(朝日新聞ネットニュースから 以下引用)
東国原知事、県議が糾弾「辞職を」「有権者ぼうとく」
衆院選への不出馬を表明した東国原英夫知事は23日、宮崎県議会の全員協議会に出席し、「一連の行動や発言で多大の迷惑や心配をおかけし、深くおわびする」と陳謝した。一方で、「地方分権を訴えたかった」と理解を求めた知事に対して、県議からは「有権者を冒涜(ぼうとく)した」「職を辞して県民の信を問うべきだ」などと厳しい意見が相次いだ。
午後2時半から始まった全協は2時間半に及んだ。「辞職勧告」に対して知事は「真摯(しんし)に、謙虚に受け止めたい」。その上で、「県知事として初心を取り戻し、全身全霊で職責をまっとうしたい」と訴え、まずは自身のマニフェストを100%達成するために努力することを約束した。
県議の質問の大半は、この間の知事の発言に集中。出馬せずに県政にとどまった場合に「来年2月の予算を編成したら仕事は終わり。残りの任期はぷらーっと過ごす」などと述べたものの、批判が集まると「支持者にぷらーっと休んだらと言われたから」「言葉足らずだった」と弁明していた。
この発言について、高橋透議員(社民)は
「国政転身がうまくいかないから、悔しくて本心が出たとしか思えない。予算が終わったからといったって、あなたは知事なんです」
と猛省を促した。
「しがらみのない県政」を訴えて当選した知事の姿勢を疑問視する意見も出た。田口雄二議員(民主)は、県民フォーラムで「次の知事は(私の)傀儡(かいらい)政権」とした発言について、「知事は県民が選ぶものだ」とくぎを刺した。