人生は、森の小道を歩いている様なものらしい。
迷う事も有るかもしれんし、道が見えなくなることも有るかもしれん。
それでも、道は、終着点へと続いている。
道が分かれた時に、どちらに進むか選ぶのは自分自身なのである。
その時点で、後戻りは利かない。
人生ではないが、森の中を歩いていて、猫を見ることは殆ど無い。
犬は、結構居る。
基本的に、野生化した猫は、人の気配で身を隠すのかもしれん。尤も、猫も犬も、野生種は殆ど居ないから、自然界では、生息していないのかも。
所謂ノラ猫は、野生ではないから、その生活圏が人間の其れと重なっていそうだが、本来の野生動物の其れも、大分重なって来ている。実家には狸が住み着き(尤も大正の頃から家には狸が居たらしいが)、白鼻心が天井に入り込んで駆け回っていた。
となると、テリトリーの重なった物同士で縄張り争いが始まり、そこに本来の先住動物である猫との、或いは犬との三つ巴の展開に。しかも、家の場合は、ノラ猫のテリトリーも重なっており(というより、家の猫が地域のボスとして君臨していたので)代々のボスの根拠地になっているらしいのだ。
御上によると、ハクビシンは天然記念物だか保護動物だかで、手出し罷りならんという事で、暫くは紛争の舞台と化し、動物界のバランスを身をもって体験していたのである。
現在も続いているボスの系譜は、「あさぎ」という、秩父産の黒猫(烏猫)から始まったといっても良いだろう。
あさぎは、ボブテイルの日本猫であり、かなり長生きをした。
ために、縄張り内の新生猫は、殆どが黒い猫という事になった。
当然、次代のボスも、黒に白斑の「どす」に決まった。が、「どす」は「あさぎ」の血を引いては居らず、あさぎのNO2が昇格したものだった。
実際はどうか解らないが、三代目として「あさぎ」の嫡男「すて」が決まっていたようで、「どす」は「すて」を虐めるような事はしなかった。其ればかりか、三代目を狙っていたらしい「あさぎ」の長男で「すて」の庶兄「でび」、是が「すて」を襲った事があった。その時、走りこんできて「でび」を投げ飛ばし「すて」を救ったのも「どす」であり、その最後も、我が家の縁の下で旅立って逝った。
人目を避けるように、それでいて、手の届くところに、背中を向けて入り口を守るように、ひっそりと逝った。まるで、この家に埋めてくれというように。
暫くの間、家には、雄猫が居なかったので、ボスを輩出しては居ないが、今居る雄猫「きんしろー」は、現ボスの愛人の子らしい。子猫の内に、母猫が、我が家においていったようだ。同じ模様の兄弟猫と母猫が、ノラをしている。
そのうちに、またぞろ、ボス猫が、我が家から出るかもしれない。
今日の箴言
<人も動物を見習う事が有っても良い。本能の領域が大きいものは尚更。>
迷う事も有るかもしれんし、道が見えなくなることも有るかもしれん。
それでも、道は、終着点へと続いている。
道が分かれた時に、どちらに進むか選ぶのは自分自身なのである。
その時点で、後戻りは利かない。
人生ではないが、森の中を歩いていて、猫を見ることは殆ど無い。
犬は、結構居る。
基本的に、野生化した猫は、人の気配で身を隠すのかもしれん。尤も、猫も犬も、野生種は殆ど居ないから、自然界では、生息していないのかも。
所謂ノラ猫は、野生ではないから、その生活圏が人間の其れと重なっていそうだが、本来の野生動物の其れも、大分重なって来ている。実家には狸が住み着き(尤も大正の頃から家には狸が居たらしいが)、白鼻心が天井に入り込んで駆け回っていた。
となると、テリトリーの重なった物同士で縄張り争いが始まり、そこに本来の先住動物である猫との、或いは犬との三つ巴の展開に。しかも、家の場合は、ノラ猫のテリトリーも重なっており(というより、家の猫が地域のボスとして君臨していたので)代々のボスの根拠地になっているらしいのだ。
御上によると、ハクビシンは天然記念物だか保護動物だかで、手出し罷りならんという事で、暫くは紛争の舞台と化し、動物界のバランスを身をもって体験していたのである。
現在も続いているボスの系譜は、「あさぎ」という、秩父産の黒猫(烏猫)から始まったといっても良いだろう。
あさぎは、ボブテイルの日本猫であり、かなり長生きをした。
ために、縄張り内の新生猫は、殆どが黒い猫という事になった。
当然、次代のボスも、黒に白斑の「どす」に決まった。が、「どす」は「あさぎ」の血を引いては居らず、あさぎのNO2が昇格したものだった。
実際はどうか解らないが、三代目として「あさぎ」の嫡男「すて」が決まっていたようで、「どす」は「すて」を虐めるような事はしなかった。其ればかりか、三代目を狙っていたらしい「あさぎ」の長男で「すて」の庶兄「でび」、是が「すて」を襲った事があった。その時、走りこんできて「でび」を投げ飛ばし「すて」を救ったのも「どす」であり、その最後も、我が家の縁の下で旅立って逝った。
人目を避けるように、それでいて、手の届くところに、背中を向けて入り口を守るように、ひっそりと逝った。まるで、この家に埋めてくれというように。
暫くの間、家には、雄猫が居なかったので、ボスを輩出しては居ないが、今居る雄猫「きんしろー」は、現ボスの愛人の子らしい。子猫の内に、母猫が、我が家においていったようだ。同じ模様の兄弟猫と母猫が、ノラをしている。
そのうちに、またぞろ、ボス猫が、我が家から出るかもしれない。
今日の箴言
<人も動物を見習う事が有っても良い。本能の領域が大きいものは尚更。>
但し、あまり舐められ過ぎて、鼻の頭を擦りむいた事も・・・。
ボス猫とかは、この時期近所にくる
赤虎しか見たことないです。
随分長く猫のいない生活を送っていると
猫飼いたいっっ!と思います。
猫のいる家庭がうらやましい~。
犬も充分かわいいんですけれどね