「先生これは何ですか」
持ってきたのは6年生のI美ちゃん
アリのようでありながら
ウデが長く
サソリのようにもみえる
アリの半分ほどの大きさなので
近眼と老眼の二重苦の私には辛い
デジカメで取ってから観察すると
おや
蜘蛛だ
ネットで検索するとどうやら
ハエトリグモの仲間のウデブトハエトリのようだ
ハエトリグモは巣を作らない蜘蛛で
辺りを徘徊して獲物をつかまえる
ジャンプしてつかまえるので
英名が「ジャンピングスパイダー」
かっこいいじゃないか
一気に6年生数人がクモブームに乗った
「先生これは?」
いるもんだねえジャンピングスパイダー
これは「マミジロハエトリ」のオスのようだ
まるで忍者のように指から指へジャンプする
かわいいじゃないか
江戸時代には
ハエトリグモを使ってハエをつかまえる
座敷鷹という遊びが流行ったという
「江戸と座敷鷹」http://www.0105.jp/~mizuki/
なんだか鷹匠の気分である
子供達がもう1匹見つけてきた
これはむずかしい
アダンソンハエトリのメスかなあ(自信なし)
(探し続けたらヤマジハエトリ♂のようだ)
ええと、この写真を見てわかるように
ハエトリグモの目は一番大きな2個が顔の正面についている
これで物を立体視できジャンプの距離感もバッチリなのだろう
そして、この目・・・ちょっとかわいく見える
ね、どれもつぶらな瞳でしょ
貴方の家の中でも見つかるだろう
彼らは害虫を食べてくれる益虫なのでいじめないでね
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