格差2倍超が続出=「0増5減」区割り―総務省試算(時事通信) - goo ニュース
衆院選の「1票の格差」是正のため、小選挙区を「0増5減」する区割り改定案について、総務省が3月1日現在の各自治体の推計人口を基に試算したところ、東京1区や19区など少なくとも6選挙区で格差が2倍を超えたことが12日までに分かった。地方から都市部への人口流入が続けば、格差がさらに広がることが確実だ。
試算は、総務省が民主党議員の要求に応じ行った。それによると3月1日現在、小選挙区の人口の最少は福島4区(28万4099人)となり、最多の東京1区(58万6597人)との格差は2.065倍だった。このほか東京19区、23区、24区、兵庫6区、7区で格差が2倍を超えた。
小選挙区を「0増5減」する区割り見直しは、2010年国勢調査に基づくもの。これにより、人口最多の東京新16区と、最少の鳥取新2区の格差は1.998倍と2倍未満に抑えたものの、その後の人口変動により2倍超の選挙区が続出した。
格差2倍未満にすればこの問題は解決するのでしょうか。
一票の格差。
どうもよくわかりません。
一票の価値ですね。
都会も田舎も平等にするって事・・・?
そもそも毎日人口の変動があります。
格差の元になる人口は国勢調査時の人数なんでしょうか?
それとも選挙に一番近い日の自治体推計人口なんでしょうか?
仕事を求めて、都会に流入している現代社会。
日々、田舎の人口は減り、都会の人口は増える。
今2倍未満ギリギリの定員にしたら、常時区割り見直しが必要になるでしょう。
勿論最高裁の判決は重いと、重々承知していますが、
もっと根本的な解決を考え、そして発想の転換も必要ではないでしょうか。
地方から都会へと人口が流れるのはなぜか?
その事を考えるべきではないでしょうか。
山間部や海沿いの平地の少ない地方からなぜ人口が減少するのでしょうか。
色々理由があるでしょうが、一番は働くところが無いからです。
もっと地方が活気づくよう、何らかの手立てを打つのが政治ではないでしょうか。
そう考えると、人口比で地方選出の議員が減れば減るほど、
地方の人口減をどうにかしようと真剣に考える議員が少なるでしょう。
想像してみてください。
有権者比が2倍未満にと言っていますが
では、面積を見るとどうでしょう。
2009年の総選挙で一番格差が大きかったのは
千葉4区と高知3区で格差は2.305倍ですが
面積は千葉4区の85.64㎢と高知3区の3649.62㎢で41.6倍もの差があります。
こう考えると、1票の格差を是正するのは最高裁の判決もあり大事だと思いますが、
本当に機械的に考えていいのでしょうか?
なんか、素直にうなずけない自分がいます。
どんどん地方の声が中央に届かず、それにより、地方の人口が減る・・・・。
そんなスパイラルに陥っていきそうな気がします。
まずは3党合意した0増5減の法案を通し、
それと同時に地方がこれ以上人口が減らない政策を考えてもらいたいです。