一線超えた中国軍機 尖閣、東シナ海上空の緊張高まる ネットで発表の元空将、改めて警鐘 政府関係者は「前例のない接近だった」と吐露
東シナ海の軍事的緊張が、海上のみならず上空でも高まっている。中国軍の戦闘機が今月17日など複数回にわたり、航空自衛隊機に対し、これまでにない攻撃動作を仕掛けたことが判明。政府関係者は29日、「あれだけの距離に接近したのは前例がない」と指摘した。インターネットのニュースサイトで同空域の危険な実態を明らかにした元空自航空支援集団司令官、織田(おりた)邦男元空将は「現場の緊張感は計り知れなかったはずだ」と警鐘を鳴らす。(石鍋圭)
6月中旬、空自機が那覇空港から緊急発進(スクランブル)した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の公海上空に中国機が接近したためだ。
空自と中国空軍の間には「北緯××度」という暗黙の了解がある。従来、中国機はそのラインまで来るときびすを返すように北上し、空自機と遭遇することはなかった。しかし今回、中国機はその一線を初めて越えてきた。
政府関係者は「珍しい事例」としか説明しないが、実際は現場空域でかつてない緊迫した攻防が繰り広げられていた。
スクランブルをかけた空自機は中国機の周囲を大きく回り込み、後方から真横につけるポジショニングを試みた。中国機パイロットの顔が見える位置から信号射撃などを行い、退去を呼びかけるためだ。
しかし、中国機は想定外の行動に出る。大きく回り込もうとする空自機に対し機首を向け、正面から向き合う体勢をとったのだ。織田氏は「これはいつでもミサイルを撃てる戦闘態勢で、事実上の攻撃動作といえる」と指摘する。
中国機の挑発的行動はなおも続いた。空自機は不測の事態を避けるため同空域からの離脱を図ったが、中国機はこれを追尾。空自機は敵機のレーダー誘導ミサイルなどを撹(かく)乱(らん)する装置を噴射しながら危機を脱した。織田氏によると、こうした事案は6月に入って複数回発生しているという。
同じ時期、海上では中国軍艦が尖閣周辺の接続水域や口永良部島(鹿児島県)周辺の領海などに相次いで侵入している。
織田氏はニュースサイトの記事で、中国側の狙いについて次のように分析している。
「いずれは軍艦を尖閣諸島の領海に居座らせ、空自戦闘機を駆逐して中国戦闘機を自由に領空にとどまらせることにより、実効支配を完結させたいと機会をうかがっていた。今回、その第一歩を踏み出す絶好のチャンスが到来したと判断したのでは」
東シナ海上空で展開される一触即発の事態を明かした織田氏の記事について、日本政府は表向き否定的な立場をとっている。萩生田光一官房副長官は29日の記者会見で、「17日に中国軍用機が南下し、自衛隊機がスクランブル発進をしたことは事実」とした上で「攻撃動作やミサイル攻撃を受けたというような事実はない」と説明した。
また、記事に関し「現役(自衛官)の応援の意味も含めての発信だと思うが、国際社会に与える影響も大きい。内容については個人的には遺憾だ」と述べた。
駐日中国大使館の薛剣(せつけん)・代理報道官も同日の記者会見で、「内容は事実無根だ」と述べた。
これに対し織田氏は、産経新聞の取材に対し「日本政府に情報はあがっているはずだが、事の深刻さを理解していない」と反論した。さらに、「現場が脅威と感じている事案は即刻公表し、再発防止に向けて毅(き)然(ぜん)とした態度をとるべきだ。そうでなければ、中国軍の活動の既成事実化は止められない」と訴えた。
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織田邦男氏がインターネットニューで明らかにした東シナ海の緊張。
先週、尖閣諸島や口永良部島周辺で中国軍艦が領海侵犯したり接続水域入域したり
日本が積極的に反撃出来ない事を嘲笑うかのように挑発していましたが
同じ頃、中国戦闘機が尖閣諸島上空に接近し、自衛隊機がスクランブルをかけていました。
通常は追い払うような形で済むようですが
今回は中国戦闘機はすぐに立ち去らず、威嚇行為をしてきたとか。
一歩間違えれば、大変なことになっていたはず。
自衛隊機のパイロットはかなり緊張し、そして命の危険も感じたのではないでしょうか。
詳細については織田氏と政府の言い分が違うようで
攻撃動作については日中両政府は否定しています。
この否定は事実ではないとの否定なのか
大ごとにしたくないから否定しているのか、よくわかりませんが
どちらにしても一触即発、かなりの危機的状況だったはずです。
憲法9条でこんな時でも日本は何も出来ません。
出来るのは相手から攻撃してきた時に反撃できるだけ。
でもそれでは遅いのです。
反撃する前に自衛隊員は命を落とすことになるからです。
共産党や民進党は「外国に戦争に行く安保法制は廃止すべきだ」と事実誤認の事を言いますが
自衛隊機は中国戦闘機に撃ち落される事があるのがわかっているのでしょうか。
「誰の子も殺させない」とママの会とかいう共産党の下部組織が煽っていますが
自衛隊員の命が危険に晒されているのを分かっているのですか?
折しも共産党議員がNHKで「防衛費は人殺しの予算」と言って大問題になりましたが
以前から共産党内では自衛隊の事を「人殺し」と言っていました。
だからあの議員が生放送中に訂正を求められてもキョトンとしていたというか
問題の大きさに全く気付いていなかったのです。
また共産党は「防衛費」と「軍事費」を使い分けて「防衛費は良いが軍事費はいけない」
と言いたいようですが、そもそも軍事費と防衛費を分けていない筈。
日本には防衛費はあっても軍事費はない筈です。
一般人ならいざ知らず、国会議員という国民を守る立場の人がこれでいいんですか?
こんな人たちに私たちの命や財産を任せられますか?
心地よい、理想的な事を言っている共産党の支持が増えているそうですが
騙されていることに気付いてほしいです。
自衛隊解体を目論んでいるのが共産党です。
共産党を支持するという事は共産主義を支持する事です。
日本が共産主義国家になるという事はどういうことか分かっていますか?
世界を見まわして、共産主義国家はどのような国ですか?
もっと現実を見て、心地よい言葉に惑わされないでほしいです。
「一度やらせてみるか」と軽い気持ちで7年前に投票してどうなりましたか?
マスコミの煽りもあったとはいえ、民主党に投票した人は反省してもらいたいです。
民主党政権より共産党が入った政権はもっともっと酷いものになるでしょう。
一応、民進党は共産党と連立しないと言っていますが
選挙協力したのに共産党は納得するはずはありません。
不誠実な民進党と、公安監視対象の共産党。
これらの野党共闘が票を伸ばす危険をもっと感じるべきです。
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