尖閣周辺で中国公船が領海侵入情報連絡室を「官邸対策室」に格上げで対応へ
第11管区海上保安本部(那覇)は9日午前、中国海警局の公船4隻が沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入したことを確認した。政府は今回の事案を受け、首相官邸の情報連絡室を官邸対策室に格上げした。
中国船による領海侵入は11月7日以来。同月24日には中国の王毅国務委員兼外相が来日しており、それ以降では初めて。
王氏は来日時に行った日中外相会談後の共同記者発表で、それまでの中国公船の領海侵入について「所属不明の日本漁船が絶え間なく釣魚島(尖閣の中国名)周辺の敏感な水域に入っている。我々はやむを得ず必要な反応をしている」などと説明していた。だが、海保によると、今回の事案では尖閣周辺での日本の漁船や中国の漁船による活動は確認されていないという。【青木純】********************************************************************************************************************************************
またもや中国海警局の船が尖閣諸島周辺の領海に侵入しました。
これで日中外相会談での茂木氏の意見が無視されたという事です。
そしてあの記者発表の中国側の発言、そして茂木氏の態度がこのような事態になったとも言えそうです。
中国は日本の出方を見ています。
ただ抗議するだけでは暖簾に腕押し、糠に釘です。
痛くも痒くもありません。
外相会談の詳細は分かりません。
恐らくお互い自国領だと主張しただけでしょう。
それでは弱いです。
強い抗議と共に、中国の主張を一つ一つ論破しなくてはなりません。
その為の当時の地図に、文書、手紙の類等々、日本にはそれが揃っています。
反論できないように、そして尖閣諸島周辺をうろつかせない為にももっと強い態度で臨むべきです。
なぜそれをしないのでしょう。
言われたら言われっぱなしで、後から抗議をしても意味ありません。
ところでマスコミは国民に誤解を招くような記事を書かないでもらいたいです。
領海侵入は11月7日以来
11月24日に王毅国務委員兼外相が来日以降初めて
これでは勘違いします。
確かに11月7日以降領海侵入していません。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R2_11.pdf
しかし接続水域には9月7日以降、12月1日までずっと侵入しています。
中国は日本の反応、国際社会の情勢を見つつ、領海侵入のタイミングを計っていたのかもわかりません。
それにしても海上保安庁の尖閣周辺への中国船の動向の更新が遅いです。
せめて翌日更新ぐらいしてもらいたいです。(昨日の最終更新は12/2でした)
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R2_12.pdf
それが出来ないなら、河野大臣が指摘していたTwitterで発信すべきです。
海上保安庁のTwitterはありますが、領海に関する投稿は皆無です。(多分ですが)
また中国は海だけでなく空からも尖閣周辺を脅かしています。
それは防衛省のTwitterで見ることができます。
昨日、東シナ海において、領空侵犯のおそれがあったため、航空自衛隊の南西航空方面隊の戦闘機が緊急発進し、対応を行いました。防衛省・自衛隊としては、引き続き、対領空侵犯措置に万全を期していきます。(写真はイメージです) pic.twitter.com/BGiAAEw6c3
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) December 8, 2020
昨日、オホーツク海、日本海及び東シナ海において、領空侵犯のおそれがあったため、航空自衛隊の北部航空方面隊等の戦闘機が緊急発進し、対応を行いました。防衛省・自衛隊としては、引き続き、対領空侵犯措置に万全を期していきます。(写真はイメージです) pic.twitter.com/YY7P1qflWC
— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) December 9, 2020
東シナ海への領空侵犯はほぼ連日でその度に自衛隊戦闘機がスクランブルをかけています。
空から海から、領空領海を脅かされている事実をマスコミは報道すべきです。
そして私たち国民は中国の脅威に危機感を持ち、中国進出の企業は警戒すべきです。
中国は日本が反発すれば、何をするかわかりません。
反日デモに、放火、略奪、そして邦人拘束に対日輸出停止。
目先にとらわれず、もっと中国の恐ろしさを知っておくべきです。
マスコミはこの様な実態に目を瞑らず、報道してこそ、その責務を果たしたと言えるでしょう。