メーデー:非正規労働者の支援を 道内各地で声上げる 全道メーデー大会終了後、デモ行進する参加者=札幌市中央区の大通公園で2009年5月1日午前11時26分、近藤卓資撮影
連合北海道の第80回全道メーデー大会が1日、札幌市中央区の大通公園で開かれた。高柳薫会長は「雇用保険を受給できない非正規労働者が多数生み出され、多くは失業と同時に貧困に陥り、生活保護を受給せざるを得ない」と指摘し、非正規労働者の支援制度の確立を強く求めた。
民主党の小沢一郎代表も出席し、「北海道の全選挙区で議席を与えていただき、北海道から政権交代する原動力となっていただきたい」と呼びかけた。ただ、秘書が逮捕・起訴された政治資金規正法違反事件については言及しなかった。
連合北海道によると、大会には200団体、約8000人が参加。連合系メーデーは道内16カ所であり、約21万人が参加したという。
一方、道労連も同日、道内42カ所でメーデーを開いた。札幌市中央区の中島公園では、道労連の名知隆之議長が「貧困と戦争をなくすため、力を合わせて頑張ろう」と呼びかけた後、派遣切りなどを批判するメーデー宣言を採択した。【堀井恵里子、高山純二】