いますぐ、十分なセーフティーネットを。
同時に、仕事づくりと均等待遇を。
そして、希望の再生産を。
私たちの未来は、若者に託されます。若者が安心して力を発揮できるよう思い切った構造転換が必要です。
育った環境に左右されず、すべての子どもが望む教育を受けられ、生活の安心・安全を守られる。たとえ失職しても、また自分の望む仕事に就ける。ワーキングプアをつくらず、結婚・子育てへの選択肢も持てる。社会全体が少しずつ助け助けられ、ボチボチ暮らしていける――「連帯」の社会をつくるチャンスはいまです。
今の社会構造は、若者に冷酷な環境を強いています。行政・家族・地域・企業など、様々なセーフティーネットがやせ細ったまま社会に放り出された若者たち。経済危機後のビジョンも見えないまま、負担を背負わされる若者たち。将来の夢どころか、今日の食事や寝床さえ確保できない層を大量に生み出した原因は、労働者をいつでも交換可能な「商品」にさせた雇用政策の過ちであり、外需頼み・大企業優遇の経済政策の過ちです。
しかし、政府の若者自立支援策はいまだに「自己責任」が前提。深刻さを増し続ける雇用危機には対応できません。生き続けたい。そして、学びたい、働きたい、自分の家庭をつくりたい。そんな思いを打ち砕かれ、社会に何の期待も持てなくなった若者を「自己責任」と突き放すのではなく、若者が希望を取り戻せるような社会的支援が必要ではないでしょうか。
社民党は若者を応援します。一番シンドイ思いをしている世代だからこそ、社会を変える力になれるのです。