しょーきゅーし

怪しい妖しい尚休の、一寸気抜けの(含む危ない、過激)プレゼンツ&箴言?を

森の小道

2006年03月04日 18時41分13秒 | 
 人生は、森の小道を歩いている様なものらしい。
 迷う事も有るかもしれんし、道が見えなくなることも有るかもしれん。
 それでも、道は、終着点へと続いている。
 道が分かれた時に、どちらに進むか選ぶのは自分自身なのである。
 その時点で、後戻りは利かない。

 人生ではないが、森の中を歩いていて、猫を見ることは殆ど無い。
 犬は、結構居る。
 基本的に、野生化した猫は、人の気配で身を隠すのかもしれん。尤も、猫も犬も、野生種は殆ど居ないから、自然界では、生息していないのかも。

 所謂ノラ猫は、野生ではないから、その生活圏が人間の其れと重なっていそうだが、本来の野生動物の其れも、大分重なって来ている。実家には狸が住み着き(尤も大正の頃から家には狸が居たらしいが)、白鼻心が天井に入り込んで駆け回っていた。
 となると、テリトリーの重なった物同士で縄張り争いが始まり、そこに本来の先住動物である猫との、或いは犬との三つ巴の展開に。しかも、家の場合は、ノラ猫のテリトリーも重なっており(というより、家の猫が地域のボスとして君臨していたので)代々のボスの根拠地になっているらしいのだ。
 御上によると、ハクビシンは天然記念物だか保護動物だかで、手出し罷りならんという事で、暫くは紛争の舞台と化し、動物界のバランスを身をもって体験していたのである。

 現在も続いているボスの系譜は、「あさぎ」という、秩父産の黒猫(烏猫)から始まったといっても良いだろう。

 あさぎは、ボブテイルの日本猫であり、かなり長生きをした。
 ために、縄張り内の新生猫は、殆どが黒い猫という事になった。
 当然、次代のボスも、黒に白斑の「どす」に決まった。が、「どす」は「あさぎ」の血を引いては居らず、あさぎのNO2が昇格したものだった。

 実際はどうか解らないが、三代目として「あさぎ」の嫡男「すて」が決まっていたようで、「どす」は「すて」を虐めるような事はしなかった。其ればかりか、三代目を狙っていたらしい「あさぎ」の長男で「すて」の庶兄「でび」、是が「すて」を襲った事があった。その時、走りこんできて「でび」を投げ飛ばし「すて」を救ったのも「どす」であり、その最後も、我が家の縁の下で旅立って逝った。
 人目を避けるように、それでいて、手の届くところに、背中を向けて入り口を守るように、ひっそりと逝った。まるで、この家に埋めてくれというように。

 暫くの間、家には、雄猫が居なかったので、ボスを輩出しては居ないが、今居る雄猫「きんしろー」は、現ボスの愛人の子らしい。子猫の内に、母猫が、我が家においていったようだ。同じ模様の兄弟猫と母猫が、ノラをしている。
 そのうちに、またぞろ、ボス猫が、我が家から出るかもしれない。

   今日の箴言
<人も動物を見習う事が有っても良い。本能の領域が大きいものは尚更。>


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ボス猫 (ちゃる)
2006-03-07 11:02:30
雄を飼ったことがないので

ボス猫とかは、この時期近所にくる

赤虎しか見たことないです。



随分長く猫のいない生活を送っていると

猫飼いたいっっ!と思います。

猫のいる家庭がうらやましい~。

犬も充分かわいいんですけれどね
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猫っかわいがり (尚休)
2006-03-07 14:40:58
 猫は、自分を主張して、しつこくない処が好いです。

 但し、あまり舐められ過ぎて、鼻の頭を擦りむいた事も・・・。
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