日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

蝿虎(ハエトリグモ)

2007-06-28 | 昆虫

「先生これは何ですか」

持ってきたのは6年生のI美ちゃん

Photo_242

アリのようでありながら

ウデが長く

サソリのようにもみえる

Photo_243

アリの半分ほどの大きさなので

近眼と老眼の二重苦の私には辛い

デジカメで取ってから観察すると

おや

蜘蛛だ

Photo_244

ネットで検索するとどうやら

ハエトリグモの仲間のウデブトハエトリのようだ

ハエトリグモは巣を作らない蜘蛛で

辺りを徘徊して獲物をつかまえる

ジャンプしてつかまえるので

英名が「ジャンピングスパイダー」

かっこいいじゃないか

一気に6年生数人がクモブームに乗った

Photo_245

「先生これは?」

いるもんだねえジャンピングスパイダー

これは「マミジロハエトリ」のオスのようだ

Photo_246

まるで忍者のように指から指へジャンプする

かわいいじゃないか

江戸時代には

ハエトリグモを使ってハエをつかまえる

座敷鷹という遊びが流行ったという

「江戸と座敷鷹」http://www.0105.jp/~mizuki/

 

なんだか鷹匠の気分である

Photo_247

子供達がもう1匹見つけてきた

これはむずかしい

アダンソンハエトリのメスかなあ(自信なし)

(探し続けたらヤマジハエトリ♂のようだ)

ええと、この写真を見てわかるように

ハエトリグモの目は一番大きな2個が顔の正面についている

これで物を立体視できジャンプの距離感もバッチリなのだろう

そして、この目・・・ちょっとかわいく見える

Photo_248

Photo_249

ね、どれもつぶらな瞳でしょ

貴方の家の中でも見つかるだろう

彼らは害虫を食べてくれる益虫なのでいじめないでね

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