5月のこの時期(下旬頃)長さ約30 cmにもなる黄色い花序が葉の上に屹立し、遠くからでもよく目立って咲いているこの花は、ジャケツイバラ。マメ科の花。
漢字で「蛇結茨」と書き、枝がもつれ合うさまからヘビ同士が絡み合っているように見えることから命名されとか。
今日、買い物に出かけたついでに見に行ったら、いつものように、若狭の敦賀へ抜ける国道161号追坂峠手前の山ののり面に蔓をのばしてダイナミックに今年も咲いていました。
どこにでも見られる花ではないし、花の咲いていない時期に蔓だけ見ても全く気付かないと思います。季節が春から初夏、梅雨へと向かうこの時期に咲く花という印象があります。
植物は、花の時期と生育環境や気候の環境などすべてが整わないと見られないものです。
来年も再来年も咲いてほしい。そしてまた季節を告げてほしい。
ジャケツイバラ、私にはそんな花です。