自民党の石破茂元幹事長は31日、大阪市で講演し、9月の総裁選出馬を断念した岸田文雄政調会長に安倍晋三首相サイドから「今ごろ遅い。人事で干してやる、冷遇してやる」などの声が出ていると指摘した上で、「同志に対し、言論を封殺し、威圧をする自民党であるべきではない」と述べた。

 憲法9条改正をめぐっては、戦力不保持と交戦権の否認を定めた2項削除について「何年もかけて分かっていただく努力を政治はしなければならない」と強調した。首相は2項を残して自衛隊の根拠規定を加える案を主張している。 

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石破茂氏は7月26日に共同通信加盟社論説研究会で講演をしましたが

その中の発言が気になっていました。

https://this.kiji.is/395096856163943521?c=39546741839462401

安倍政権下の党運営や国会対応を念頭に「おごり高ぶり、同じ党の同志をさげすむ自民党であってはならない」

特に「同じ党の同志をさげすむ自民党」との発言は意外というか

そんな事を自民党内で起こっているのか、

誰が誰に対してその様な言動をしたのかと思っていましたが、

昨日の講演会で、安倍首相サイドから岸田氏への発言がそれに当たるのではと思いました。

「今頃遅い、人事で干してやる、冷遇してやる」との発言が本当にあったのか疑問ですが

それでも「今頃遅い」というのはわかります。

岸田氏は総裁選出馬をはっきりさせず、煮え切らない態度、優柔不断さでしたから。

しかし「人事で干してやる」とか「冷遇してやる」とは言い過ぎです。

これって陰湿な嫌がらせじゃないですか。

安倍首相サイドの誰が岸田氏を罵ったのかわかりませんが、信じられません。

これこそ驕りではないですか。

言っていい事と悪い事が有ります。

本当に安倍首相サイドが言ったのかまだ信じられませんが。

 

総裁選では安倍さんと石破さんの一騎打ちです。

だから石破さんとしては安倍政権の批判をするのはわかりますが、

相当、安倍さんのやり方が気に入らないのがよくわかります。

しかし、政権運営をしてきて様々な決断を迫られ、苦悩してきた現職と、

政権の外からみるのでは違います。

憲法9条改正も理想としては何年もかけて議論し、その上で改正すべきでしょう。

しかし、日本にそんな時間がありますか。

そんなに悠長に構えている時間的余裕がありますか。

苦渋の選択というか、より多くの国民に納得してもらう為に妥協したのではないですか。

どうも石破氏の考えは理想論ばかりで、現実を見ていないのではないかと思います。

憲法に精通している石破さんに無知な一主婦が言うのもおこがましいですが。

前回の総裁選では地方票で石破さんが勝ち、国会議員票で安倍さんが逆転しました。

石破さんは地方に人気があるようです。

どれだけ一般自民党員や地方議員がテレビに毒されているかどうか、

テレビの偏向報道に影響を受けていない人が多い事を望みます。