマスクをした人はあまり見かけませんでした。

私も今までマスクと言えば遠い昔の給食のマスクを思い浮かべるぐらいで

大人になってからマスクをした記憶はありません。

 

それだけ武漢コロナを恐れ、外出時は常時マスクをし、

スーパーの入店時と出る時には必ずアルコール消毒をします。

 

多くの人もそうだと思います。

ですから安易に例年のインフルエンザでの死者と比較するのはどうかと思います。

また重症者が過去最多という事ですから、それだけ医療現場が大変な事になっているのです。

インフルエンザ流行期に国民の殆どがマスクをし、

常時スーパーでの入退店時にアルコール消毒をしたらインフルエンザも感染者を減らせた筈です。

 

アメリカでは武漢コロナでの死亡者が世界一だと言われていますが

マスクをしない人も多いですし、デモなどの集会でさえマスクをしない人も多いです。

それに聞くところによると欧米人は日本人ほど手洗いを徹底していないらしいです。

清潔に対する考えがそもそも違うのではと思うのです。

 

こんな事から武漢コロナでの死者数とインフルエンザの死者数を比較し、

武漢コロナは大したことはないと思うのは早計だと思いますし、

そんな発言から若者を中心にウイルスを広めているとしたらこの論理は罪作りです。

 

緊急事態宣言を発出するかどうか、東京都など4都県と政府と意見が違うようですが

飲食店の時短営業だけではこの感染拡大は抑えらないとも感じます。

各々が武漢コロナがどんな時に感染するのか、どうすれば感染を防げるのかを考えるべきで

単に時短営業だけでは誤解を招いてしまう懸念があります。

その証拠に自宅で宴会をして集団感染をした話も聞きますし、

都会から帰省した若者が実家で家族に感染させた話も聞きます。

 

食事中のマスクは実態にそぐわない気もしますが、その理由を考えると

どんな時に気を付けなくてはいけないかが自ずと分かってくると思います。

 

手洗いマスク、換気と3蜜を避ける事を徹底する重要性をもっと訴える事も重要ではないかと思います。

テレビやネット、街頭の巨大スクリーン、等々あらゆるツールを使って国民に啓蒙してもらいたいです。

 

参考:東京と大阪では重症者の基準が違うそうです。

https://www.sankei.com/west/news/201207/wst2012070044-n1.html